2018年09月03日
職場への報告
先生と化学療法をすると決めて帰宅
治療は ガンマナイフだけで終われるとは
自分でも思っていなかったけど
化学療法となる・・・気が重い
翌日出勤してすぐ 直属の上司に報告
「半年近くの治療ですか・・・
私としては 辞めるという事は
考えてほしくないですね
繁忙期ではないので 所長に打診します」
いやいや そんな・・・・
今回は 手術とは違って
長い期間の治療になるし
それに 一応辞表も持ってきてるし・・・
オロオロする私を尻目に
すぐに 所長に確認してくれた
何と!!!
半年間は アルバイトを雇うので
治療に専念してもらって構わない、と
どうして辞めるの? 戻って来れるでしょ?と
そんな風に言っていただけるとは!
けれども 当時の私は うれしいながらも
あまりのことに恐縮してしまった
「お言葉に甘えさせていただくとしたら
化学療法の入院時だけ休んで
他の日には 出勤させてください」
と お願いしてみた
すると
「どういう形の休みにするか あるいは
治療なしの時のみの勤務にするか等は
総務次長と面談して 方向性を決めるように」と
翌日 早速 総務次長と面談があった
いつもにこやかで穏やかな人柄の方だったが
一通りの挨拶と状況説明をすると
にわかに 表情が曇った
「ニャンままさん
病気の事を 軽く見すぎてはいませんか?
抗がん剤を点滴する、という化学療法を
しっかり受け止めていますか?
残念ながら 貴方が考えている以上に
治療は過酷になるかもしれないのですよ?」
なるべく 考えないようにしていた
調べると色々とわかってくる副作用や
その後の様子などを
自分の身体のことは 病気がわかってから
以前よりずっと 把握していたつもりだ
最初の抗がん剤が合わない、と感じたり
転移した時は ただ事ではない!
転移場所を知りたいと 先生に訴えたり
けれど 化学療法は未知数で
副作用の程度も 個人によって差があり過ぎる
押し黙ってしまった私をみて
総務次長が 口を開いた
「私の家内が 乳がん経験者です。
すでに手術から5年が過ぎていますが
抗がん剤治療の時は 本当に大変でした。
病気と治療を甘くみないでください。
中途半端に 仕事に出てくるなんて
そんなふうに考えないで下さい。
半年間 休業して
治療に専念して下さい!!!
病気と正面から向き合って
ご自分のためにも ご家族のためにも
しっかり治療してきて下さい!」
何だかもう 頭の中がグワングワンしてきた
総務次長の奥様が 乳がん経験者?
半年間 休業して治療に専念???
正社員でもないオバさんなのに・・・
ここまで言ってくださって
もう 感謝の念しかない
本当にいいのだろうか?
皆さんに迷惑ではないのだろうか?
結局
翌日の6月3日入院時から
化学療法7クール後までの10月いっぱいまで
お休みをいただける事になった
さぁ いよいよ 化学療法だ!!
自分の中で 出来れば後回しに・・・と
考えていた治療だ!!!
でも 今なら
体力も体重も 充分すぎるほどある(笑)
職場の皆さんにも 理解していただいた上に
たくさんの激励も・・・・
肺腺がんごときに負けずに
「完全復帰」を目指してやろうじゃないの!!!
俄然 力が湧いてきた!!!
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