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2015年10月14日
『ミステリ・オペラ』第2回本格ミステリ大賞受賞(小説部門)(2002年)著者山田 正紀(やまだ まさき)
ミステリ・オペラ
平成元年東京。編集者の萩原祐介はビルの屋上から投身、しばらく空中を浮遊してから墜落死した。
昭和13年満州。建国神廟の奉納オペラ『魔笛』を撮影すべく「宿命城」へ向かう善知鳥良一らの一団は、行く先々で“探偵小説”もどきの奇怪な殺人事件に遭遇する。
そして祐介の妻・桐子は亡き夫を求めて、50年の歳月を隔てた時空を行き来することに…
“検閲図書館”黙忌一郎が快刀乱麻を断つ第55回日本推理作家協会賞受賞作。第2回本格ミステリ大賞受賞。
著者 山田正紀
1950年生まれ。明治大学政経学部経済学科卒。74年、SFマガジン誌上に『神狩り』を発表して作家デビュー、同年の星雲賞を受賞する。以後、『弥勒戦争』『宝石泥棒』(星雲賞受賞)といったSF作品をはじめ、冒険小説やミステリなど、幅の広い作品を精力的に発表し続けている。82年『最後の敵』で第3回日本SF大賞を受賞。『ミステリ・オペラ―宿命城殺人事件』で、第55回日本推理作家協会賞受賞。第2回本格ミステリ大賞受賞。