ウルフ製の新しいハンマースプリングを入れたK-38を、射撃場でテストして来ました。シングルアクションでは100%の発火率で、全く問題ありませんでしたが、ダブルアクションではまだ何発か不発が出てしまいました。実は、現在使用中のリロード弾はCCI550というマグナムプライマーを使っているんですが、このプライマーはスタンダードの物に比べて硬いのが知られています。ダブルアクションでの不発は、恐らくこのプライマーの硬さが原因ではないかと思います。
何で38スペシャルにマグナム用のプライマーを使っているのかというと、実は二年程前に起こったひどい品不足の際に、スポーツ用品店になぜか一箱(千個入り)だけ売れ残っていたピストル用スモールプライマーを、あまりよく確認せずにとにかく購入してしまったんです。購入後よく見てみると"Magnum"という文字が見難い赤字で書かれてあるのに気づきましたが、38スペシャル程度の低圧弾では全く危険も問題も無いので、そのまま使っています。私が現在所持している新しいモデルのM67やM686Plusは、ファイアリングピンがハンマーではなくフレームに付いていて、ダブルアクションでも全く問題なく発火します。古い銃には味わいがあって、表面仕上げも綺麗なので好きなんですが、やっぱりバンバン撃つのであれば新しいモデルのほうが強度も信頼性も比較にならないほどずっと上です。