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2020年02月07日
娘の就活
2015年 4月から
娘も就活を始めた
わがまま言わなければ 職種を選ばなければ
どうにかなるのかな?と 最初は考えていた
娘はデザイン関係の学部に在籍していたのが
事務系の仕事に就きたいと言っていた
グラフィックデザインの勉強をしていた娘は
大学生活をとても楽しんでいた
友達にも 教授にも恵まれ
学生らしい有意義な時間を過ごしていたと思う
けれども デザイン系の仕事には就きたくない!と
本人の堅い思いがあった
尊敬していた先輩が
就職後 体調を崩して離職してしまった事が
ことの外ショックだったらしい
デザインをとても愛していて
勉強熱心で インターンでもしっかりと実績を上げ
意気揚々と就職した方で 娘の憧れだったのだ
詳しくは知る由もないが
" 大好きな事を仕事にするのは 辛い事もある " と
先輩からの言葉があったらしい
なんの職種でもそうだが 「好き」の分野が
「仕事」として納得できるようになるのは
一般的に難しいし 時間がかかると思う
私個人の考えでいえば
好きの度合いが深いほど
仕事とそのものとの乖離が激しくなるのではないかと
4月 5月と 1社ずつ試験・面接に行ったのだが
その二つとも 内定までには至らなかった
私は ズルいようだが
正社員でなくてもいいのでは?と思い始めていた
正直 採用する側だったら
デザイン科出身の子を 事務職で雇うか?という事
派遣でもいいから 社会人として
自分が納得するところで働ければいいのでは?と
娘には話していた
長男 次男とも
就活に関してはスムーズに行ったわけではないので
私自身 娘という事もあり それほど焦ってはいなかった
年度内に決まらなければ 派遣社員だな・・・と
ボンヤリ考えていた
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2020年02月06日
2015年4月
この年の春は 穏やかな天候が続き
桜も綺麗に咲いた
娘もまだ大学生
比較的スケジュールを組みやすかったので
バイトが入っていない週末は
県内あちこちの桜を見に歩いた
運転は夫が買ってでてくれたのでお任せ
県内だけでも 名所と言われるところが数多く
とても見きれるものではないが・・・
春爛漫の桜の花を
あと何年 何回観られるか分からない、という
ある種の恐怖心のようなものは
最初の手術後の春から いつも胸底に淀むようにあった
特に意識した事はなかったが やはり桜は好きだったのだ
" 延命率 " " 生存率 " とかいう言葉よりも
桜を見られなくなるかもしれない!と実感した時の方が
よほど 怖い思いをした
不思議なものだ
免許証の更新が最後かも・・・と考えた時には
自分でも驚くほど冷静だったのに
桜を見ることができなくなるかも?と考えた時には
なんだか 心の底からさみしくて怖くなったのだから
この感覚が 俗にいう " 日本人のDNA " というものなのか?
週末ごとに あちこちお花見に出かけ
何だか とても穏やかな気持ちになったこの時期
O先生の定期検診で 2時間待たされようが
のんびり イライラせずにいることができた
やっと順番が来て 診察室に入ると
ニコニコとしてご機嫌なO先生が
頭の上で 両手を使って大きな丸を作っていた!
「ニャンままさん
レントゲンも採血結果も 大きな変化はありませんでしたよ
先月の宣言通り 免疫力が上がって来たのかな?
このまま また来月まで様子を見ていきましょう!
もちろん イレッサも抗がん剤も身体には入れないままで」
やったぁーーーーーーーーーーーー!!!!!
お花見がてら あちこちの神社仏閣を回ったせいなのかな?
パワースポットらしきところにもたくさん行ったし!!!
とにかく この調子で頑張れば 来年のお花見も楽勝だ!!!
病院駐車場周りの たくさんの綺麗な桜を見ながら
来年のこの時期も絶対・・・
いや これから何年先でもまだまだ元気に通うからね!!!
と ニヤニヤご機嫌で帰宅した
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2020年02月05日
今年も!!!
上京したり 帰宅してからは仕事だったりと
バタバタしていたが・・・・
気がつけば もう2月2日を迎えてしまっていた!!!
2012年2月2日
右肺上葉を切除した 私の第二の誕生日だ!
