2016年11月26日
[ネタバレあり]レゴ・ムービー(2014)〜すべてはサイコー!普通のボクが世界を救う!?
『レゴ・ムービー』The LEGO Movie(2014・豪)
監督/フィル・ロード、クリストファー・ミラー
原案/フィル・ロード、クリストファー・ミラー
ケヴィン・ハーゲマン、ダン・ハーゲマン
製作/ダン・リン(英語版)、ロイ・リー(英語版)
ダグ・デイヴィソン、スティーヴン・ギルクリスト
編集/デビッド・バロウズ、クリス・マッケイ
音楽/マーク・マザースボウ
声の出演/クリス・プラット、ウィル・フェレル、
エリザベス・バンクス、モーガン・フリーマン
声の出演(吹き替え版)/森川智之、山寺宏一、間宮康弘
羽佐間道夫、玄田哲章、岩崎ひろし、沢城みゆき、矢島晶子
予告編では「お・も・て・な・し」、「今でしょ」、「じぇじぇ」、「激おこぷんぷん丸」等のワードが出てきますが、本編には一切出ません。
【映画ネタバレ】レゴ・ムービー
<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>
ここはすべてがレゴで出来た世界。人も、建物も、水も火も煙もすべてレゴ。
魔法使いウィトルウィウスの城に危機が訪れた。おしごと大王(Lord Business)は、ウィトルウィウスが封印し、隠していたスパボンと呼ばれる兵器を奪いに来たのだ。それがあると、自由に物を創造するマスタービルダー達の力が失われてしまう。ウィトルウィウスの抵抗虚しくスパボンはおしごと大王に奪われてしまう。しかし彼は、いつか選ばれた者が奇跡のパーツを見付け出し、世界を救うだろうと予言した。
特徴もなく、ただマニュアル通りの日常を繰り返すことに何の疑問も抱いていない平凡なLEGOフィギュアの作業員エメットは、今日もブロックシティの建設現場でマニュアル通りに働いていた。
終業時間になり、現場を離れようとした時、大事なマニュアルが風で飛んで行ってしまう。マニュアルを追って行くと、フードを被った美女が何かを探している所に遭遇し、彼女に一目惚れしてしまう。エメットは彼女に話しかけようとするが、うっかり足を滑らせて謎の穴に落ちてしまい、穴の底でレゴブロックではない何かを見つける。しかし、その物体に触れた瞬間、エメットは頭の中に巨大な指のイメージを見て、気絶してしまう。
気付くとエメットは、バッドコップと呼ばれる悪い警官に拘束されていた。厳しい取り調べに訳がわからなかったが、背中にくっ付いている物体を指摘され、初めてその事に気付く。それは、穴の底で見つけた奇跡のパーツだった。バッドコップはエメットを選ばれた者と断定、このブロックシティの有力者、おしごと大王の計画の妨げになると告げる。そこへ、さっきの怪しい美女が現れ、エメットを助け出す。
美女はワイルドガールと名乗り、そこらにあったレゴパーツで奇想天外なバイクを作り出す。驚くエメットに、彼女は不審に思い質問する。するとエメットは物を創造できるマスタービルダーではなく、ただの凡人であった事に気付く。
エメットとワイルドガールは境界の壁を越えて、西部の町に逃げ込む。レゴの世界は昔、何でも自由に物が作れる世界だった、それを良しとしないおしごと大王が世界全てを侵略し、そのテーマ毎に世界を区切る境界の壁を作ってしまったのだ。
その頃オフィスタワーでは、おしごと大王が表の顔であるおしごと社長として、もうすぐブロックシティで開催するタコスデーに備えていた。愛とタコスを振舞うタコスデーと吹聴しているが、実はタコ型メカで世界を理想の形に固めてしまおうという計画だった。奇跡のパーツはそのタコスデーで使われるスパボンを封じる力があるのだ。
ワイルドガールはマスタービルダーの一人、ウィトルウィウスにエメットを会わせた。マスタービルダーとは、マニュアル無しで想像力だけで物を作る事が出来る者に与えられる称号だ。ウィトルウィウスはエメットの頭の中に入り込み、彼の想像性を確かめるが、エメットの頭の中は見渡す限りの地平だった。
エメットの想像力を試すために何か作らせてみると、出てきたのは2段ソファーでまったく役に立たない代物だ。落胆するワイルドガールだが、ウィトルウィウスは空っぽの頭だからこそ全てを受け入れる事が出来るはずだと言う。
エメット達は、西部の町まで伸びたバッドコップの追跡を振り切り、本物のバットマンの助けもあって、マスタービルダー達が隠れているユニキャット姫の国、雲の上の楽園に向かう。皆の前でエメットは、おしごと大王を倒す為に結束を促す演説をするが、マスタービルダーで無い事で信頼を得られなかった。
そのうちバッドコップが追ってきて楽園は破壊され、多くのマスタービルダー達が捕まってしまう。エメットは、マスタービルダー達が各々の想像性で組上げためちゃくちゃな潜水艦で海に潜るが壊れてしまう。
