2017年07月29日
上司に求められる資質「セルフエスティーム」とは?
今朝の朝礼で社長が教えてくれました。どうやら先日研修会?のような席で講義を受けてきたという事で。初めて聞く言葉でした。「セルフエスティーム」ご存知でしょうか?
セルフエスティームは英語のself-esteemから来た言葉。意味としてはself は「自分自身」、esteem は「尊重する」という動詞です。「自分を尊重する気持ち」と言う事で、辞書などで調べてみると、「自尊心」「うぬぼれ」という訳が書いてあったりします。でも今朝の話だと、これとははちょっと違うようです。
実際「うぬぼれ」と捉えるとネガティブな意味合いが強いので「セルフエスティーム」とは真逆、もっとポジティブな意味で使われるようです。
自分を大切に思う気持ち、今の自分を好きな気持ち、自己肯定感や自信、自分でいることに対する居心地よさ、といったものがセルフエスティームです。なかなか正しく理解する為の線引きが難しいと感じる方もいるかもしれませんね。
それもそのはず、日本語には、セルフエスティームとしっかり重なる言葉が無いためだそうです。日本人にはもともと、こういう概念がなかったのだと思われます。
国民性と言うか、日本社会では、自分なんかよりも、ずっと別のものが大事だったのでしょう。「特攻隊」とかそんな歴史もありますし。
このセルフエスティームは(self-esteem)高い(high ハイ)、低い(low ロー)と表現してつかいます。セルフエスティームが高いとどうなのか?低いとなんなのか?
最初はみんな高いセルフエスティームを持っているのだそうです。これは例として伺った話なのですが、カナダに住む日本人が、その土地の方との会話で、4歳の娘さんの話をしていた時のこと。
「娘のセルフエスティームをあげるための本を探しているの」
日本では聞きなれないその言葉。まぁ「なんだか教育熱心なんだ」というイメージは持てました。セルフエスティームをあげる・・・・実際は小さな子供は高いセルフエスティームを持っているのです。おそら「セルフエスティームをあげたい」とそう語る母親の方は、低くなると社会での生活に支障をきたすことを学んでいたので、教育の一環として頭に入っていたのでしょう。
小さな子供は言ってしまえば「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」。自己中心的とも言えるかもしれませんが、宇宙の中で、自分が一番尊いと思う気持ちを持っており、怖いものなしです。
できるだけ、そのままの子供を受け入れてあげれば、特にセルフエスティームを高める努力をしなくても良いのです。しかし、唯我独尊状態で成長していっては、社会生活になじむ事ができません。人は、成長するにつれて、家庭や学校でいろいろと心が折れる体験をしていきます。そのため、必要以上に、セルフエスティームが低くなってしまう人が多いのです。
よく言われるのが、「セルフエスティームが低いと物が増える」と言う事。心の病気とも関連してくるのですが、軽いうつを患っていたり、過度のストレスに悩み、物をためこんでいる人が少なくありません。
こういう人は例外なくセルフエスティームが低いのだそうです。
自分のことが嫌いなので、心が満たされず、それを埋めるために、買い物に依存したり、不用なものをたくさんためこんでしまうのです。「心を癒やすために買い物をする⇒自分では気づかない」こうしたスパイラルに陥り易いのだそうです。
ローセルフエスティームは、ブランド物を買って自分を誇示したり、整形してみたり、無理なダイエットをしたり、1円でも多くお金を稼ぐために人をだましたりという行動に繋がり易く、かつそうした行動はセルフエスティームは高めることに繋がらない為、いつまでたっても、気持ちが満たされる事はありません。
いくら物をたくさん持っても、幸せになれないのは、セルフエスティームが改善されないからです。
セルフエスティームを高めれば、もう余計な物は必要無くなるそうです。自分自身でいることが楽しいので、物に頼らなくてもよくなります。いわゆる自分軸がしっかりしている状態です。
そこでセルフエスティームを高めたいのですが、そうするためには、それがいったいどういう状態なのか、知っておかなければなりません。
セルフエスティームが地に落ちている人は、自信満々だったときのことをすっかり忘れています。そうした状況から脱出することで、人生自体を大きく変えることができるのです。
これは、仕事においても同じことで上司として部下に接する場面で見え隠れするのだそうです。例えば、上司である自分が部下に仕事を頼んだとします。その内容に、自分の間違いがあったとして、その点を部下が指摘してきました。「課長、先日の仕事を進めていたのですがこの点に間違いかと思われる所があって・・・・これでよろしいんですよね?僕、修正しても良いですか?」こんな感じでしょうかね。その時、どう回答するのか?
セルフエスティームの高い上司
「あぁ、間違っていたか。よく気が付いたね。ごめんごめん。修正して進めておいてくれ」
セルフエスティームの低い上司
「人の間違いばっかりよく気がつくなぁ。お前も間違えることあるだろ!ったく」
こうした状況で見て取れるのだそうです。部下から信頼されていないと思っている上司の方によく見られる対応ですね。セルフエスティームが低く、自分の存在を必要以上に下げて評価してしまっているのだと思います。
日ごろの自分自身の言動を振り返ってみると・・・・少し反省する点などあると感じました。朝礼での社長の話でしたが、興味のわいた話題でしたのでご紹介しました。
セルフエスティームは英語のself-esteemから来た言葉。意味としてはself は「自分自身」、esteem は「尊重する」という動詞です。「自分を尊重する気持ち」と言う事で、辞書などで調べてみると、「自尊心」「うぬぼれ」という訳が書いてあったりします。でも今朝の話だと、これとははちょっと違うようです。
実際「うぬぼれ」と捉えるとネガティブな意味合いが強いので「セルフエスティーム」とは真逆、もっとポジティブな意味で使われるようです。
自分を大切に思う気持ち、今の自分を好きな気持ち、自己肯定感や自信、自分でいることに対する居心地よさ、といったものがセルフエスティームです。なかなか正しく理解する為の線引きが難しいと感じる方もいるかもしれませんね。
それもそのはず、日本語には、セルフエスティームとしっかり重なる言葉が無いためだそうです。日本人にはもともと、こういう概念がなかったのだと思われます。
国民性と言うか、日本社会では、自分なんかよりも、ずっと別のものが大事だったのでしょう。「特攻隊」とかそんな歴史もありますし。
このセルフエスティームは(self-esteem)高い(high ハイ)、低い(low ロー)と表現してつかいます。セルフエスティームが高いとどうなのか?低いとなんなのか?
小さい頃はみんなセルフエスティームが高い
最初はみんな高いセルフエスティームを持っているのだそうです。これは例として伺った話なのですが、カナダに住む日本人が、その土地の方との会話で、4歳の娘さんの話をしていた時のこと。
「娘のセルフエスティームをあげるための本を探しているの」
日本では聞きなれないその言葉。まぁ「なんだか教育熱心なんだ」というイメージは持てました。セルフエスティームをあげる・・・・実際は小さな子供は高いセルフエスティームを持っているのです。おそら「セルフエスティームをあげたい」とそう語る母親の方は、低くなると社会での生活に支障をきたすことを学んでいたので、教育の一環として頭に入っていたのでしょう。
小さな子供は言ってしまえば「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」。自己中心的とも言えるかもしれませんが、宇宙の中で、自分が一番尊いと思う気持ちを持っており、怖いものなしです。
できるだけ、そのままの子供を受け入れてあげれば、特にセルフエスティームを高める努力をしなくても良いのです。しかし、唯我独尊状態で成長していっては、社会生活になじむ事ができません。人は、成長するにつれて、家庭や学校でいろいろと心が折れる体験をしていきます。そのため、必要以上に、セルフエスティームが低くなってしまう人が多いのです。
セルフエスティームが低いとどうなる?
よく言われるのが、「セルフエスティームが低いと物が増える」と言う事。心の病気とも関連してくるのですが、軽いうつを患っていたり、過度のストレスに悩み、物をためこんでいる人が少なくありません。
こういう人は例外なくセルフエスティームが低いのだそうです。
自分のことが嫌いなので、心が満たされず、それを埋めるために、買い物に依存したり、不用なものをたくさんためこんでしまうのです。「心を癒やすために買い物をする⇒自分では気づかない」こうしたスパイラルに陥り易いのだそうです。
ローセルフエスティームは、ブランド物を買って自分を誇示したり、整形してみたり、無理なダイエットをしたり、1円でも多くお金を稼ぐために人をだましたりという行動に繋がり易く、かつそうした行動はセルフエスティームは高めることに繋がらない為、いつまでたっても、気持ちが満たされる事はありません。
いくら物をたくさん持っても、幸せになれないのは、セルフエスティームが改善されないからです。
セルフエスティームを高めれば、もう余計な物は必要無くなるそうです。自分自身でいることが楽しいので、物に頼らなくてもよくなります。いわゆる自分軸がしっかりしている状態です。
そこでセルフエスティームを高めたいのですが、そうするためには、それがいったいどういう状態なのか、知っておかなければなりません。
セルフエスティームが地に落ちている人は、自信満々だったときのことをすっかり忘れています。そうした状況から脱出することで、人生自体を大きく変えることができるのです。
これは、仕事においても同じことで上司として部下に接する場面で見え隠れするのだそうです。例えば、上司である自分が部下に仕事を頼んだとします。その内容に、自分の間違いがあったとして、その点を部下が指摘してきました。「課長、先日の仕事を進めていたのですがこの点に間違いかと思われる所があって・・・・これでよろしいんですよね?僕、修正しても良いですか?」こんな感じでしょうかね。その時、どう回答するのか?
セルフエスティームの高い上司
「あぁ、間違っていたか。よく気が付いたね。ごめんごめん。修正して進めておいてくれ」
セルフエスティームの低い上司
「人の間違いばっかりよく気がつくなぁ。お前も間違えることあるだろ!ったく」
こうした状況で見て取れるのだそうです。部下から信頼されていないと思っている上司の方によく見られる対応ですね。セルフエスティームが低く、自分の存在を必要以上に下げて評価してしまっているのだと思います。
日ごろの自分自身の言動を振り返ってみると・・・・少し反省する点などあると感じました。朝礼での社長の話でしたが、興味のわいた話題でしたのでご紹介しました。
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