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2021年04月21日
睡眠力〜仕事のパフォーマンスを上げる睡眠マネジメント〜
夜は「自律神経」を整える習慣・朝は「体内時計」をセットする習慣・昼は「睡眠圧」を高める習慣 3つの視点で生活様式を整える必要があるのです。
睡眠を削ると、集中力、注意力、判断力、実行機能、即時記憶、作業記憶、数量的能力、数学能力、論理的推論能力、気分、感情など、仕事をすすめるうえで必要な多くの脳機能が低下することが明らかになっています。
睡眠時間を削って勉強していた学生で、合格した学生を見たことがない。十分な力を発揮するために、日々本番だと思って、同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣を今から身に付けておきなさい」というものでした。
「勤務間のインターバル制度」をご存知でしょうか。 EU諸国では1993年に導入済みで、 24時間につき最低連続 11時間の休息を与えることが義務付けられています。つまり、 18時まで働いたら、翌朝は午前7時以降でないと働かせてはいけない。別の言い方をすると、夜 24時まで残業をしたら、翌日の 13時まで「休ませなくてはいけない」という制度です。
睡眠不足による病気のリスクについては、多くの研究が示していますが、有名なのが2015年のカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究です。睡眠時間が7時間以上だった人に比べ、6時間未満だった人は、風邪にかかる確率が4・2倍高いことがわかりました。
睡眠時間と肥満についての研究で、睡眠時間5〜6時間で1・2倍、4〜5時間で1・5倍、4時間以下では1・7倍も太りやすくなることが分かっています。つまり、睡眠不足になればなるほど太りやすくなるのです。 この現象は、睡眠不足によって、ホルモンバランスが乱れることにあります。睡眠が不足すると、食欲増進ホルモンのグレリンの分泌が増え、食欲抑制ホルモンのレプチンが減ってしまうのです。
シェークスピアが、「快い眠りこそは、自然が人間に与えてくれたやさしい看護婦である」と表現したように、良質な睡眠をとることで、自律神経を回復させることができます。
夜遅い時間い食事をして、お腹の中に食べ物が残った状態で睡眠をとることは、脳や筋肉が休息状態に入ったとしても、内臓はずっと残業をしている状態。これでは体は休まりません。アルコールを飲むと寝つきはよくなるが睡眠の後半、午前3〜4時くらいに交感神経の活動がONとなり、覚醒サイクルに入ります。すると、十分な睡眠の時間が確保できないため、睡眠の質を低下させる。
お酒を大呂に飲めば飲むほど、体内からビタミンB1が失われてしまう。ビタミンB1は疲労回復のビタミンとも呼ばれ、健康を維持するために欠かせない栄養素である。体内で不足することで糖質の代謝が停滞し、筋肉や脳の疲労回復を妨げる。
寝る前には何度も読んだことのある漫画などを読むといい。好奇心を刺激する情報満載のネット記事や新しい漫画を読むのではなく、すでにストーリーが分かっているため、脳が興奮しないというのがポイントです。
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2021年04月20日
絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ
「まあ、こんな感じかな」とか、「これでいいか」とか、曖昧に出した結論はダメだ。十中八、九失敗に終わる。成功したとしても、それはたまたま運が良かっただけである。 確実に勝利をつかむには、「これしかない」というところまで自分を追い込み、考え抜かなければならない。
仕事の面白さは、己のしてきた苦労に比例する。考えることは、苦しい。しかし、考えに考えて考え抜くことは、自分の人生を豊かにすることにほかならない。
人間の頭は放っておくと硬直化するので、意図して変化をつけるくらいがちょうどいいのだと思います。
人が最大の力を発揮するのは、切羽詰まった時である。傑出したものは、必ず、息苦しい緊張の中からほとばしるエネルギーによって生み出されるのだ。
とにかく銀色夏生は、僕のこれまでの経験や概念では、全く説明のつかない人だった。あんなに居心地の悪い思いをしたのは、何も彼女の態度のせいばかりではないはずだ。 僕は引き出しから万年筆を取り出し、彼女に手紙を書いた。『正直言って、あなたの対応は不愉快でした。でも、僕の気持ちをここまで波立たせるということは、あなたに僕の知らない何かがあると思い直しました。お願いがあります。もう一度会っていただきたいのです。』 それから何度か会い、わかったのは、彼女は人見知りでも、不愛想でもない。ましてや僕に嫌悪感を抱いていたわけでもない。ただ、彼女の住んでいる世界が、僕とは違うだけなのである。 銀色は何にも毒されていない、自分だけの確固たる世界を持っていた。少年少女がほんのいっときだけ持つことの許される、甘く切ない気持ちをそのまま結晶化したような、類い稀なる無垢な魂の持ち主であった。僕は、原稿はもとより、本のタイトル、デザイン、紙の種類まで、すべてを彼女に任せた。僕は一切口を出さなかった。こんなやり方をしたのは、初めてだった。僕の仕事は、彼女独自の世界を、外部の菌から守る事だけだった。そして、86年に出版された彼女の文庫書き下ろしの処女作『これもすべて同じ一日』から、僕が角川書店をやめるまでの9作すべてが100万部を超える大ベストセラーとなった。異物を飲み込めた時、想像を絶する結果が待っている。
一番腹が立つのは、大事なお願い事の礼状を秘書に書かせる輩だ。感謝の気持ちが、一ミリも伝わってこない。そんな輩は社長どころか、人間として失格である。
友情は無償であるというのは、 悪しきロマンチシズムだ。 何かを与えるにしても、与えられるにしても、 一方的なら、たちまちそれは消えてしまうだろう。
自分を刺激してくれない友達や、新しい地点に連れていってくれない友達は、僕はいらない。 一緒にいると気分がいいとか、気が楽だという人とぬるま湯につかったような時間を過ごすなど、意味がないと思うからだ。 仕事と恋愛は、ギブアンドギブでいい。見返りを期待して、恋などできない。この女のためなら、命さえ捨ててもいいと思えるのが、僕にとっての恋愛である。 仕事もそうだ。目先の損得を考えていては、いい仕事はできない。自分がこれだけ苦労しているのに、相手からは何も返ってこないと思っていたら、大した仕事はできない。少なくとも、人の上に立つリーダーにはなれないだろう。
結局ビジネスでは、限られた期間横綱に君臨するより、長いあいだ大関でいるほうが、得るものが大きい。十五戦中せいぜい十勝か十一勝ぐらいで満足すべきだ。 そのバランスをどう取るかは、身をもって知るしかない。これはもちろん、自分の人間力をどう育むかという問題でもある。
「企業の衰退はイノベーションの欠如と自己満足が原因と感じるが、真実は逆。行き過ぎ、成長が速すぎたことが原因になっている」
一日で最も貴重な時間は、早朝である。 晴れた日の早朝ほど気分のいいものはない。 そこから一日が始まるのと始まらないのでは、 今日という作品の出来栄えが全く違ってしまう。
3年ほど経ち、会社が落ち着いてきたころ、これでは人間としての幅が狭くなり、会社のスケールも小さくなってしまうと考えました。それから、学生時代に購読していたヤンマガなどの漫画誌をまた読み出し、ゲームも最新のものを揃え、映画や演劇も観に行くようになった。アウトドアの趣味も増えましたしかし、仕事にハマっている状態に全く変わりありませんでした。そこで分かったのは、その状態にいるとみるもの聞くもの、触れるものすべてが仕事に影響するという事。漫画やゲームに費やす時間は、一見無駄に見えるけど、「ここがはまるポイントだな」と提供者側の視点を持ったり、「このセンスは面白いから取り入れよう」と触発されたり、自分の仕事に繋がっていく。逆に仕事にハマらず遊んでいると、重要なヒントがあっても見落としたりしてしまう。
人が感情を露わにしたがらないのは、気取りであることが多い。その時はおそらく、物を見る目の曇っている。感情を押し殺す事をやめると、感性もまた息を吹き返す。
ビジネス社会は、言うまでもなく競争社会です。業界大手だからと言って、安堵が社内に蔓延すれば、緊張感がなくなってしまう。それでは突然襲ってくる危機に対処できません。
【感想】
見城徹さんが銀色夏生さんの才能を発掘した際の、「異物を飲み込めた時、想像を絶する結果が待っている」というエピソードや、友情は一方的な関係だと終わってしまう、ビジネスの世界では長い間大関でいる方がいい、趣味に熱中するとそこから仕事に繋がっていく、感情を押し殺していると感性まで死んでしまう、など心に残る言葉が多かった。仕事に熱中しているから趣味から仕事のヒントを得られるし、趣味にも熱中するから気分転換になり仕事がより楽しくなる。この理想的な状態に自分も持っていきたい。
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