2018年12月18日
子供叱るな来た道だもの
今度のセンターは“GAFA”のひとつ。
今日、ブースに入ってビックリ。
一人ひとりのスペースが経験ないほど広い。
北海道弁でいうところの、“あずましい”ブースです。
ただどうしても不安があります。
はっきり言って研修についていけません。
研修中の同期では私が一番の高齢かも知れません。
若者が多い中で数名、年長者がいて私がその頂点かも知れません。
また前のセンターが行き届いた研修でした。
が、今度の講師はまだ不慣れなようです。
若者たちは研修内容をどんどん吸収していきます。
しかし私は端末の操作に時間がかかり、その間に話が進み迷子になります。
慣れている講師なら、皆の足並みを揃えるのにいちいち確認してから次に進むことでしょう。
私にも講師経験があるので物足りなく感じてしまいます。
またどこのセンターでも共通しているのは、講師が自己流です。
しっかりしたレクチャーを受けて講師になっているわけではありません。
私が教わったのは、
「受講生は目隠しをされて手を引かれていくようなもの。」
だから迷子にしてはならないのです。
具体的には、今から何をするのか、今何を見るのか、しっかり示さなくてはなりません。
しかし大抵、いつの間にかプロジェクタースクリーンの説明で、またいつの間にか端末画面の説明に。
これこそはっきり言わなくてはなりません。
「はい、スクリーンを見て下さい!」
「はい、端末のモニタを見て下さい!」
というようにです。
といっても若い人たちはその辺りも器用にこなしているのでしょう。
若い人が多い中、ついていけないのは私ひとりかも知れません。
私ひとりのために、研修を止めては悪いので我慢します。
昔、講師をしていた頃を思い出します。
当時私は30代半ば。一番バランスの取れていた年代だったでしょう。
そのとき、年配者の中には、ついてこれない人がどうしてもいました。
私は、どうしてついてこれないんだろう、もともと不向きな人なのかな?
そう思ったりもしました。
でも今、私がその道を歩んでいるのです。
こんな言葉があります。
子供叱るな来た道だもの
年寄り笑うな行く道だもの
来た道行く道二人旅
これから通る今日の道
通り直しのできぬ道
若い頃には想像できなかった道を私も通っている。
ただ、
研修にはついていけなくても、仕事ができないとは思っていません。
コールセンター歴10年になりました。
また、コールセンターに勤務する前はシステムエンジニアもしていました。
ただ、若い人より少し時間がかかるだけ。
また、まだ経験の浅い講師なのでしょう。
一生懸命さが空回りして、自らを追い詰めているようにさえ見えます。
しかし、それは大目に見ても、ちょっとな・・
という一面も。
それは進行していく研修の中で、たびたび、
「どうすればいいと思いますか?」
と質問をしてきます。
いや、
ちょっと待って、
まだ聞いていないから。
それを習うのが研修でしょう。
でも講師は初めは挙手を求め、誰も挙手しないと次に名指しします。
しかし名指しされた研修生だって、まだ習っていないことは即答できません。
そのため、この間に余計な時間を消費してしまいます。
私はそんなのやめて、その分時間を切り詰め、
私のように遅れそうな人を気遣うこと。
そして
「はい、スクリーンを見て下さい!」
「はい、端末のモニタを見て下さい!」
これを徹底して欲しいと思うんです。
伝えたいところなんですが、へたをすれば講師のプライドにキズをつけます。
伝えるにはそれなりのシチュエーションが必要で、作るのには無理があるかと思います。
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