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2015年10月10日
『百年法』第66回日本推理作家協会賞受賞(長編及び連作短編集部門)(2013年)著者山田 宗樹(やまだ むねき)
百年法 上
原爆が6発落とされた日本。敗戦の絶望の中、国はアメリカ発の不老技術“HAVI”を導入した。
すがりつくように“永遠の若さ”を得た日本国民。
しかし、世代交代を促すため、不老処置を受けた者は100年後に死ななければならないという法律“生存制限法”も併せて成立していた。
そして、西暦2048年。実際には訪れることはないと思っていた100年目の“死の強制”が、いよいよ間近に迫っていた。
経済衰退、少子高齢化、格差社会…国難を迎えるこの国に捧げる、衝撃の問題作。
著者 山田宗樹
1965年愛知県生まれ。98年「直線の死角」で第18回横溝正史賞を受賞。2003年に発表した『嫌われ松子の一生』は、映像化もされ大ベストセラーとなった。『百年法』で初めてのSF巨編を手掛ける。
第66回は短編部門で 若竹七海の 「暗い越流」が受賞しています。
評論その他の部門で諏訪部浩一の『『マルタの鷹』 講義』が受賞しています。