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人間が話したり考えたり記憶したりする能力は、遺伝的に自然界がプログラムしています。
遺伝子のスイッチは、決められた時期に刺激が与えられたかによって作動します。
人によって能力に差があるのは、最適な時期に適切な刺激が与えられたかによります。
脳の発達には節目があります。
ブロックごとに分けられた節目には、能力を獲得するための臨界期があります。
人間が能力を獲得するのは、早すぎると効果は薄く、遅すぎると獲得はほぼできなくなります。
3歳、6歳、10歳が脳の発達段階の節目です。
臨界期:
「人間には母語を覚える為の限られた期間が存在しており、その時期を逃すと習得するのが難しくなる」
臨界期は、妊娠約5ヶ月 〜 2歳半までの間になります。
胎児の耳が聞こえはじめてから幼児が母語を話すまでの期間です。
とくに人間の赤ちゃんは、英会話の「R」と「L」の発音の聞き分けができる時期が決まっています。
生後約7 〜 8ヶ月目までの期間であることが確認されています。
日米のバイリンガルに関しては、日本語の音が「108音」なのに対して英語は「1808音」の違いがあります。
さらに、日本語と英語の周波数帯も違います。
<日本語と英語の周波数帯>
⑴ 日本語:
→ 1500Hz以下
⑵ 英語:
→ 2000 〜 1万2000Hz
日本語と英語の周波数が全然かぶりません。
生後7 〜 8ヶ月目までが英会話の「s」と「th」の発音が聞き分けきる臨界期です。
大事な時期に焦点をしぼって【赤ちゃんバイリンガル計画】を発動させましょう。
臨界期までは、母語と一緒に英語を習得させてあげる絶好のチャンスです。
◆子どもにバイリンガーになってもらう方法
<基本形 - @>
※ ネイティブスピーカー :
流暢(りゅうちょう)に、その母国語を話す人のこと
〈日本語ネイティブスピーカーのご夫婦〉
【日本人のパパ】
→ 子どもに、日本語で話しかけ続ます。
+
【日本人のママ】
→ 子どもに、日本語で話しかけ続ます。
↓
赤ちゃんは日本語を話し出します。
〈英語ネイティブスピーカーのご夫婦〉
【アメリカ人のパパ】
→ 子どもに、英語で話しかけ続ます。
+
【アメリカ人のママ】
→ 子どもに、英語で話しかけ続ます。
↓
赤ちゃんは英語を話し出します。
〈日本語+英語のネイティブスピーカー夫婦〉
【日本人のパパ】
→ 子どもに、日本語で話しかけ続ます。
+
【アメリカ人のママ】
→ 子どもに、英語で話しかけ続ます。
↓
子どもはバイリンガルになります。
<基本形 - A>
赤ちゃんは、お腹の中にいる時からママの言葉を聞こうとしています。
ママがバイリンガルであるならば、赤ちゃんは二言語を覚えようとします。
【日本人のパパ】
→ 子どもに、日本語で話しかけ続ます。
+
【バイリンガルのママ】
→ 子どもに、英語だけで話しかけ続ます
&
子どもに、日本語だけで話しかけ続けます。
↓
子どもはバイリンガーになります。
脳には尾状核(びじょうかく)といって、言語の切り替え装置があります。
赤ちゃんに話しかける時には、絶対に二言語を混ぜないようにすることが大切です。
理由は、たとえばママが、このように話したら赤ちゃんはどう思うでしょうか?