病気をしっかり自覚していたつもりで
実は なかなか実感がわかなくて
今思い起こせば 妙にふわふわしていた感もある
あれよ、あれよと手術ということになったわけだが
麻酔から覚めた寒さと痛みの中で " 生きてたぁ" と
ホッとしたことも事実だ
とにかく あれから色々あったものの
今年も無事に " 誕生日 " を迎えることができた
最後だと思っていた免許証の更新もできたし
子供達は3人とも 伴侶を見つけられたし
たぶん無理だろうな・・・と諦めていた
孫の顔を見ることもできたし
夫との様々なことも
ある意味 生きていたからこそ経験できたもので(笑)
とにかく
自分に向けて Happy Birthiday!!!!!
また 1日 1日 力みず自然体で
楽しく笑って生きていこう!!!!!
(来月には戸籍上の誕生日を迎える そして還暦!!!)
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2020年02月04日
今の状況なのに?
先週末 息子宅からの連絡
下の孫が発熱したと!
それも 40,2℃!!!
1歳2ヶ月あまり・・・
大きな病気だったらどうしよう?
土曜日に上の孫の幼稚園での入園説明会等があり
もちろん連れて行く事はできないから、と応援要請!
結果的には
赤ちゃんによく見られる " 突発性発疹 " であったのだが・・・
急ぎ上京した 東京駅構内
驚いたのは マスク姿の人が想像していたよりも少ない!
インフルエンザ蔓延!とか言われていた
昨年の方がマスク人口が多かったような・・・
銀座や上野 渋谷、新宿などの
観光客が多い場所では 皆用心してマスク着用だと思うのだが
" 東京 " という事で 気合い入れて行ったのだが
ちょっと肩透かしを食らった思いだ
新宿駅で乗り換えの際にも
暖かかったせいか マスクをしている人は
特に多いとは感じなかった
私は 2012年に肺の一部を取ってから
インフルエンザの予防接種をしたのは2年だけ!
(決して 褒められる事ではなく むしろ無謀!笑)
なので 人様にどうこう意見できる立場ではないのだが・・・
コロナウィルスに限っては
現時点であのSARSよりも亡くなっている方が多く
検査キットはもちろん
未だにワクチンや治療法が確立されていないので
未知の病気として 念には念を入れて注意しないと!と思う
うがい・手洗い マスク着用はもちろん
アルコールジェルも持ち歩いている
今回は 孫のところに行くという事で特に注意していた
検査を拒否する人がいたのは とても信じられないことだし
陰性だったはずの人が 時間を経て陽性になったり、と
全く油断のできない 得体の知れないウィルスだ
1日も早く 終息宣言が出されることを祈るばかり
対岸の火事とは思わずに これからも油断せず
自分にできる事はきちんと実行していこうと思う
(今更ながら・・・)
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2020年02月01日
治療はどうする?
内科の先生が
エコー検査の結果を O先生に伝えてくれている
服を整えて 診察室に戻る間 考えてみた
画像上では 特に異常はなかったし
もちろん今のところ 自覚症状らしきものは感じない
けれど O先生はマーカー値の上昇を気にしていたし
服薬か 抗がん剤点滴のどちらかは勧められるだろうな・・・
何が嫌だって どちらも嫌だ!!!
9月からのイレッサ休薬のおかげで
あれほど乾燥して
発疹・ヒビ切れが出ていた身体中のあちこちが
保湿剤を塗らなくてもいいほど改善していた
顔中にあった 地割れのようなヒビ切れも治ってきている
この状態から さらに快復するためにも
イレッサを飲むという事は 絶対に避けたかった
それと 抗がん剤を点滴するのは
今の自分の中では 選択肢の一つとしても絶対に無い!
数値の上昇も " 劇的 " というほどではないし
女医先生が言った通り 画像に異常もないのだ
よし!!! 現段階での治療は断固拒否しよう!!!
根拠のない決意と覚悟で O先生の元へ戻った
「ニャンままさん
今 内科の先生と話をしていたのですが
エコー検査でも 異常は認められなかったようですね」
「先生
自分では 数値が上昇している事は仕方ないにしても
今の段階で すぐに治療を始めるのは納得いかないです」
治療開始にあたって
少々恐怖を抱いている心持ちが伝わったようだ
「そうですね・・・
全身状態が非常によく
マーカー値の上昇も極端なものではありません
何より
ニャンままさんご本人の同意が得られそうもないですし」
わかってましたよ、という雰囲気で笑い出す先生
「焦らず 様子を見てみますか!
