「地震・台風・自然災害から身を守るための防災マニュアル」

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4. 救急セット
災害時にはけがをするリスクが高まり、医療機関がすぐに利用できないことも多いため、救急セットを備えておくことが重要です。救急セットには、絆創膏、包帯、消毒液などの基本的な応急処置用品が含まれており、軽いけがや擦り傷の手当てを迅速に行うことができます。また、怪我の程度によっては医療機関に行く前に応急処置をすることで、症状を悪化させずに済む場合があります。

特に注意すべきアイテムとしては、三角巾、止血帯、ガーゼ、ピンセットなどがあります。これらは、出血がひどい場合や骨折の疑いがある場合に役立つため、災害時の緊急対応に欠かせません。また、包帯を固定するための医療用テープや、痛み止めの鎮痛剤も準備しておくとよいでしょう。

災害時に医療支援がすぐに届かないことを想定し、自分や家族の健康状態を把握したうえで、常備薬や必要な薬品もセットに加えておきます。特にアレルギーや持病のある人は、症状が悪化する前に対応できるように、適切な薬を常備することが大切です。

最後に、救急セットの内容は定期的に確認し、消耗したものや使用期限が近いものは早めに補充・交換するよう心掛けましょう。非常時には適切な対応が必要ですので、家族全員で使用方法を確認しておくとさらに安心です。
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