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2018年08月15日

上座と下座の見分け方

 先日、宴会で若い人が上座に座って平気な顔をしているのを見かけました。

 いまの若い人は上座、下座の区別もつかないんですね・・って、じゃあ自分はちゃんと知っているんでしょうか?
 そういえば自分も漠然と奥が上座、手前が下座くらいの認識しかありません。
 本当に合っているのでしょうか?

 調べてみると色々ありけっこう面倒です。

【和室】
 床の間を背にする位置が上座。 出入り口が下座。
 基本は上座から順番に地位の高い人が座ります。

【応接室】
 二人がけのソファが上座。 一人がけが下座。
 基本は和室と同じで入口側が下座になります。
 ただし、テーブルの脇に補助のいすを出すときは部屋の一番奥になってもそこが下座です。

【円卓】
 一番奥が上座。 出入り口が下座。

【自動車】
 後部座席の右側(運転席の後ろ)が上座。 前の助手席が下座。
 後部座席の左側が2番目で中央が3番目。

【エレベータ】
 操作ボタンの後ろが上座。 操作ボタンが下座。
 後ろの上座のとなりが2番目 その前が3番目。
 基本は自動車といっしょです。

 と、いろんなシーンがあってなかなか覚え切れないと思いますが、ちょっと考えると共通点があります。

 上座は動きずらい場所。⇒入口側
 下座は動きやすい場所。⇒奥


 です。

 出入り口に近い人は、宴席でオーダーを取ったりといろいろと立ち上がらなければなりません。
 奥に座ってしまっては身動きがとれないので、動く必要がある人は入口の近くに陣取ったほうが良いでしょう。

 一方、上座は一度座ってしまえばその席がお開きになるまで立ち上がる必要がない人が座ったほうが効率が良いことになります。
※実際に狭い宴席で上座に座らされたとき、トイレに行きづらくてとても困ったことがあります

 むかしの風習って、それなりに機能的にできているんですね。
 だからいままで残ってきたのでしょう。

 そうは言っても場所によっては下座のほうが眺望が良いとか、上座は直射日光が当たってしまうなど、お客様をもてなすには不向きな場合がありますね。
※ホテルのスカイラウンジなどで有りがちです

 こんなときには黙って案内せず、
「眺めがよいのでこちらでいかがでしょう?」
 などと一声添えるとお客様も良い気持ちで座れると思います。

 また、入口のある方に床の間があることもまれにあり、どっちが上座かわからないことも・・
 こんなときはその場所にあわせて
「無作法ですみません、こちらが上手かと・・」
 とご案内するのもひとつの手かと。
 そうすれば普通のお客様は納得してくれるかと思います。

 そんな細かいこと、いまどき気にしないよ!
 という方もたくさん居るとは思いますが、自分は気にしなくても相手は気にしていることが多々あります。

 ちょっとした気遣いで円滑なビジネスや人間関係がまわると思えば簡単なこと。
 せめて「奥が上座、手前が下座」くらいは覚えておきましょう。

 間違っても、お客様を案内せず自分が先に座るようなことは無いように!

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 2004年から糖尿病対策で自転車通勤を始め、その楽しさにはまりました。 雨の日の電車賃、メンテナンス費用を、会社からの通勤費でまかなっていますが、収支はプラスにできています。
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