ママ :
「今日は、Book を、買いに Let`s go」
これですと、子どもの脳の尾状核の切り替えができません。
切り替えができないということは、どちらの言語も覚えることが困難です。
子どもに話しかける時は、キッチリ話す言語をわけましょう。
英会話のレッスン中は、先生と生徒が一切日本語をしゃべらないことで成果が上がりやすくなります。
脳にある言語切り替え装置である尾状核(びじょうかく)を統一します。
〈日本語担当 or 英語担当を分ける〉
⑴ パパは英語だけで赤ちゃんに話しかけます。
+
⑵ ママは英語だけで赤ちゃんに話しかけます。
or
⑴ ママは日本語だけで赤ちゃんに話しかけます。
+
⑵ パパは日本語だけで赤ちゃんに話しかけます。
⑴ ママとパパは日本語だけで会話をする
+
⑵ パパとママは英語だけで会話をする
子どもに話しかける時も、夫婦で会話する時も全て同じ言語だけで話しをします。
このルーティンを24時間、胎教 〜 子どもが2歳半になるまでずっと続けます。
子どもをバイリンガルにする方法で有効なのが以下2パターンです。
<子どもをバイリンガルにする言語分担>
⑴「英語しか話さないパパ」
と
「日本語しか話さないママ」
or
⑵「英語しか話さないママ」
と
「日本語しか話さないパパ」
言語担当をキッチリ分けた 2パターンのご夫婦は、バイリンガル率を上昇させます。
ママとパパが、英語か日本語のどちらかを担当します。
お腹の中に赤ちゃんがいるときは、胎教をメインでするのがママです。
ママが英語と日本語の両方を担当すると効率よくバイリンガーの子どもが誕生します。
赤ちゃんは、生後約7ヶ月までは、どんな音でも聞き分けられるからです。
世界中で話されている約7099言語のどれかを子どもたちはマスターしています。
よって、赤ちゃんは生後約7ヶ月までは世界言語学者です。
赤ちゃんが世界言語学者までいられる期間は、胎教 〜 生後約7ヶ月目と超短期間です。
だとすると、胎教でバイリンガル教育をしないともったえないですよね。
お腹の中の赤ちゃんの耳が聞こえ始めるのが、妊娠約5ヶ月目です。
したがって、妊娠約5ヶ月目 〜 生後約7ヶ月目までが言葉を覚えるための臨界期です。
臨界期は、脳科学的に赤ちゃんが言語を習得する上での人生最大のピークです。
生後約7ヶ月を過ぎた赤ちゃんの脳は、アポトーシスで、いらないものを削除し始めます。
脳が情報を消去する理由は、ママの話している母国語の分析が完了したからです。
人間が生きて行く上で、母語意外の言語は必要ありません。
アポトーシスが始まる妊娠7ヶ月前までの赤ちゃんは、聴覚を最大限に活用して母国語を習得します。
しかし、この臨界期は、聴覚以外にも視覚、臭覚、触覚、味覚も反応しています。
5つの感覚も敏感期です。
この臨界期の超お宝期間に、敏感になる各器官の感覚を利用して、5倍速で脳を成長させる飛び級のチャンスなのです。
<臨界期に六感を鍛えて脳を発達させる>
@ 味覚
→ 妊娠中 〜 授乳期にママが健康に良い多種類の味覚食品を食べます。
お腹の中の赤ちゃんは、色々な味を体験します。
乳幼児は、違った味の母乳を体感します。
A 触覚
→ 一日 24時間、赤ちゃんを抱っこ+おんぶスタイルで密着時間育児をします。
また、赤ちゃんマッサージや赤ちゃん体操で触覚を刺激します。
B 臭覚
→ 花、精油(植物・葉・果実などからの 100%油)などで沢山の香りを嗅がせたり、外の自然の中に連れていって自然を五感で味わってもらいます。
C 視覚
→ 学習をするチャンス
フラッシュカードなどを使って、数字、漢字、アルファベットなどを覚えてもらいます。
D 聴覚
→ 胎教の言葉かけで様々な情報を脳にインプットしてあげます。
E シックスセンス(第六感)
→ 胎教で赤ちゃんに勉強を教えてあげます。
最先端を行くママは、胎教の時から子どもをバイリンガルにさせようと努力しています。
赤ちゃんが英会話の「L と R」の発音や「s と th」の発音を聞き分けられるのが生後約7カ月までだからです。
ちなみに、英会話の「LとR」の発音の使用頻度は、82.3%もあります。
ということは、生後 7ヶ月をすぎると、17.7%の英会話しか理解できないことになります。
赤ちゃんにママが超効率的に英会話を教えるには、胎教 〜 生後 7カ月までの臨界期に、英会話の「LとR」の発音と「s と th」の発音をマスターして聞き分けられるようにしておくと、ママの真似をしたがる赤ちゃんは英語に親しみやすくなります。
妊娠中のママが胎教での語り掛けで英語を話すことは、バイリンガーの子どもを育てる最短の近道です。
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