けれど 来月の採血結果によっては 必ず治療を始めると
約束していただけないと・・・笑」
「大丈夫です!!!
治療することのないよう 元気に免疫力上げて過ごします!」
何という 身の程知らずというか・・・・
よくも先生の前でそんなことを言い放ったものだ!
今 思い出しても 恥ずかしくて冷や汗ものだ(笑)
けれど この時の自分は
とにかくこれ以上 体に薬を入れたくなかった
気のせいだろうけれど・・・
身体中の細胞が拒否しているように感じていた
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2020年01月31日
2015年 3月定期検診
義父の麻酔科の付き添いから1週間後
今度は自分の検診だ!
予約は午後からだったのでのんびりと
レントゲンと 点滴しながらの造影MRI撮影
腎臓を摘出してから初めての造影MRI!
ちょっとドキドキしていたが
点滴が落ちきるまで 待機室で横になれたので
O先生のもとに行く頃には 落ち着いてきた
先生のところで あらためて採血結果と画像の件を聞く
「CA19−9は 1900台に下がってきましたよ
CEAは落ち着いてますので良かったです!
ただ・・・膵臓に関する数値が少し上がってますね」
そういって おもむろに内科の先生に電話をかけ始めた
「肺腺ガンで右腎臓摘出後の患者さん エコーをお願いしたく・・・
今から 至急扱いで診ていただく事は可能ですか?」
話がトントンと進んで あれよあれよと
エコー室に連れていかれた!
内科の女医先生が すでに準備を終えて待っていてくれた
「ニャンままさんですね?
お疲れのところ申し訳ありませんが 見落としのないように
しっかりエコー検査させていただきますね!」
丁寧なご挨拶の後 すぐにエコー検査に!
相変わらず ジェルが冷たくて・・・
私自身の体の中とはいえ
どこがどうやら 何が正常なのか全くわからない中
先生は ゆっくりと一つ一つの臓器を説明しながら
何回もじっくりと確認してくれた
「ニャンままさん
私が今診た限りでは 特に異常は見当たりません
膵臓関係の数値も ぶれやすいものもあるので
画像に異常が見受けられない現時点では ご心配はないかと」
にっこり笑って話していただき こちらも肩の力が抜けた
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2020年01月30日
2015年3月 年度末
年度末に向かい 仕事も忙しく
毎日 慌しいながらも 楽しく過ごしていた
その頃 義父の腰の具合が悪化していた
体をかばって動いてたのもあり 痛みが酷くなり
日常生活にも支障が出てきた
脊椎やら腰やら 全身に渡っての痛みなので
投薬だけではもう限界で 根本的に解決しましょうと
かかりつけ医からの紹介で手術となったのだ
最初に肺の部分切除をした病院で 勝手知ったるだったので
麻酔科の付き添い等は 私が行くことになった
そして 執刀医の名前を見たら なんとO先生!!!
先生も とても驚いていた
「おなじ苗字だとは思っていたけれど
まさかニャンままさんのお義父さんとは!!」
義兄夫婦にも そのことを伝えると
大笑いしながらも これで心配ないね!と太鼓判
(もちろん無事に 3月半ばの手術は成功した)
年度末といえば 異動の発表時でもある
夫もその例に漏れず・・・
それまでの職場から2年で異動になった
何だか 異動間隔が短くなっているような・・・
まぁ 齢も重ねてきているので仕方がないか
首にならないだけでも ありがたいと思わなくては!
また 違う職場か・・・・
まさか もう悪いことはしでかさないと思うが
正直 夫を信じきれていないので 不安はつきまとっていた
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2020年01月29日
2015年 2月
前回の定期検診での採血結果は
注視している腫瘍マーカーが 二つとも下降していた
先生から言われた通り イレッサを休薬していたが
体調も 自覚するようなだるさや疲れもなく
仕事も シフト通りにきちんとこなせていた
一番寒い時期を迎えていたが
3回目の誕生日も無事に迎えられていた
(最初の手術日2012年2月2日が新しい誕生日!)
2月も半ばになり O先生のところへ行く日
予約は午後だったので
寒空の中 午前中は友人とカフェ巡りなどをして
気持ちをアゲアゲにして 病院へ向かった
採血量は1本分だけだったので 時間もそれほどかからず
O先生は 午前中の診察後の疲れも見せず
相変わらずにこやかに迎えてくれた
先生は 手元の採血結果のプリントを見ながら
少し困ったような顔をした
「うーーん なかなか上手くはいかないな・・・」
「え? 採血結果が悪かったんですか?」
「悪い・・というか
状態が変わってきているようです
腎臓を摘出してから まるまる3ヶ月が過ぎましたが
今まで 少しづつでも必ず下降していたマーカー値が
ここにきて ほんの少しですが上昇に転じているんです」
あぁーーーー イレッサやめてるからかな???
