2017年09月12日
SNS成り済まし詐欺事件で誤認逮捕、真犯人は女子中学生
徳島県警は11日、ソーシャルネットワークサービス(SNS)上で人気アイドルグループのコンサートチケット売買に関して、現金をだまし取ったとして、5月に詐欺容疑で逮捕した愛知県豊田市の専門学校生の女性(21)について、誤認逮捕だったと明らかにしました。
女性は容疑を否認し、19日間勾留された後、処分保留で釈放されていました。
県警は同日、SNS上で女性に成り済ましていたとして、詐欺容疑で京都市の中学3年の女子生徒(15)を書類送検しました。
女子生徒は容疑を認めており、「お金が欲しかった」と供述しています。
女子生徒はツイッターで、コンサートチケットの売買交渉をするなど女性と直接やりとりし、個人情報を入手、利用していたようです。
捜査関係者によると、投稿されたアカウントなどから県警は逮捕当初、専門学校生が関わっていると推定し、振込口座も専門学校生のものだったのですが、専門学校生は別の人物とチケット売買の約束をしていたため、入金に疑問を持たなかったようです。
その後の捜査で、何者かが専門学校生に成り済まし、現金をだまし取っていたと判明しました。
この詐欺事件には幾つかの興味深い点があります。
まず徳島県警の怠慢です。
証拠不十分での逮捕であり、成り済まし被害にあった専門学校生が、郵便局の配達記録を示して否認をしているにもかかわらず、19日間の勾留を続けたことです。
ネット上の成り済まし被害は今に始まったことではありません。
成り済まし被害を防止するための啓蒙活動をむしろ推進すべき、警察の信用失墜と言えるでしょう。
これは徳島県警だけでなく、日本の警察全ての問題と言えます。
次に、成り済まし被害にあった専門学校生の転売行為です。
転売行為自体は、その是非が議論されるべきものではあります。
特に最近、人気アイドルグループのコンサートチケットは、時には正規料金の数倍の価格で取引されるので、眉唾物ではあります。
ですが転売行為は、安く仕入れて高く売るといった、商取引の基本原則に基づいたものであり、何ら違法行為ではありません。
なのに、転売行為していた故の自業自得であると論評する輩の、如何に多いことか。
メルカリがこれだけ市民権を得ているのに、そもそも転売行為が悪である、といった論調には驚きです。
ともかく、転売行為は誰しもが身近なものになっているのは間違いありません。
そして何と言っても、複雑で難解な詐欺事件の首謀者が、女子中学生であったところです。
凄腕のシステムエンジニアでも、海外マフィアでもなく、女子中学生なのです。
そしてその詐欺を企てた動機が、「お金が欲しかった」なのです。
自分のスマホで成り済まし詐欺の方法を調べたのか、あるいは背後に悪知恵を付けた大人がいるのか、わかりません。
確実に言えるのは、今までの常識は通用しない時代になっている、ということです。
過去の常識に囚われた徳島県警は、ろくに再検証もせず、大失態を犯しました。
まさか女子中学生が犯人だとは、思ってもみなかったでしょう。
過去の常識に囚われていては、ネットの社会を生きていくのは無理なのです。
さらに付け加えると、専門学校生は逮捕時に実名報道されています。
損害賠償は当然するとして、この被害に対する補償はどうなるのでしょうか。
ネットで検索すれば、簡単に特定できてしまいます。
徳島県警はグーグルに対して削除依頼をするのでしょうか。
過去の常識に囚われない、日本の警察組織の今後の対応、判断が待たれるところです。
女性は容疑を否認し、19日間勾留された後、処分保留で釈放されていました。
県警は同日、SNS上で女性に成り済ましていたとして、詐欺容疑で京都市の中学3年の女子生徒(15)を書類送検しました。
女子生徒は容疑を認めており、「お金が欲しかった」と供述しています。
女子生徒はツイッターで、コンサートチケットの売買交渉をするなど女性と直接やりとりし、個人情報を入手、利用していたようです。
捜査関係者によると、投稿されたアカウントなどから県警は逮捕当初、専門学校生が関わっていると推定し、振込口座も専門学校生のものだったのですが、専門学校生は別の人物とチケット売買の約束をしていたため、入金に疑問を持たなかったようです。
その後の捜査で、何者かが専門学校生に成り済まし、現金をだまし取っていたと判明しました。
この詐欺事件には幾つかの興味深い点があります。
まず徳島県警の怠慢です。
証拠不十分での逮捕であり、成り済まし被害にあった専門学校生が、郵便局の配達記録を示して否認をしているにもかかわらず、19日間の勾留を続けたことです。
ネット上の成り済まし被害は今に始まったことではありません。
成り済まし被害を防止するための啓蒙活動をむしろ推進すべき、警察の信用失墜と言えるでしょう。
これは徳島県警だけでなく、日本の警察全ての問題と言えます。
次に、成り済まし被害にあった専門学校生の転売行為です。
転売行為自体は、その是非が議論されるべきものではあります。
特に最近、人気アイドルグループのコンサートチケットは、時には正規料金の数倍の価格で取引されるので、眉唾物ではあります。
ですが転売行為は、安く仕入れて高く売るといった、商取引の基本原則に基づいたものであり、何ら違法行為ではありません。
なのに、転売行為していた故の自業自得であると論評する輩の、如何に多いことか。
メルカリがこれだけ市民権を得ているのに、そもそも転売行為が悪である、といった論調には驚きです。
ともかく、転売行為は誰しもが身近なものになっているのは間違いありません。
そして何と言っても、複雑で難解な詐欺事件の首謀者が、女子中学生であったところです。
凄腕のシステムエンジニアでも、海外マフィアでもなく、女子中学生なのです。
そしてその詐欺を企てた動機が、「お金が欲しかった」なのです。
自分のスマホで成り済まし詐欺の方法を調べたのか、あるいは背後に悪知恵を付けた大人がいるのか、わかりません。
確実に言えるのは、今までの常識は通用しない時代になっている、ということです。
過去の常識に囚われた徳島県警は、ろくに再検証もせず、大失態を犯しました。
まさか女子中学生が犯人だとは、思ってもみなかったでしょう。
過去の常識に囚われていては、ネットの社会を生きていくのは無理なのです。
さらに付け加えると、専門学校生は逮捕時に実名報道されています。
損害賠償は当然するとして、この被害に対する補償はどうなるのでしょうか。
ネットで検索すれば、簡単に特定できてしまいます。
徳島県警はグーグルに対して削除依頼をするのでしょうか。
過去の常識に囚われない、日本の警察組織の今後の対応、判断が待たれるところです。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6694024
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック