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2021年01月29日
【宮崎】ブルーベリーでコロナ不活化か
NHK:https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20210128/5060008522.html
宮崎大学医学部の森下和広教授らのチームは、大学で開発したブルーベリーの品種「くにさと35号」の茎や葉に含まれる成分に、新型コロナウイルスの感染や増殖を抑える、不活化の効果が認められたとする研究成果を発表しました。
研究チームでは、このブルーベリーのポリフェノール成分が効果を発揮したとみています
◇宮崎県 新型コロナ無症状4人に1人 無自覚に感染、拡散恐れ(宮崎日日新聞)
宮崎県で1〜20日に発表された新型コロナ感染者で、症状の詳細が明らかになっているほぼ4人に1人が陽性判明時点で無症状だったことが、宮崎日日新聞のまとめで分かった。
宮崎大学医学部の森下和広教授らのチームは、大学で開発したブルーベリーの品種「くにさと35号」の茎や葉に含まれる成分に、新型コロナウイルスの感染や増殖を抑える、不活化の効果が認められたとする研究成果を発表しました。
研究チームでは、このブルーベリーのポリフェノール成分が効果を発揮したとみています
◇宮崎県 新型コロナ無症状4人に1人 無自覚に感染、拡散恐れ(宮崎日日新聞)
宮崎県で1〜20日に発表された新型コロナ感染者で、症状の詳細が明らかになっているほぼ4人に1人が陽性判明時点で無症状だったことが、宮崎日日新聞のまとめで分かった。
2021年01月27日
塩野義製薬、新型コロナの重症化抑制薬の開発・販売権を米社に譲渡
塩野義製薬は26日、新型コロナウイルスの重症化の抑制を目的とした受容体拮抗薬のライセンスをバイオエイジ社(米国カリフォルニア州)に譲渡する契約を締結したと発表しました。
↓ ↓
https://www.shionogi.com/jp/ja/news/2021/01/20210126.html
◇新型コロナ治療薬の開発はどこまで進んだ? 島根大学などが作製に成功した「人工抗体」は切り札となるか
人工抗体:軽症向け
レムデシビルやデキサメタゾン:中等症から重症向け
ヘパリン:重症向け
↓ ↓
https://www.shionogi.com/jp/ja/news/2021/01/20210126.html
◇新型コロナ治療薬の開発はどこまで進んだ? 島根大学などが作製に成功した「人工抗体」は切り札となるか
人工抗体:軽症向け
レムデシビルやデキサメタゾン:中等症から重症向け
ヘパリン:重症向け
2021年01月24日
【アメリカ】抗体治療薬、コロナ発症「8割減」 米製薬大手が発表
朝日新聞:https://www.asahi.com/articles/ASP1Q31TDP1PUHBI05Z.html
米製薬大手イーライリリーは21日、新型コロナから回復した患者の抗体をモデルに、人工的につくった「モノクローナル抗体」を使った注射薬「バムラニビマブ」の大規模治験で新型コロナウイルスの発症リスクを大幅に下げる効果が確認されたと発表したそうです。
↓ 記事はこちら ↓
朝日新聞:https://www.asahi.com/articles/ASP1Q31TDP1PUHBI05Z.html
米製薬大手イーライリリーは21日、新型コロナから回復した患者の抗体をモデルに、人工的につくった「モノクローナル抗体」を使った注射薬「バムラニビマブ」の大規模治験で新型コロナウイルスの発症リスクを大幅に下げる効果が確認されたと発表したそうです。
↓ 記事はこちら ↓
朝日新聞:https://www.asahi.com/articles/ASP1Q31TDP1PUHBI05Z.html
2020年12月30日
メトホルミンはCOVID-19女性患者の死亡率を下げる?
日経メディカル:https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202012/568420.html
米国Minnesota大学のCarolyn T Bramante氏らは、2019年に2型糖尿病または肥満と診断された経歴のあるCOVID-19入院患者の治療成績を調べ、メトホルミンの使用が死亡率に影響を与えていたかどうかを検討するコホート研究を行い、患者全体では死亡率に差は見られなかったが、メトホルミンを使用していた女性患者では死亡率が有意に低下していたと報告したそうです。
肥満者や2型糖尿病患者では、内臓脂肪細胞から炎症反応や血液凝固を促進するアディポカインが分泌され、TNFαやIL-6の濃度が高くなりやすい。メトホルミンにはそれらを抑制するとともに、炎症を抑制するIL-10を増幅する作用もあり、それらの効果は男性より女性の方が強いことが知られているそうです。....