「CA19−9の値が また2100を超えてきてますね
CEAは 1.2くらいですが 前回より上がってますね」
それから先生が続けた
「来月 もう一度採血をした上で MRIを撮りましょう
その結果を踏まえて PET検査をするかどうか
セカンドステージの抗がん剤点滴をするか
色々なパターンを考えて 対応していきましょう」
は? もし転移再発だったら イレッサではなく
抗がん剤点滴になるの???
先生からの言葉で 一挙に気持ちが落ち込んでしまった
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2020年01月27日
最近の体調
2020年は年明けから
体調が 良かったり悪かったり・・・
例年の寒さと比べれば 数段暖かく過ごしやすいので
寒さの影響というのは ほぼ無いと思っている
けれども最近 細かいスケジュールの仕事が続いたり
夜更かしが続いているせいか だるさが抜けなかったりする
ガンに関しては
O先生からもお墨付きをいただけるほど
落ち着いていて 自分でも何の心配もないほどだ
ただ 疲れやすくなっているのは感じる
年を重ねてきている事もあるし
腎臓が一つだけだというのも
文字通り ボディブロウのように効いているのかもしれない
冬だから 水分摂取の量も少なくなっているのだろう
よくよく考えてみれば 思い当たることはたくさんあるし
自身でコントロールできるし しなくてはならない事ばかり
先週の体調不良も 熱こそそれほど上がらなかったが
完全に本調子に戻ったのかというと かなり怪しい
こんな時に また風邪をひいたり
油断して肺炎にまでなったら大変だ!!!
年度末に向かって 仕事も忙しくなるし
今まで以上に 日々の生活を丁寧にしていかないと
皆様も くれぐれもお大事になさってください
(それにしても 隣国のコロナウィルスは恐怖だ!)
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2020年01月26日
イレッサは?
2014年10月30日 右腎臓を摘出
その1ヶ月前から イレッサの服用はしていなかった
術後 退院後 いずれの検査時にも
腫瘍マーカーが 下がってきている状態だったので
しばらく休薬したまま 様子見しましょうというのが
O先生の見解だった
手術が終わると同時に裁判の決着もつき
別居していたアパートも退去して
病気以外の大きな心配事からは とりあえず解放された時期
なので 自分の中でも 少し休薬を続けてみたい思いもあった
2015年1月の 定期検診
O先生のもとに 新年の挨拶がてら(笑)伺う
「ニャンままさん
顔色も良く 体調もいいように見受けられますね」
そう言われて 思わず
これまでの事を先生に話したくなったほどだ
「今日の採血結果ですが・・・・
CEAが今までの最低と言ってもいいくらいですよ!
何と 0、7でした!!! 前回よりもまた低くなってます!」
信じられなかった!!!
まさか 1以下の数値まで下がるとは!!!
イレッサも飲まず 抗がん剤も打っていない
「CA19-9の方も下がってきているんですか?」
「もちろん 以前よりは下がってきてますよ
・・・と言っても まだ2000近くはありますが」
そうか・・・それほど簡単には下がってくれそうもないな
少し気落ちした私の顔を見て O先生は続けた
「以前も話しましたが CA19-9はとてもブレやすい数値なので
そんなに落ち込むことはありませんよ
むしろ のんびりとした下がり方であっても
確実に減少していますから そこを評価していきましょう」
先生にそう言ってもらえると とても心強い!
「そういう訳ですし
体調もすこぶる良いようにお見受けしますので
イレッサを始めるのは
もうしばらく先延ばしにしてみようかと思います」
え? いいのかな?
このまま飲まないでいて また再発とかになったら?
「今日のCT画像も とても綺麗だったので
来月の検診時の採血結果を楽しみに このまま頑張ってみましょう」
先生は にっこり笑って言い切った!
そうだな!!!
精神的な煩わしさから解放されて
どれほど 体が喜んでくれているのか 自分でも知りたいし
先生から どん!!っと背中を押してもらった気がして
姿勢正して 診察室を出た
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