アフィリエイト広告を利用しています
ブログトップページへ戻る すべての記事へのリンク
最新記事
検索
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
リンゴジャムさんの画像
リンゴジャム
プロフィール


ブログランキング・にほんブログ村へ

広告

posted by fanblog

2016年10月22日

[ネタバレあり]合衆国最後の日(1977)〜核ミサイルを手にし世界を人質に取った男の要求とは?

0154.jpg

『合衆国最後の日』Twilight's Last Gleaming Das Ultimatum(1977・米)

監督/ロバート・アルドリッチ
脚本/ロナルド・M・コーエン、エドワード・ヒューブッシュ
原作/ウォルター・ウェイジャー『Viper Three』 
製作/マーヴ・アデルソン
製作総指揮/ヘルムート・イエデレ
出演者/バート・ランカスター、リチャード・ウィドマーク
 チャールズ・ダーニング、ジョセフ・コットン
 ポール・ウィンフィールド、バート・ヤング
音楽/ジェリー・ゴールドスミス
撮影/ロバート・ハウザー
編集/マイケル・ルチアーノ、ウィリアム・マーティン
配給/日本ヘラルド映画(初公開時)

核ミサイル基地を占拠し世界を人質に取った元軍人が、合衆国政府に突きつけた要求とは……?



【映画ネタバレ】合衆国最後の日

<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>

舞台はアメリカ、モンタナ州、1981年11月。州刑務所を脱獄した4人の囚人はミサイル基地に通じる道で軍用トラックを乗っ取り、基地に侵入した。リーダーは元空軍大佐のデル(バート・ランカスター)。この基地の設計者でもあり、ハト派的言動で投獄されていた男だ。

彼は侵入の折、仲間の1人を計画にそぐわないとして射殺し、結局デル、黒人のポーウェル(ポール・ウィンフィールド)、そしてガルバス(バート・ヤング)の3人で内部に入った。デルはベトナム戦争に関する「政治的な秘密」を暴露しようと試みたがゆえに、不穏分子と見なされ、殺人をでっち上げられて投獄されていたのだった。

彼らはミサイル・コントロール・センターを占拠した。ミサイル基地の設計等に参画していて装置等を熟知しているデルは、第三次世界大戦に至らぬための安全装置を無力化してミサイルを発射可能の状態にした。そしてオマハの司令センターに、彼らの行動を告げる。

司令センターの責任者マッケンジー将軍(リチャード・ウィドマーク)は、この事件をホワイトハウスへ連絡した。ただちに非常機密会議が招集され、その席上デルから電話が入った。核弾頭を搭載してロシアに向けられた9機のICBM(大陸間弾道ミサイル)で脅しつつ、基地を装甲車や戦車に囲まれたデルは、米国大統領デイヴィッド・スティーヴンス(チャールズ・ダーニング)と直接電話で交渉をはじめた。

デルの要求とは、ベトナム戦争当時、ベトナムの人々のみならず米国の兵士をも殺しまくったベトナム戦争の真実、「ベトナムの周辺国への、共産化への警告のためとしての、犠牲を無視した単なる示威戦争および兵器産業振興が目的だった」ことが記された国家機密文書の公表、国外逃亡資金1千万ドルの用意、そして逃亡地点までの大統領の人質、の3点だった。

大統領よりの指令でマッケンジーは、戦車と小型原子爆弾を基地に配置する。だが、デルは事態を察し、ミサイルの発射ボタンを押した。だんだんとせり上がって行くミサイル。発射10秒前。デルが本気なのを知り、大統領は作戦を中止する。8秒前、ミサイルは止まった。その最中、極秘裏のタカ派高官の圧力により、デルらの抹殺が水面下で決定された。

ついに、大統領は文書公開をデル達に約束し、自ら人質になるため現金を持って出向く。基地内での対話により、互いに信頼が芽生えるデルと大統領。やがて、大統領にぴったりついてデルたちが出て来た。専用機へ歩む彼ら。

一方、文書公開をはばむマッケンジーらは、用意した狙撃兵に命令をあたえた。銃弾は発射された。倒れるデルたち、そして大統領。デルたちは即死だった。瀕死の大統領はマッケンジーに、何度も文書公開を頼む。マッケンジーたちは、大統領が息を引き取る間際でも、無表情で無言だった。


<END>


核ミサイル基地を乗っ取り政府を脅迫する顛末を描いた、ポリティカル・サスペンスの傑作。チェスのような駆け引きで騙し合い静かに戦う、重厚な作品で息つく間もありません。同時進行中の様々な場面を、マルチ画面で分割して同時に見せる海外ドラマ『24』でも使われた手法が、ギリギリと緊迫感を盛り上げます。

なんとも恐ろしいのは、1977年に描かれた政府内のパワーバランスや官僚主義、隠蔽体質などが、この現代でもまったく変わっていないということ。そのことに、背筋が寒くなります。

また、日本でも沢田研二主演の「太陽を盗んだ男」で、中学理科の教師が自力で原子爆弾の作成に成功し、日本政府を脅す、という映画がありますね。話がなかなか似ているし、1979年公開でかなり近いんですよね。70年代の娯楽映画って感じで、当時の町並みやファッションで時代の流れが見られますね。

■ブルーレイ版■DVD版

合衆国最後の日【Blu-ray】 [ バート・ランカスター ]

価格:5,073円
(2016/10/23 22:29時点)
感想(0件)

【中古】 合衆国最後の日 特別版 /バート・ランカスター 【中古】afb

価格:3,180円
(2016/10/23 22:30時点)
感想(0件)



●こちらは「太陽を盗んだ男」
  ↓
■ブルーレイ版■DVD版
0109.jpg

太陽を盗んだ男 [ 長谷川和彦 ]

価格:2,424円
(2016/10/23 22:30時点)
感想(10件)


サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!

グーペ グーペ

お名前.com お名前.com

×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。