2020年11月05日
群馬大院教授がコロナウイルスを人工合成に成功 感染再現や仕組み解明へ
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20201105/k00/00m/040/044000c
神谷教授は国立感染症研究所から入手したウイルスの遺伝子を細菌人工染色体(BAC)に組み込み、遺伝情報を細胞内で複製して人工的に新型コロナウイルスを作り出した。
新型コロナウイルスと、遺伝子の約8割が同じといわれる「重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルス」との比較では、免疫細胞の活性化に関係する「ORF3b」という遺伝子の長さに明確な違いがあることが分かっている。人工合成は、こうした個々の遺伝子の解明につながる。
また、遺伝子を改変し、緑色蛍光タンパク質(GFP)を組み込んで発光するようにすれば、可視化も容易になるという。
神谷教授は「人工合成ウイルスは、新型コロナウイルスの解明のための最初のツール。感染や増殖を再現して病原性が発生する仕組みを明らかにすることも可能だ」と話している。
神谷教授は国立感染症研究所から入手したウイルスの遺伝子を細菌人工染色体(BAC)に組み込み、遺伝情報を細胞内で複製して人工的に新型コロナウイルスを作り出した。
新型コロナウイルスと、遺伝子の約8割が同じといわれる「重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルス」との比較では、免疫細胞の活性化に関係する「ORF3b」という遺伝子の長さに明確な違いがあることが分かっている。人工合成は、こうした個々の遺伝子の解明につながる。
また、遺伝子を改変し、緑色蛍光タンパク質(GFP)を組み込んで発光するようにすれば、可視化も容易になるという。
神谷教授は「人工合成ウイルスは、新型コロナウイルスの解明のための最初のツール。感染や増殖を再現して病原性が発生する仕組みを明らかにすることも可能だ」と話している。
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