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2016年10月18日

[ネタバレあり]ミスト(2007)〜霧の中に何かがいる

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『ミスト』The Mist(2007・米)

監督/フランク・ダラボン
脚本/フランク・ダラボン
原作/スティーヴン・キング『霧』
製作/フランク・ダラボン、リズ・グロッツァー
製作総指揮/リチャード・サパースタイン
 ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン
出演者/トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン
音楽/マーク・アイシャム
撮影/ロン・シュミット
編集/ハンター・M・ヴィア
製作会社/ディメンション・フィルムズ、ダークウッド・プロダクションズ

スティーブン・キングの小説『霧』が原作のパニックホラー



【映画ネタバレ】ミスト(2007)

<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>


湖のある静かなアメリカの田舎町で、デヴィッド・ドレイトンは妻・ステファニーと8歳の息子・ビリーと3人で暮らしていた。デヴィッドは自宅の2階の一室をアトリエにしており、ニューヨークやワシントンではそこそこ名の通った有名な画家だった。

ある夜、デヴィッドたちの住む地域を大嵐が襲った。激しい雷雨に加えて雷鳴がとどろき、家は停電する。翌朝、嵐はやんだがアトリエは倒木で壊れており、描き途中の絵が台無しになっていた。締め切りを延ばしてもらうために電話をかけようとしたが電話が通じず、仕方なく息子のビリーと一緒に車で町の大型スーパーに出かけることにする。途中、湖の上には大きな霧がかかっていた。

スーパーに辿り着くが、そこでも電話が通じない。店内に入ったデヴィッドは、いつもより客が多くいるのに気付く。どうやら皆買い出しのために集まっているようだった。

スーパーの外をサイレンを鳴らしながらパトカーと消防車が通過し、その後、警報のサイレンが鳴り響く。すると、鼻血を流した初老の男性が店内に駆け込みながら、「霧の中から何かが現れた!」と言う。外を見ると早くもスーパーの駐車場が霧で覆われ始め、あっという間に町が濃霧に包まれた。外からは、入れ替わりに外に出た男性の悲鳴が聞こえ、皆はスーパーの扉を閉める。

そこへ、突然スーパー全体が大きく揺れ、天井の板が一部剥がれ落ちてくる。人々は口々に「地震だ」、「隣町の工場で化学薬品が爆発した」と言う。そんな中、狂信的な女性カーモディは「とうとう最後の審判の日がきた」と声高に叫びだす。

店内がざわつく中、一人の女性が、家に残してきた子どもたちが心配なので、誰か家まで送ってくれと呼びかけるが、誰も反応しない。仕方なく女性は制止を振り切って、スーパーから出て霧の中を去っていく。

ビリーに毛布を用意しようとスーパーの倉庫に回ったデヴィッドは、発電機がショートして煙を出すのを見つけて、停止させる。発電機から煙が出たのは、外の排気口が詰まっているからだと、若い男性店員がシャッターを開けて外に出ようするが、シャッターを少し開けたところで、外から巨大な触手のようなものが現れて、店員の足に絡みついた。副店長オリーが斧で触手を退治しようとするが、間に合わずに店員は霧の中に飲み込まれる。シャッターを慌てて閉め、最後に挟まった触手をオリーは斧で切断すると、発電機を再稼働させることは断念した。

不安が続く店内で、客の中に派閥ができる。とにかく外に出たい人たち。デヴィッドを含む、状況を把握したい人たち。カーモディ筆頭に、最後の審判の日を受け入れる人たち。恐怖のあまり、特に何も考えたくない人たち・・・。客の一人、アマンダは持っていた護身用の銃を、州の射撃チャンピオンの腕前を持つオリーに渡す。