逃げたエメットを捜索するバッドコップは、潜水艦の残骸の他に2段ソファーしか確認できないと、エメットは死んだものと思い引き上げていく。しかしエメット達は、誰もが役に立たないと思っていたそのソファーの中に潜んでいた。ソファーの想像性、実用性のなさに、逆に意外性を見て、マスタービルダー達はエメットに協力する事にした。
マスタービルダー達は、エメットが作ったマニュアル通りに道具を創造し始め、オフィスタワー侵入作戦を進める。エメット達はスパボンまであと1歩の所まで辿り着くが、奇跡のパーツを取り付けようとしたその瞬間、おしごと大王に見付かり、全員捕まってしまう。最後まで抵抗したウィトルウィウスも倒されてしまった。彼は亡くなる寸前に、予言は嘘だったと告白する。
大王は、オフィスタワーの下に広がる無の世界に奇跡のパーツを投げ捨て、スパボンで世界を固め始めた。絶望に浸るエメットにウィトルウィウスの幽霊が現れ、「予言は嘘だが、誰もが選ばれた者になれる」と語りかける。エメットはその言葉を信じて、自身は無の世界に落ちる事で皆の拘束を解いた。ワイドガールはその勇姿を世界の皆に伝え、共に大王を倒すために立ち上がろうと訴えた。
エメットは無の世界の底に落ちていった。そこにはレゴブロックで遊ぶ、人間の少年フィンが居た。無の世界とは、ブロックで遊ぶ人がいる現実世界だったのだ。そこにフィンの父親が会社から帰ってくる。父親は自分のレゴコレクションで遊ぶフィンを叱る。彼にとって世界ごとに区切られ、整頓されたレゴのジオラマは、完璧なものだった。それをバラバラにして、想像の赴くままに組み替える子供に我慢ができなかった。
フィンはレゴはおもちゃで8歳から14歳向けと書いてあると言うが、父親は頑として受け入れず、遊べないようにスーパーボンドで固定し始める。その姿は正に、世界を固定化するおしごと大王だ。
エメットは力を振り絞って体を動かし、フィンに存在をアピールする。それが実り、フィンはエメットを見付け、エメットに奇跡のパーツ、スパボンを防ぐスーパーボンドの蓋を託して彼をレゴの世界に戻した。
レゴの世界では大王の野望が達成目前だった。そこにエメットが無の世界から舞い戻る。彼はマスタービルダーとしての力に目覚め、想像性を駆使して大王に挑む。それを見て諦めかけていた皆も息を吹き返した。
大王に最後の対決を挑んだエメットだが、大王に拘束されてしまう。絶体絶命のピンチにエメットは最後の力、選ばし者パワーを使うと宣言する。どうしようもない状況のエメットを笑う大王、エメットはそんな大王にそっと手を伸ばし、握手を促す。それがエメットの選ばし者パワーだ。
現実世界でも、子供が作ったレゴに心打たれた父親がいた。この想像性と創造性は父を見て学んだものだとフィンは訴える。父親は子供に促されるままに、オフィスタワーの最上階を見る。そこには、おしごと大王と対峙し、手を差し伸べるエメットがいた。
エメットとは少年フィンで、おしごと大王とは父親自身であると気づいた父親は、エメットは何と言っているかと聞く。おしごと大王にも想像性とユーモアはある、誰でも選ばし者になれる、とフィンは言う。改心したおしごと大王は、エメットに歩み寄り、親子が抱きしめ合うようにエメットの手を取ると、奇跡のパーツを自らスパボンに取り付けた。
二人は和解し、共にレゴを楽しみ始めた。そこに母親が今夜のご飯はタコスデーと呼びかける。父と子はご飯を食べるためにその場を離れようとしたが、父は思い付いた様に「もう一人にも遊ばせる」と宣言をした。その頃レゴの世界では、新しい危機が訪れていた。低年齢向けブロックでできたデュプロ星人が来襲してきたのだ。デュプロ星人は女の子の声で世界征服を宣言するのだった。
<END>
レゴの世界が広がっていて見ていて楽しくなる映画でした!何がいいって、レゴのキャラクター自体はCGで描かれているのに、あえてストップモーション風に表現していて、シャワーの水、爆発や煙まですべてレゴブロックなんですよ。この表現を見るだけで映画を見る価値はありますね。
映画はサイッコーなんですが、予告編のPVは何とも言えない内容ですね・・・この記事の一番上にも動画をはりましたが、当時の流行語をこれでもかと詰め込んでいて、そして別にセンスもあるわけでもなくガッカリですよ。
この映画のメインテーマ「Everything Is AWESOME!!!(すべてはサイコー!!!)」は、めちゃくちゃいい歌です!この動画で流れている曲です。映画本編では、ちゃんと日本語で歌ってます。
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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!