◇東大TLOがコロナ治療薬候補「フサン」海外治験へ
東大病院ではアビガンと「ナファモスタットメシル酸塩(製品名フサン)」の併用療法を、新型コロナで肺炎を発症し、集中治療室(ICU)で人工呼吸器や心肺補助システム(ECMO)を使う重症例で実施。12例中11例が退院し有効性が示された。2化合物の作用の仕組みが異なる上、一部で問題となる血栓を同化合物が抑えるためとみられる。
米国Minnesota大学のCarolyn T Bramante氏らは、2019年に2型糖尿病または肥満と診断された経歴のあるCOVID-19入院患者の治療成績を調べ、メトホルミンの使用が死亡率に影響を与えていたかどうかを検討するコホート研究を行い、患者全体では死亡率に差は見られなかったが、メトホルミンを使用していた女性患者では死亡率が有意に低下していたと報告したそうです。
肥満者や2型糖尿病患者では、内臓脂肪細胞から炎症反応や血液凝固を促進するアディポカインが分泌され、TNFαやIL-6の濃度が高くなりやすい。メトホルミンにはそれらを抑制するとともに、炎症を抑制するIL-10を増幅する作用もあり、それらの効果は男性より女性の方が強いことが知られているそうです。....
◇東大TLOがコロナ治療薬候補「フサン」海外治験へ
東大病院ではアビガンと「ナファモスタットメシル酸塩(製品名フサン)」の併用療法を、新型コロナで肺炎を発症し、集中治療室(ICU)で人工呼吸器や心肺補助システム(ECMO)を使う重症例で実施。12例中11例が退院し有効性が示された。2化合物の作用の仕組みが異なる上、一部で問題となる血栓を同化合物が抑えるためとみられる。
2020年12月17日
アビガン 新型コロナ治療薬の審査は21日に決定も難航の見通し
NHK:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201217/k10012768181000.html
新型コロナウイルスの治療薬として承認申請が行われている新型インフルエンザ治療薬の「アビガン」について、厚生労働省の審議会は今月21日に審査を行うことを決めました。関係者によりますと、現時点の治験のデータだけで有効性を評価するのは難しいという指摘も出ていて、審査は難航する見通しです
新型コロナウイルスの治療薬として承認申請が行われている新型インフルエンザ治療薬の「アビガン」について、厚生労働省の審議会は今月21日に審査を行うことを決めました。関係者によりますと、現時点の治験のデータだけで有効性を評価するのは難しいという指摘も出ていて、審査は難航する見通しです
2020年12月03日
新型コロナ感染防ぐ「抗体」 感染から半年後 98%の人に残る
新型コロナウイルスへの感染を防ぐ「抗体」について新たな調査結果がまとまりました。
横浜市立大学などの研究グループは、新型コロナウイルスに感染しその後、回復した人を調査した結果、98%の人は半年後も感染を防ぐ抗体が体内に残っていることがわかったと発表しました。
少なくとも半年間は再感染のリスクが低下するほか、開発中のワクチンにも期待が持てる結果が出たとしています。
「抗体」はウイルスに感染した人の体内にできるたんぱく質で、このうち「中和抗体」と呼ばれるものは、ウイルスの働きを抑え感染を防ぐ力があるとされています。
感染から半年後の血液を分析した結果、
▽無症状や軽症者は97%、
▽中等症や重症者は100%、
▽全体にすると98%
の人が、体内に中和抗体が持続していることがわかりました。
↓ 記事はこちら ↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201202/k10012741951000.html
https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2020/20201202yamanaka.html
横浜市立大学などの研究グループは、新型コロナウイルスに感染しその後、回復した人を調査した結果、98%の人は半年後も感染を防ぐ抗体が体内に残っていることがわかったと発表しました。
少なくとも半年間は再感染のリスクが低下するほか、開発中のワクチンにも期待が持てる結果が出たとしています。
「抗体」はウイルスに感染した人の体内にできるたんぱく質で、このうち「中和抗体」と呼ばれるものは、ウイルスの働きを抑え感染を防ぐ力があるとされています。
感染から半年後の血液を分析した結果、
▽無症状や軽症者は97%、
▽中等症や重症者は100%、
▽全体にすると98%
の人が、体内に中和抗体が持続していることがわかりました。
↓ 記事はこちら ↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201202/k10012741951000.html
https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2020/20201202yamanaka.html
2020年11月23日
「コロナ重症化」タンパク質で“予測・防止”
テレ朝ニュース:https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000199163.html
新型コロナの治療薬となる可能性がある“特殊なタンパク質”を開発したと、京都府立医科大学の星野温助教などの研究チームが発表しました。
「ウイルスが感染する前に先回りしてくっついて、ウイルスが細胞に感染できなくなるようにする薬です。」
体内に侵入した新型コロナウイルスは「肺の細胞の表面」にある『ACE2』と呼ばれるタンパク質にくっつき、細胞に侵入して感染することがわかっています。研究チームはこの『ACE2』を作り変えてウイルスとくっつく力を100倍以上強くした“特殊なタンパク質”を開発しました。
