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2020年07月18日

エピセンター制圧を訴える児玉龍彦教授の9年前

東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏は16日、参院予算委員会の閉会中審査で野党推薦の参考人として発言し、新宿区に新型コロナウイルスのエピセンター、感染集積地が形成されつつあると指摘しました。
感染拡大防止に「国の総力を挙げないとニューヨークの二の舞になる」と述べ、大規模なPCR検査の実施などを通じて制圧することが急務だとの認識を示しまし
た。

児玉氏は「極めて深刻な事態となっている事」について報告したいと述べ、「東京にエピセンターが発生しており、今、全力で食い止めないとニューヨークのような事態になる」と指摘、外出自粛を呼びかけるステイホームでなく、「遺伝子工学・計測科学を使った制圧が重要。致死率は時間と共に上昇する」と懸念を示しました。

その上で「責任者を明確にしてトップダウンで前向きの対応が必要」として、「今すぐ国会を開くべきで、今する対応は来週する対応の百倍の価値がある」と提言しました。

ネットの反応を見ていると、「迫力と信実性があった」「感服した」「専門家としての危機感、使命感、国を思う気持ち、本当の学者」等、好意的な評価、感想が目立ち、児玉氏への期待感が高まっているように思われました。
ただ、参考人としての答弁としては、必要以上に不安感を煽るような話し方だなと思いました。
エピセンターという単語は勿論、突然「東京型」「埼玉型」といったウイルス変異の発生を示唆する等、むやみにウイルスへの恐怖心を倍増させていたと思います。

そんな児玉氏ですが、感染症の専門家としてより、放射能除染の専門家として認知されていると思います。
9年前の東日本大震災の時、児玉氏は今回同様、参考人として呼ばれた国会で、土壌の除染が必要と涙ながらに訴え、国民の共感を呼んで評価を高めました。

その結果、福島原発に関する除染に多額の税金が注ぎ込まれ、それは大手建設会社の利権となり、児玉氏は避難区域の除染検証委員に就任するなど、いわゆる除染利権を手に入れました。
除染最優先の方針の元、福島では避難の範囲が狭められてしまい、自主避難者への補償は抑えられてしまいました。
そして肝心の除染処理が、現在有耶無耶な状態で今に至っているわけで、児玉氏にどれほどの問題解決能力があるのか、疑問に思います。

勿論、新型コロナウイルスへの感染リスクを防げれば何よりですが、国民の不安が高止まりしている頃合いで国会に現れ、熱く訴える児玉氏はさぞ共感を呼ぶことでしょう。
政府、国会議員、専門家、そしてマスコミすらも叱責する児玉氏の姿は、さぞ勇ましく映えるに違いありません。
政府寄りの発言を続ける分科会の尾身茂会長など、悪役に見えてくる勢いです。

福島原発の問題で味を占めた訳ではないでしょうが、9年前と同じことが繰り返されるのは勘弁して欲しいものです。
児玉氏に悪意があるのかは不明ですが、あの演技のような、抑揚をつけた涙混じりの国会での話し方を聞く限り、児玉氏の訴えは日本社会にとってプラスにならないように思います。


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