2020年11月23日
「コロナ重症化」タンパク質で“予測・防止”
テレ朝ニュース:https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000199163.html
新型コロナの治療薬となる可能性がある“特殊なタンパク質”を開発したと、京都府立医科大学の星野温助教などの研究チームが発表しました。
「ウイルスが感染する前に先回りしてくっついて、ウイルスが細胞に感染できなくなるようにする薬です。」
体内に侵入した新型コロナウイルスは「肺の細胞の表面」にある『ACE2』と呼ばれるタンパク質にくっつき、細胞に侵入して感染することがわかっています。研究チームはこの『ACE2』を作り変えてウイルスとくっつく力を100倍以上強くした“特殊なタンパク質”を開発しました。
これを薬として患者に投与すれば、新型コロナウイルスに先回りしてくっつき、細胞に侵入するのを防ぐことができるといいます。
「それが肺に広がって肺炎にならないように、言ってみれば感染するけれども命に関わることがないように、しっかり予防できる薬になることを想定してます。」
“重症化を防ぐ治療薬”開発に向け、研究チームは来年度にヒトへの臨床試験開始を、再来年度の実用化を目指しています。
「この装置が実際に患者さんの血液中のタンパク質の濃度を、短時間で測定してくれる自動装置です。」
コロナ患者の血液を調べた研究チームは、重症化するかどうかを感染初期に予測できるタンパク質を発見しました。血液中に含まれる5つのタンパク質のうち、「CCL17」は、健康な人は300前後の数値ですが、重症化する人は感染初期から100以下の低い値になっていることが世界で初めてわかりました。また他の4つのタンパク質は、重症化する数日前に急激な濃度上昇があると分かったのです。
これらのタンパク質の濃度変化で、『重症化する可能性がある人』が事前に見極められるため、早期治療も可能になるといいます。
京都府立医科大学 星野温助教
新型コロナの治療薬となる可能性がある“特殊なタンパク質”を開発したと、京都府立医科大学の星野温助教などの研究チームが発表しました。
「ウイルスが感染する前に先回りしてくっついて、ウイルスが細胞に感染できなくなるようにする薬です。」
体内に侵入した新型コロナウイルスは「肺の細胞の表面」にある『ACE2』と呼ばれるタンパク質にくっつき、細胞に侵入して感染することがわかっています。研究チームはこの『ACE2』を作り変えてウイルスとくっつく力を100倍以上強くした“特殊なタンパク質”を開発しました。
これを薬として患者に投与すれば、新型コロナウイルスに先回りしてくっつき、細胞に侵入するのを防ぐことができるといいます。
「それが肺に広がって肺炎にならないように、言ってみれば感染するけれども命に関わることがないように、しっかり予防できる薬になることを想定してます。」
“重症化を防ぐ治療薬”開発に向け、研究チームは来年度にヒトへの臨床試験開始を、再来年度の実用化を目指しています。
国立国際医療研究センター 杉山真也・副プロジェクト長
「この装置が実際に患者さんの血液中のタンパク質の濃度を、短時間で測定してくれる自動装置です。」
コロナ患者の血液を調べた研究チームは、重症化するかどうかを感染初期に予測できるタンパク質を発見しました。血液中に含まれる5つのタンパク質のうち、「CCL17」は、健康な人は300前後の数値ですが、重症化する人は感染初期から100以下の低い値になっていることが世界で初めてわかりました。また他の4つのタンパク質は、重症化する数日前に急激な濃度上昇があると分かったのです。
これらのタンパク質の濃度変化で、『重症化する可能性がある人』が事前に見極められるため、早期治療も可能になるといいます。
タグ:CCL17
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