これを薬として患者に投与すれば、新型コロナウイルスに先回りしてくっつき、細胞に侵入するのを防ぐことができるといいます。
「それが肺に広がって肺炎にならないように、言ってみれば感染するけれども命に関わることがないように、しっかり予防できる薬になることを想定してます。」
“重症化を防ぐ治療薬”開発に向け、研究チームは来年度にヒトへの臨床試験開始を、再来年度の実用化を目指しています。
「この装置が実際に患者さんの血液中のタンパク質の濃度を、短時間で測定してくれる自動装置です。」
コロナ患者の血液を調べた研究チームは、重症化するかどうかを感染初期に予測できるタンパク質を発見しました。血液中に含まれる5つのタンパク質のうち、「CCL17」は、健康な人は300前後の数値ですが、重症化する人は感染初期から100以下の低い値になっていることが世界で初めてわかりました。また他の4つのタンパク質は、重症化する数日前に急激な濃度上昇があると分かったのです。
これらのタンパク質の濃度変化で、『重症化する可能性がある人』が事前に見極められるため、早期治療も可能になるといいます。
京都府立医科大学 星野温助教
新型コロナの治療薬となる可能性がある“特殊なタンパク質”を開発したと、京都府立医科大学の星野温助教などの研究チームが発表しました。
「ウイルスが感染する前に先回りしてくっついて、ウイルスが細胞に感染できなくなるようにする薬です。」
体内に侵入した新型コロナウイルスは「肺の細胞の表面」にある『ACE2』と呼ばれるタンパク質にくっつき、細胞に侵入して感染することがわかっています。研究チームはこの『ACE2』を作り変えてウイルスとくっつく力を100倍以上強くした“特殊なタンパク質”を開発しました。
これを薬として患者に投与すれば、新型コロナウイルスに先回りしてくっつき、細胞に侵入するのを防ぐことができるといいます。
「それが肺に広がって肺炎にならないように、言ってみれば感染するけれども命に関わることがないように、しっかり予防できる薬になることを想定してます。」
“重症化を防ぐ治療薬”開発に向け、研究チームは来年度にヒトへの臨床試験開始を、再来年度の実用化を目指しています。
国立国際医療研究センター 杉山真也・副プロジェクト長
「この装置が実際に患者さんの血液中のタンパク質の濃度を、短時間で測定してくれる自動装置です。」
コロナ患者の血液を調べた研究チームは、重症化するかどうかを感染初期に予測できるタンパク質を発見しました。血液中に含まれる5つのタンパク質のうち、「CCL17」は、健康な人は300前後の数値ですが、重症化する人は感染初期から100以下の低い値になっていることが世界で初めてわかりました。また他の4つのタンパク質は、重症化する数日前に急激な濃度上昇があると分かったのです。
これらのタンパク質の濃度変化で、『重症化する可能性がある人』が事前に見極められるため、早期治療も可能になるといいます。
タグ:CCL17
2020年11月07日
新型コロナ治療薬の現在 結局レムデシビルは効くのか?トランプ氏に使われたモノクローナル抗体の効果は?(忽那賢志 先生)
新型コロナウイルス感染症の患者は、発症から1週間くらいはインフルエンザのような症状を呈します。
この時期には新型コロナウイルスが体内で増殖しています。
大半の人は、このようなインフルエンザ様症状の時期を終え自然に良くなりますが、一部の患者では発症から約7日目前後くらいから、ウイルス量は減少しているにも関わらず、息切れなどの肺炎の症状が増悪し、さらに一部は重症となり集中治療室での治療が必要になることがあります。
この時期は、感染者の免疫反応による過剰な炎症が症状悪化の原因と考えられています。
こうした病態に基づいた治療として、
・ウイルスが増殖している発症早期に抗ウイルス作用を持つ治療薬を投与する
・過剰な炎症反応が起こっている発症約7日目以降には抗炎症作用を持つ治療薬を投与する
というのが現在の標準的な考え方となっており、国内で承認されているものとして前者はレムデシビルが、後者はデキサメタゾンなどのステロイドが使用されるのが標準治療になっています。
:
いずれにしても劇的に効く治療薬というものではなく、重症化してしまう前になるべく早く投与すればある程度効果は期待できるものなのだろう、というところかと思います。
この研究では発症から中央値で4日目にはLY-CoV555が投与されており、少なくとも発症して早期にこの中和抗体を投与すればウイルス量を減らすことが可能であり、重症化も阻止できるかもしれない、ということが示唆されます。
:
これらの結果が意味することは、発症から時間が経過しすでに重症化してしまっている症例に対しては効果は期待できないのではないか、ということです。
↓ 記事はこちら ↓
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201103-00206181/
※長く続きそうですね...このパンデミックは(> <)
この時期には新型コロナウイルスが体内で増殖しています。
大半の人は、このようなインフルエンザ様症状の時期を終え自然に良くなりますが、一部の患者では発症から約7日目前後くらいから、ウイルス量は減少しているにも関わらず、息切れなどの肺炎の症状が増悪し、さらに一部は重症となり集中治療室での治療が必要になることがあります。
この時期は、感染者の免疫反応による過剰な炎症が症状悪化の原因と考えられています。
こうした病態に基づいた治療として、
・ウイルスが増殖している発症早期に抗ウイルス作用を持つ治療薬を投与する
・過剰な炎症反応が起こっている発症約7日目以降には抗炎症作用を持つ治療薬を投与する
というのが現在の標準的な考え方となっており、国内で承認されているものとして前者はレムデシビルが、後者はデキサメタゾンなどのステロイドが使用されるのが標準治療になっています。
:
結局レムデシビルは効くのか?
