2018年11月01日
嘘と矛盾
世の中は矛盾だらけである
他人の人生を歩むな、とか
自立しなさい
そうやって言いながらも
言っている人自体何かに縛られて生きている。
会社に勤めている上司が、会社の理念として
自立しましょうと言ったり、学校の先生が個性を大切にしましょう
と言ったりしているけれど
そういっている言葉さえもルール
組織や集団の中で決めたルールの中で生き、従っている。
家族というのも組織
それらは、個性が集まった中のシェアではなく、
集団意識・世間体・常識である。
それは自立なのだろうか?
どんな自分の意見があったとしても
周りに合わせ、同じにしなければ生きていけない
だから世の中に矛盾を感じる。
自分の好きな事をしたい
好きな人と一緒に居たい
好きな場所で好きな仕事をしたい
そういった
沢山の自分がいるけれど
それを叶える為には、我慢しなければならないことも同じだけ有る。
それを得る為には問題を解決する能力や財力が必要だ
今のところはまだ
財力が無ければ上手くいかない。
もともとある人と、もともとない人では全く出来ることが変わってくる
もともとある人は、そこに足していけば良い
もともとない人はもがいてつかみ取らなければ得られない
「出来ないことは何もない」というけれど、
もともとない環境の場合は、その分を補うために
自分の何かを犠牲にしてささげる必要も出てくる。
それは、出来るようにする分だけ、自分がもともと持っている大切な何かを
無くしてしまわないと得られないのかもしれない。
何かを得るためにはその引き換えに何かを失う
この言葉は本当かも知れない
その何かはその人によって違う。
例えば、愛がほしい人が
愛を守るために、愛を失ったり
愛が有っても、財力が無いために愛を失ったり
愛を守るために財力ばかりに囚われて
気が付けば愛を失ったり
自分の希望や目的を果たすために
自分の本心を押し殺してしまったり
そうやって矛盾だらけの中、もがいている。
本当の自分が何なのかも
何をしたいのかも分からなくなってしまう。
自分一人で生きられる、自由な世界はきっとくるけれど
それはまだ遠い話だ。
また、女性の場合は本能的に家族が欲しい
子供を産むは時間が限られているから
若いときに幾ら、「私は結婚しない、自由に生きる!」と意気込んでいても
やっぱり歳を重ねていくと、女の寿命に恐怖を覚える
勿論その時に相手がいるなら更に強く意識してしまう。
選択肢を何に向けるのか
10年後の自分がどうしていたいのか・・・
全く見えない目標を追いかけるのは難しい事である。
永遠の命を持っているなら別だ、
自分一人で生きていける世界なら何をやってもいい
けれど今のところそうじゃない。
10年後、どうしたいかによって今が変わる。
子供は諦めて仕事をとるのか
恋人を諦めて親をとるのか
結婚を諦めて夢をとるのか
家族を諦めて恋人をとるのか
夢を諦めて恋人をとるのか
恋人を諦めて夢をとるのか
感情を抑えて財力を得るのか
愛のある家庭が欲しいなら
財力が必要だ
財力を得るには、ホワホワした感情や愛は置いておかなければならない
お金が無くても愛が有れば幸せというのは嘘である
お金が無ければ稼ぐために必死になり病気になったり
喧嘩したり、結局愛を失ってしまう。
お金が無ければ大切な人も、自分自身も守れない。
けれど、財力を得るためには愛とか、家庭とか
そういった感情は邪魔になる。
家族も恋人を優先していたら仕事にならない
そして、自分のもともとやりたいことや、ホワホワした世界観では
勝つことが出来ない。
こう言ったことは男性の課題かもしれない。
その分女性には包容力が必要になってくる。
この世の中は嘘と本当が混ざり合った闘いの世界である。
結果と理論的な事だけが真実だ
けれど理論的な事しか残らなければ
ロボットと同じで
感情が無ければ生み出す事が難しい。
気力や活力は感情が無ければ湧かない。
世の中のほとんどの本当だと思っている事は
視点を変えると嘘になる
けれどそんなのは悲しから
皆、目を背けたり
自分の都合に合わせてとらえているのかもしれない。
本当は嘘でもあるし、嘘は本当でもある。
矛盾の中で、一番大切な何かを自分で守らなければならない
自分にとっての希望
自分にとっての喜び
それは引き換えに渡してはいけないものだ
心を失ってしまったら、生きている意味が無い。
人間はロボットでも駒でもないのだから。
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