2022年05月24日
誤送金の原因とされたフロッピーディスクの使われた理由
山口県阿武町が誤って振り込んだ給付金4630万円の一部を使用したとして、電子計算機使用詐欺容疑で同町の無職田口翔容疑者が逮捕された事件で、町は24日に記者会見を行い、約4300万円を法的に確保したと明らかにしました。
冒頭で、花田憲彦町長は「この度の公金の誤振り込みの一連の事件につきましては町民の皆様、多くの方々に大変なご心配やご迷惑をおかけしたことを改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。
「今後、職員の指導のもとよりシステムや事務業、あるいはチェック体制の見直し等を行い、二度とこのようなことがないよう努めてまいる所存でございます」とし、「この事件の発端が、町の事務事業のミスによる誤振り込みとは間違いのない事実でございまして、このことにつきましては相手方の田口翔氏に対し、これまでもお詫びを申し上げてきたところでございますが、この場を借り改めてお詫びを申し上げたいと思います」と話しました。
続けて、「公金の誤振り込みについては、4月8日から法的手続きをとって参りました。こうした中、本日現在合計で4299万3434円を法的に確保することが出来ましたので、本日記者会見を開催させていただきました」と決済代行会社などから4299万3434円を法的に確保したと説明しました。
容疑者の代理人弁護士によると、容疑者は口座に振り込まれた4月8日から19日までに計約4633万円を出金。5月18日に田口容疑者が逮捕された後、代理人弁護士は20日、同容疑者が町からの誤って振り込んだ4630万円を返還する請求を無条件に認める「認諾」手続きを取ったと表明していました。
花田憲彦町長「本日現在、合計で4299万3434円を法的に確保することができた」
この問題は、阿武町が新型コロナ関連の臨時給付金を誤って1世帯に4630万円振り込んでいたもので、このうち400万円を決済代行業者の口座に振り替え、不法の利益を得た疑いで田口翔容疑者24歳が逮捕送検されています。
田口容疑者「振り込まれた全額をネットカジノで使った」
24日の会見で、阿武町は、法的措置によって決済代行業者3社などからあわせて4300万円を確保できたことを明らかにしました。
この問題を巡っては、町が田口容疑者を相手取り、振り込んだ金や弁護士費用などおよそ5116万円の支払いを求める民事裁判を起こしていて、田口容疑者側は振り込まれた4630万円の返還については受け入れています。
今回の事件で印象的なのは、悪いのは田口容疑者ではなく、誤って送金をした行政の体たらくといった報道が数多くされていることです。
行政のミスによって、前途洋々な若者の人生に傷を負わせたと語るコメンテーターの、なんと多いことか。
特に誤送金の原因として取り上げられる、フロッピーディスクという懐かしい響きのメディア媒体が、批判の対象となっています。
勿論、誤送金の原因を含めて、今回の一連の騒動はいずれ検証されるべきところですが、フロッピーディスクを原因とするのは、筋違いも甚だしいのです。
阿武町の職場環境はわかりませんが、記憶媒体がフロッピーディスクだったから誤送金が発生したというはずがないのです。
単に時代遅れの記憶媒体というだけで、容量が小さければ、何の問題もありません。
そして何より、今回フロッピーディスクを記憶媒体として利用させたのは、金融機関なのです。
阿武町は金融機関の求めに応じて、フロッピーディスクを使用したに過ぎず、この点に関して阿武町を批判するコメンテーターは無知をさらけ出しているのです。
フロッピーディスクを使用させている金融機関、もっと言えば給付金の窓口となっている全国銀行協会に、非難が集中してもよいと思えるのですが、マスメディアも、コメンテーターらしき知識人らも、行政そのものを批判したい傾向があるようです。
冒頭で、花田憲彦町長は「この度の公金の誤振り込みの一連の事件につきましては町民の皆様、多くの方々に大変なご心配やご迷惑をおかけしたことを改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。
「今後、職員の指導のもとよりシステムや事務業、あるいはチェック体制の見直し等を行い、二度とこのようなことがないよう努めてまいる所存でございます」とし、「この事件の発端が、町の事務事業のミスによる誤振り込みとは間違いのない事実でございまして、このことにつきましては相手方の田口翔氏に対し、これまでもお詫びを申し上げてきたところでございますが、この場を借り改めてお詫びを申し上げたいと思います」と話しました。
続けて、「公金の誤振り込みについては、4月8日から法的手続きをとって参りました。こうした中、本日現在合計で4299万3434円を法的に確保することが出来ましたので、本日記者会見を開催させていただきました」と決済代行会社などから4299万3434円を法的に確保したと説明しました。
容疑者の代理人弁護士によると、容疑者は口座に振り込まれた4月8日から19日までに計約4633万円を出金。5月18日に田口容疑者が逮捕された後、代理人弁護士は20日、同容疑者が町からの誤って振り込んだ4630万円を返還する請求を無条件に認める「認諾」手続きを取ったと表明していました。
花田憲彦町長「本日現在、合計で4299万3434円を法的に確保することができた」
この問題は、阿武町が新型コロナ関連の臨時給付金を誤って1世帯に4630万円振り込んでいたもので、このうち400万円を決済代行業者の口座に振り替え、不法の利益を得た疑いで田口翔容疑者24歳が逮捕送検されています。
田口容疑者「振り込まれた全額をネットカジノで使った」
24日の会見で、阿武町は、法的措置によって決済代行業者3社などからあわせて4300万円を確保できたことを明らかにしました。
この問題を巡っては、町が田口容疑者を相手取り、振り込んだ金や弁護士費用などおよそ5116万円の支払いを求める民事裁判を起こしていて、田口容疑者側は振り込まれた4630万円の返還については受け入れています。
今回の事件で印象的なのは、悪いのは田口容疑者ではなく、誤って送金をした行政の体たらくといった報道が数多くされていることです。
行政のミスによって、前途洋々な若者の人生に傷を負わせたと語るコメンテーターの、なんと多いことか。
特に誤送金の原因として取り上げられる、フロッピーディスクという懐かしい響きのメディア媒体が、批判の対象となっています。
勿論、誤送金の原因を含めて、今回の一連の騒動はいずれ検証されるべきところですが、フロッピーディスクを原因とするのは、筋違いも甚だしいのです。
阿武町の職場環境はわかりませんが、記憶媒体がフロッピーディスクだったから誤送金が発生したというはずがないのです。
単に時代遅れの記憶媒体というだけで、容量が小さければ、何の問題もありません。
そして何より、今回フロッピーディスクを記憶媒体として利用させたのは、金融機関なのです。
阿武町は金融機関の求めに応じて、フロッピーディスクを使用したに過ぎず、この点に関して阿武町を批判するコメンテーターは無知をさらけ出しているのです。
フロッピーディスクを使用させている金融機関、もっと言えば給付金の窓口となっている全国銀行協会に、非難が集中してもよいと思えるのですが、マスメディアも、コメンテーターらしき知識人らも、行政そのものを批判したい傾向があるようです。
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