いずれにしても劇的に効く治療薬というものではなく、重症化してしまう前になるべく早く投与すればある程度効果は期待できるものなのだろう、というところかと思います。
モノクローナル抗体は有効か?
この研究では発症から中央値で4日目にはLY-CoV555が投与されており、少なくとも発症して早期にこの中和抗体を投与すればウイルス量を減らすことが可能であり、重症化も阻止できるかもしれない、ということが示唆されます。
:
これらの結果が意味することは、発症から時間が経過しすでに重症化してしまっている症例に対しては効果は期待できないのではないか、ということです。
↓ 記事はこちら ↓
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201103-00206181/
※長く続きそうですね...このパンデミックは(> <)
2020年11月06日
沖縄からコロナ治療薬開発へ!琉球大
QAB:https://www.qab.co.jp/news/
琉球大学は2020年11月5日、横浜市立大学大学院などと共同で、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ薬の開発を始めると発表しました。
現在新型コロナについては軽症患者と、酸素吸入を必要としない中等症患者に対しては、まだ承認された炎症を抑える薬がありません。研究では、古くから痛風発作の治療薬として使われており、比較的安価な「コルヒチン」に注目。「コルヒチン」がウイルスに対しての過剰な炎症反応を抑え、重症化を防ぐ可能性があるとみて、患者に投与しその有効性を確かめます。
琉球大学は2020年11月5日、横浜市立大学大学院などと共同で、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ薬の開発を始めると発表しました。
現在新型コロナについては軽症患者と、酸素吸入を必要としない中等症患者に対しては、まだ承認された炎症を抑える薬がありません。研究では、古くから痛風発作の治療薬として使われており、比較的安価な「コルヒチン」に注目。「コルヒチン」がウイルスに対しての過剰な炎症反応を抑え、重症化を防ぐ可能性があるとみて、患者に投与しその有効性を確かめます。
2020年11月05日
群馬大院教授がコロナウイルスを人工合成に成功 感染再現や仕組み解明へ
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20201105/k00/00m/040/044000c
神谷教授は国立感染症研究所から入手したウイルスの遺伝子を細菌人工染色体(BAC)に組み込み、遺伝情報を細胞内で複製して人工的に新型コロナウイルスを作り出した。
新型コロナウイルスと、遺伝子の約8割が同じといわれる「重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルス」との比較では、免疫細胞の活性化に関係する「ORF3b」という遺伝子の長さに明確な違いがあることが分かっている。人工合成は、こうした個々の遺伝子の解明につながる。
また、遺伝子を改変し、緑色蛍光タンパク質(GFP)を組み込んで発光するようにすれば、可視化も容易になるという。
神谷教授は「人工合成ウイルスは、新型コロナウイルスの解明のための最初のツール。感染や増殖を再現して病原性が発生する仕組みを明らかにすることも可能だ」と話している。
神谷教授は国立感染症研究所から入手したウイルスの遺伝子を細菌人工染色体(BAC)に組み込み、遺伝情報を細胞内で複製して人工的に新型コロナウイルスを作り出した。
新型コロナウイルスと、遺伝子の約8割が同じといわれる「重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルス」との比較では、免疫細胞の活性化に関係する「ORF3b」という遺伝子の長さに明確な違いがあることが分かっている。人工合成は、こうした個々の遺伝子の解明につながる。
また、遺伝子を改変し、緑色蛍光タンパク質(GFP)を組み込んで発光するようにすれば、可視化も容易になるという。
神谷教授は「人工合成ウイルスは、新型コロナウイルスの解明のための最初のツール。感染や増殖を再現して病原性が発生する仕組みを明らかにすることも可能だ」と話している。