デヴィット達は、店内にいた休暇中の3人の軍人に話を聞きにいく。しかし、そのうち2人はすでに自殺していた。残る1人のジェサップ2等兵は、カーモディの信者たちに引きずり出され、皆のいる前で「アローヘッド計画」について説明させられる。この世界は異次元の世界に囲まれていて、そこに「窓」を開けて観察しようというのが計画の内容。ところが事故で「窓」が「扉」となってしまい、向こうの世界の生き物がこちらの世界に来てしまったのだ。カーモディはジェサップを責め立て、勢いにのった信者がジェサップの腹を包丁で刺す。そして信者たちは彼の体を担ぎ上げ、店の外に放り出してしまう。そこへいきなり巨大カマキリが現れ、ジェサップ2等兵はガラスの扉に手の痕だけ残して消えてしまった。

次の日の朝早く、スーパーから脱出しようとしたデヴィッドたちは、包丁を持って見張っていたカーモディと信者に取り囲まれる。信者たちは子供のビリーを生贄に差し出せと言う。危機を感じたオリーは、預かっていた銃を取り出しカーモディを射殺する。信者が呆然としている隙に、デヴィッドたち9人は店外に脱出する。しかし駐車場に出ると巨大カマキリと巨大蜘蛛に襲われ、車に乗れたのはデヴィッド、ビリー、アマンダ、ダン、レプラーの5人だけだった。

デヴィッドは妻ステファニーを迎えに家に戻るが、妻は蜘蛛の巣に絡め取られて既に死んだ後だった。そのまま一行はガソリンの続く限り車を走らせる。道中、見かける車には、みな蜘蛛の巣が張られている。地響きがして車を止めると、数十メートルはあろうかという6本足の巨大な何かが通過するところだった。敵意はないようで、皆は呆然とそれを見送る。

やがて車の燃料は切れ、車内に重い沈黙が立ちこめる。もうこれ以上進むことはできない。息子のビリーは眠っており、あとの大人が考えることは皆同じ、自殺することだった。しかし銃弾は4発しかない。デヴィッドは「自分が何とかする」と言い、息子ビリーと他の同乗者を射殺する。4人を殺して号泣するデヴィッドは、車外に出て「さあ、殺せ!」と霧に向かって声の限りに叫ぶ。遠くで鳴き声のようなものが聞こえる。

やがて…ゆっくりと戦車が姿を現す。事態を呑み込めずあっけにとられるデヴィッドの横を、軍が救助した人たちの車や装甲車、火炎放射器で武装した軍人たちが次々と通過する。救助された中には、子供のために霧の中へ出ていった女性の姿もあった。もう少し救助が早ければ、いや、もう少し自殺を待っていれば…デヴィッドが後悔の念にかられて絶叫する中、霧は晴れていく。


<END>


最高に素晴らしい映画です!
ただ、ラストの後味の悪さに、多くの被害者も出ましたね。しかし、私は「こういうのいいね!」って感じです。

原作も読んでいましたが、映画版は父親が息子を殺してしまう最悪のラスト。しかも、助かったかもしれないのに・・・。息子が途中で「僕をモンスターに殺させないで」と言うのですが、それを「父親の手で殺す」というとても良い解釈、いや、良い介錯(ドヤ顔で)。

原作では、脱出に成功した一行はラジオを聞いて、他の生存者たちの元へ向かうのだった・・・というラストですね。まだ世界は終わってないかも・・・という希望を持たせるエンド。しかし原作者のスティーブン・キングもこの映画版ラストを絶賛したという。

しかし気をつけたいのは、モンスターやゾンビなどのパニック映画でよく見る「ホントは怪物よりも人間の方が怖いんだよ」オチは好きではありません。それは平日9時頃からやってるドラマでも散々やっています。モンスターはモンスター級に怖い!のが見たいから映画を見てるんですよね。海外ドラマの「ウォーキング・デッド」もゾンビのある風景が当たり前になってきて、「やっぱ人間の方が怖いわー」にシフトしているのが不安です。初心を忘れないよう、気をつけたいですね。

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サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!
グーペ グーペ

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