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2018年09月13日

在宅医療について:父と私の場合


 以前 ちょっと触れた事があるが
 
 私は自宅を離れ 単身赴任の形で
 実家の両親の手助けをしている

 子供達も成人し独立して 
 夫の転勤もなかった中でのいいタイミングだった



 「介護」というほどの大げさなことではないが
 90歳と82歳の両親なので 自身で動ける事が
 だんだんと少なくなって来ている


 加えて 両親ともに心臓の手術を経験しているので 
 定期的な検診のほか 服用薬の管理も重要だ




 今年の暑さは 夏生まれの父にもさすがに辛かったようで

 総合病院の心臓外科外来で あまりにも長い待ち時間に 
 具合が悪くなってしまい大変だった
 
 年一回の 総合病院での診察なので
 本人も気を張って行っていたのだが・・・




 先週 私と母だけで 父の掛かり付け医に行った

 連日服用している薬を処方してもらうための
 定期的な通院だ


 そこで 思い切って 父の主治医に相談してみた
 

 「先生 父の通院がなかなか難しくなりました。
  デイサービスも もう3ヶ月ほど休んでいます。

  総合病院で 順番待ちの間に具合が悪くなり
  帰宅後 その疲れで 翌日朝まで眠ってしまったこともあり
  本人が 通院に苦痛を感じるようになりました。

  外出するための着替えさえも嫌がるようになり
  母からの 着替えるようにとの説得にも応じなくなったんです。

  お薬は処方していただきたいし 私としても
  定期的に状態観察をしていただきたいので
  この際 在宅で診ていただくことは出来ませんか?」



 先生は 長いこと父を診ていてくださっているので
 とても残念そうではあったが にこやかに

 「お父様が辛いのであれば 無理強いはしませんよ。
  
  さっそく 在宅医療専門に活動しているクリニックに
  連絡を入れます。

  2〜3日中に 最初の訪問の相談電話があると思いますよ」




 ここでも 先生に恵まれて良かった・・・と安堵した


 その日の午後には すぐに連絡が入り
 昨日 訪問医と担当事務の方、研修生が来宅してくれた


 イメージしていたより ずっと親身になってくださり
 どんな小さな質問にでも 丁寧に答えてくださった

 もう それだけで 充分すぎるほどの安心感
 全てをお任せしよう!と思えるほどだった





 私もガンになってから 自身の命の閉じ方を
 日々 真剣に考えている

 実は 葬儀はもう手配してあるし

 通院できなくなったり 寝たきりになった場合を想定して
 在宅医も候補だけで 2、3件のクリニックを
 選んである(その時に 空きがある方に依頼するつもり)




 初めに 病気を宣告された時
 ショックだったのは言うまでもない


 しかし ものすごく そう とてつもなく 
 ポジティブに捉えるなら

 その時の自分の病気の進行度は

 あらゆることに対して
 「実行可能期間」なり「準備期間」があるという状態だった




 震災で実母を亡くした友人は言っていた

 「何もしてあげられなかったし 何も出来なかった。

  何よりも 本人が ”死 の自覚” を持っていないまま
  あちらの世界に行ってしまったのが哀しい。

  どんなにか悔しかったろうに・・・」



  「死の自覚」という言葉が 当時ピンとこなかったが
  今は 文字通り 痛いほど理解できる!






 病気になってしまったのは まぎれも無い事実だ!



 けれど そうなってしまったからこそ なおさら思う



 「同じ時間 生きてる時間
 
  泣いてる時間があったら 笑おうよ!!」と









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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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