2019年01月19日
2019年センター試験
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軽〜いノリでセンター試験を解きながらコメントしてみます。
幅広い文法力、語彙力、コロケーションや慣用的な表現力を問われます。月並みな感想になりますが、いろいろな「知識」の有無が試されているだけで、英語を使って「何ができるか」はあまり問われていないと感じます。英語を「使う」ことを前提に訓練してきた高校生ではなく、大量の暗記と大量の問題演習をこなしてきた者がもっとも恩恵を受ける、そういう試験。
私のような文法好きには、解説したくなる問題がちゃんと入っている。数個だけ解説がてら取り上げます。
第2問
問4
We should make the changes to the document quickly as we are [ 11 ] out of time.run out of「〜がなくなる」
runに「流れる(flow)」の意味があることがわかると理解が早まります。この場合、timeが外へ流出しているイメージ。runny nose「鼻水」。"A River Runs Through It"は、ロバート・レッドフォード監督、ブラッド・ピッド主演の映画(1992)。"Water Runs Dry"はBoyz U Menのヒット曲。
問5
It was impossible to [ 12 ] everyone's demands about the new project.定番のコロケーション。meet +(need/demand/expectation/requirementなど)。ここでのmeetは「満たす(fulfill, satisfy)、達成する(achieve)」。TOEICテストでも頻出。meetの「あう」という感覚を生かして、meet a standard「基準に合わせる」と考えてもいいかもしれません。
問6
Write a list of everything you need for the camping trip. [ 13 ] you might forget to buy some things.otherwise「そうしないと(←もう一方のやり方では)」。接頭辞-wiseは「方法(way)、方向(direction)」。likewise「同様に」、clockwise「時計仕掛けの」。
問7
Text messaging has become a common [ 14 ] of communication between individuals.means「手段」。冠詞(a)や前置詞(of)がカッコに<名詞>が入ることのヒントに。ただし、文脈をとっていないと、あわててmeaningを選びそう。by all means「何としてでも」、by no means「決して〜ではない」もついでに覚えてしまいましょう。ロバート・フルガムのこの言葉は個人的なお気に入り。
By all means break the rules, and break them beautifully, deliberately and well.
-----Robert Bringhurst
どうにかしてルールを破るんだ。それを、見事に、慎重に、しかも上手にやるんですよ。
-----Robert Bringhurst
どうにかしてルールを破るんだ。それを、見事に、慎重に、しかも上手にやるんですよ。
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