2020年01月24日
元衆院議員の三宅雪子氏を偲ぶ
今月2日、元衆院議員の三宅雪子氏が亡くなりました。
東京都内の海岸で遺体で発見され、遺書のようなメモも見つかったことから、警察は入水自殺とみています。享年54歳。
三宅雪子氏はどのような政治家だったのでしょうか。
2009年に民主党から出馬し、「小沢ガールズ」として初当選した当時、三宅氏からは飛ぶ鳥を落とす勢いが感じられました。
そんな彼女の家族構成は、祖父は元官房長官等の主要閣僚を歴任した石田博英氏、父は外交官と、政治家一家に育ち、経済的にも家柄的にも、何不自由なく過ごしてきたように思われます。
縁故採用でフジテレビに入社して、経済部等の記者でキャリアを重ね、フジテレビ勤務の男性と社内結婚し、子供にも恵まれ、それなりに幸せな家庭を築いていたのではないでしょうか。
順風満帆と思えた三宅氏の人生は、選挙によって大きく変わることとなります。
2009年に出馬した民主党では、政権選択の目玉候補としてメディアを華々しく飾りました。
華麗なる一族の出身で、テレビ局でのキャリアも申し分なく、国会議員になるべくしてなった印象すらありました。
しかし、テレビに映る三宅氏から発せられる言動には、首をかしげるものが少なくありませんでした。
世間知らずのお嬢さんが、上から目線で政治について語っているようで、これでは長続きしないだろう、そのうち飽きて辞めてしまうだろうと思った次第です。
そして所属する民主党政権は3年ほどで崩壊し、下野を余儀なくされます。
かつて小沢ガールズとしてもてはやされた女性議員たちは今、壊滅状態となりました。
再度の政権交代選挙での落選を機に、政治家を引退していった彼女らには、どこか安堵感があったのではないでしょうか。
時制の勢いに乗っかっただけで、さしたる実力もないままに続けられるほど甘くはないのです。
要は使い捨てにされただけなのですが、選挙とはそういうものなのでしょう。
選挙には人を狂わせる、魔力のようなものがあるのだろうと思います。
三宅氏は復権を目指して政治活動を続けましたが、国政復帰は叶わず、最近はルポライターを名乗り、福祉問題について発信をしていました。
周囲の人には「政界に復帰したい」と繰り返しこぼし、精神的に不安定になっていたと思われます。
ストーカー被害を訴え、ネガティブマインドに苛まれていた彼女に国政復帰は現実的ではありませんでした。
三宅氏がもし、選挙に出ていなかったら、今頃はお台場のフジテレビから望める海を眺めながら、コーヒーでも飲んでいたのではないでしょうか。
世間知らずのお嬢さんにとって、人もうらやむテレビ局での勤務など、造作もないことで、何よりそれが適職だったのは間違いないでしょう。
ほかの小沢ガールズのように早くに見切りをつければともかく、国政復帰にこだわり続けた三宅氏の選択は、果たして良かったのでしょうか。
東京都内の海岸で遺体で発見され、遺書のようなメモも見つかったことから、警察は入水自殺とみています。享年54歳。
三宅雪子氏はどのような政治家だったのでしょうか。
2009年に民主党から出馬し、「小沢ガールズ」として初当選した当時、三宅氏からは飛ぶ鳥を落とす勢いが感じられました。
そんな彼女の家族構成は、祖父は元官房長官等の主要閣僚を歴任した石田博英氏、父は外交官と、政治家一家に育ち、経済的にも家柄的にも、何不自由なく過ごしてきたように思われます。
縁故採用でフジテレビに入社して、経済部等の記者でキャリアを重ね、フジテレビ勤務の男性と社内結婚し、子供にも恵まれ、それなりに幸せな家庭を築いていたのではないでしょうか。
順風満帆と思えた三宅氏の人生は、選挙によって大きく変わることとなります。
2009年に出馬した民主党では、政権選択の目玉候補としてメディアを華々しく飾りました。
華麗なる一族の出身で、テレビ局でのキャリアも申し分なく、国会議員になるべくしてなった印象すらありました。
しかし、テレビに映る三宅氏から発せられる言動には、首をかしげるものが少なくありませんでした。
世間知らずのお嬢さんが、上から目線で政治について語っているようで、これでは長続きしないだろう、そのうち飽きて辞めてしまうだろうと思った次第です。
そして所属する民主党政権は3年ほどで崩壊し、下野を余儀なくされます。
かつて小沢ガールズとしてもてはやされた女性議員たちは今、壊滅状態となりました。
再度の政権交代選挙での落選を機に、政治家を引退していった彼女らには、どこか安堵感があったのではないでしょうか。
時制の勢いに乗っかっただけで、さしたる実力もないままに続けられるほど甘くはないのです。
要は使い捨てにされただけなのですが、選挙とはそういうものなのでしょう。
選挙には人を狂わせる、魔力のようなものがあるのだろうと思います。
三宅氏は復権を目指して政治活動を続けましたが、国政復帰は叶わず、最近はルポライターを名乗り、福祉問題について発信をしていました。
周囲の人には「政界に復帰したい」と繰り返しこぼし、精神的に不安定になっていたと思われます。
ストーカー被害を訴え、ネガティブマインドに苛まれていた彼女に国政復帰は現実的ではありませんでした。
三宅氏がもし、選挙に出ていなかったら、今頃はお台場のフジテレビから望める海を眺めながら、コーヒーでも飲んでいたのではないでしょうか。
世間知らずのお嬢さんにとって、人もうらやむテレビ局での勤務など、造作もないことで、何よりそれが適職だったのは間違いないでしょう。
ほかの小沢ガールズのように早くに見切りをつければともかく、国政復帰にこだわり続けた三宅氏の選択は、果たして良かったのでしょうか。
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