2016年10月23日
[ネタバレあり]マイボディガード(2004)〜守りたい。男に生きる希望をくれたのは、たった9歳の少女だった。
『マイ・ボディガード』Man on Fire(2004・米/墨)
監督/トニー・スコット
脚本/ブライアン・ヘルゲランド
製作/トニー・スコット、アーノン・ミルチャン
出演者/デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング
ラダ・ミッチェル、クリストファー・ウォーケン
マーク・アンソニー、ジャンカルロ・ジャンニーニ
レイチェル・ティコティン、ミッキー・ローク
音楽/ナイン・インチ・ネイルズ、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
撮影/ポール・キャメロン
編集/クリスチャン・ワグナー
製作会社/リージェンシー・エンタープライズ
ニュー・リージェンシー・プロダクションズ
守りたい。男に生きる希望をくれたのは、たった9歳の少女だった。
【映画ネタバレ】マイ・ボディガード
<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>
暗殺のプロであるジョン・クリーシィは米軍で16年間も対テロ活動に明け暮れてきた。しかし、彼は今では人を愛することができなくなり、酒浸りで生きる希望を失っていた。
そんな時、今はメキシコで護衛の仕事をしている部隊の先輩レイバーンの紹介で、実業家サムエル・ラモスと妻リサの9歳の娘、ピタのボディガードとして働くことになる。最初は義務的に仕事をこなしていたクリーシィだったが、やがて純粋で無邪気なピタとの交流の中で、生きる希望を取り戻していく。
だがある日、何者かに娘のピタが誘拐されてしまい、クリーシィも銃撃を受け倒された。政情の不安定なメキシコでは、誘拐は立派なビジネスとして成立していたのだ。
ラモス家では、弁護士のジョーダンが犯人との交渉を仕切ろうとするが、司法警察が強引に介入。事件の背後には、政府の幹部や汚職警官の巨大犯罪組織エルマンダーが絡んでいた。クリーシィは重傷の身をおして事件の全貌を解明するために立ち上がり、黒幕関係者を次々と殺害していく。
そして実は、ピタの父であるサムエルもグルだったことが判明。彼は借金返済のために娘の誘拐を承諾してしまったのだ。それが妻リサにバレて、サムエルは自殺した。
クリーシィはさらに犯人組織を追い詰めていき、一度死んだと聞かされたピタがまだ生きていることを知る。そして自らの身と引き替えに、ピタをリサのもとへと返し、自分はエルマンダーの手に渡り息絶えるのだった。
<END>
A・J・クィネルのクリーシィ・シリーズの第一作『燃える男』を故トニー・スコットが映画化し、固い絆で結ばれた少女を犯罪組織にさらわれた男の復讐劇が、激しくも感動的に描かれます。名優デンゼル・ワシントンが入魂の演技を披露する、傑作のバイオレンス映画ですね。
映画ではピタは救出されますが、原作小説ではクリーシィが昏睡中に誘拐犯のミスでピタは死亡し、傷を癒して復讐鬼と化したクリーシーが誘拐に関わった人間たちを容赦なく粛正していくという話になっています。この原作は過去にスコット・グレンの主演で映画化されていて、実は本作は2度目の映画化。原作に忠実なこちらも、ぜひリリースしてほしい作品ですね。
デンゼル・ワシントンはかっこいいですよねぇ。中年から老年へと向かう落ち着いた魅力というか何と言うか。そしていい男は最期に死にますねぇ・・・あと、この映画の原題「Man on Fire」もいいっすねぇ・・・
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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!