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2018年10月12日

ついに開場した豊洲市場。混乱の原因は何だったのか

11日午前0時、紆余曲折を経て、豊洲市場がついに開場しました。
新たな豊洲市場は築地の1.7倍となる40.7haの広さを誇り、築地の狭小スペース問題を解消し、さらに温度を適切に管理出来る閉鎖型施設にしたことで、商品を高温や風雨の影響から守り鮮度を保つことが可能となったほか、太陽光発電パネルを設置して自然エネルギーを活用するなど、最新型の市場設備が整いました。
最新鋭の設備をそろえ、築地市場を超える生鮮食品の取扱量を見込む一方で、維持管理費は築地を大きく上回ります。

人件費や光熱水費などを含む豊洲の年間経費は、築地の3倍強の160億円に膨れ上がる見通しで、施設の減価償却費などを含めた収支は年間92億円の赤字になるとの試算で、将来的には使用料の値上げや一般会計から税金を投入する必要に迫られる可能性もあります。

思えば、2年前に移転出来なかった原因は何だったのでしょうか。
地下の盛土部分が安全基準を満たしていないことが、大問題となっていましたが、その後どれ程改善されたのか、知れたものではありません。

地質状況については、東京湾岸部はどこを掘っても、大差ないように思います。
安全基準だけなら築地市場の方がよほど悪いでしょう。
衛生面では、何より日本全国、どこの市場も似たようなものではないでしょうか。

この2年間は、時間と費用を無駄にしただけでした。
この責任を、東京都の首長たる小池百合子東京都知事は、どう果たすつもりなのでしょうか。
政局に利用し、大混乱を招いたことに、何ら反省の弁は聞こえてきていません。

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