「地震・台風・自然災害から身を守るための防災マニュアル」

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台風が過ぎ去った後も、危険が完全に去ったわけではありません。まずは、自宅や周囲の状況を安全に確認することが最優先です。倒木や電線の損傷、建物の破損などがないかを確認する際、注意が必要です。特に、停電中の際は、電線が切れている可能性があるため、むやみに近づかず、すぐに自治体や電力会社に連絡しましょう。また、地盤が緩んでいる場合は、地滑りや土砂災害が発生する恐れがあるので、斜面や川の近くを歩く際は十分に注意が必要です。

自宅の中では、まずガス漏れや水道の破損がないかを確認します。ガスの匂いがする場合は、換気を行い、すぐにガス会社に連絡してください。水道の破損による漏れがあれば、使用を控え、修理が完了するまで代替水を使用しましょう。次に、家具や家電製品の倒壊や破損がないか確認します。特に冷蔵庫内の食品は、停電が長引いた場合、腐敗している可能性があるため、賞味期限や保存状態を確認し、安全に注意して消費するようにしましょう。

台風後の外出も慎重に行うべきです。風や雨で緩んだ地面や道路には、倒木や落下物、冠水箇所が残っていることが多く、足元には十分注意が必要です。また、マンホールの蓋がずれている場合があり、見えにくい冠水エリアに入ると危険です。靴や服装も、足を守るための丈夫なものを選びましょう。

また、復旧までの間は、電力や水の節約も心がけることが重要です。特に水は貴重な資源となり、断水や給水制限が発生する可能性があるため、非常用の水を無駄にせず、必要最低限で利用しましょう。

最後に、精神的なストレスも無視できません。家族や友人と連絡を取り合い、お互いの無事を確認することで心の負担を減らし、できる限り平常心を保つことが大切です。ライフラインの復旧までの間、台風後の危険に対処しながら安全を確保して過ごしましょう。
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