2017年12月01日
【シートン】みんなの英知を私に【アニマルtouch】
こんにちは、松風です。
もう紹介すべきネタがなくなってきたので本日が最終回のこのコーナー。
早速一発目。
19世紀末、一人の若きナチュラリストが、アメリカの広大な荒野に君臨した誇り高き狼王“ロボ”と対峙する。これは優れた画家であり「動物記」の作家であるシートンのナチュラリストとしての成長を描いた物語である。 -シートン
小学校の頃に読んだきりだけど、ストーリーは未だに覚えている。
他の動物と理解を深め合う主人公の姿勢がとっても印象深く、とにかく魅力的。
創作物語とされてますが、ファンタジーなのか現実なのか区別がつかないぐらいリアリティが高いです。
もうほとんど小説みたいな漫画ですけど、正直言ってシートンにはずっと文字だけの書籍であって欲しかった。
だってあんなに感動的で素晴らしい物語が起こるのを絵にされたらなんも想像できないじゃん!!
見えないからこそ想像する楽しさがあるのに!ってちょっと思ってた。
けど、この漫画書いてくださった方がいい感じに時代背景に合わせた絵柄にしてくださってるので、無用な心配はノープロブレム。
あの楽しくも厳しい世界をしっかり絵にしてくれてます。
動物大好きなのにまだ読んだことない人は絶対読むべき本。
シンプルにオススメです。
では最後!
洋館で相棒のドーベルマン・さくらと暮らす青年・立神。彼の職業は動物訓練士。 犬たちのしつけはもちろん、ほかの動物たちの心を読み取り、ストレスの軽減もしてしまう凄腕! すべては物言えぬ動物たちとその家族のため、今日も彼は、この一言とともに依頼主の元を訪れる。 -アニマルTouch
これは普通に面白いです。
普通って何?と言われると困りますが、激切なくもなく、激感動があるわけでもなく、平和で嬉しくて静かで楽しい感じの穏やかな漫画っていうことです。
主人公の青年はおとなしく誠実な男性で、最初に飼い犬のドーベルマンをさん付けで呼んでいるところは少し違和感を覚えましたが、それ私もやってるわと思い出したら違和感はかき消えました。
また、物語に出てくる動物の声が聞こえる主人公が解説してくれるおかげで、動物に詳しくなれるというオプション付き。
絵柄も丁寧で読みやすいです。
今までドロドロ系小説や激しい情緒を呼び起こす漫画に慣れてしまった現代人はこれを読んで落ち着いてください。
しかし動物の声がわかるなんて、本当にスンバラシイ能力です。
なんで彼に合って私には無いんでしょうか。
フィクションといえど、こういう羨ましい能力の人を見てしまうと、ついつい自分にもそんな能力があったらと夢想してしまいます。
それができるのが書籍のいいところだよね!!
というところでRenta特集はおしまいです。
私の中で、今回紹介した漫画の中で一番を決めるなら、やっぱりBEASTARSですね。やっぱりね。
あんなに普通の自然界の掟や人同士の人間関係を衝撃的に描いてくる人はおりません。
何と言っても主人公のレゴシをすごく応援したくなるところがいい。
とってもチャーミングなところがあるし、友達も彼にぴったりないい人ばかり。
そしてじれったい。
漫画や小説において、じれったさってすっごく大切な要素だと思う。
読者をひきつけるところだよね、もう本当素敵です著者様。
ということで、Renta特集本当に終わります。
ここまで駄文感想文読んでくださって方々、ありがとうございました。
⇒おもしろRentaF:おすすめアニマルコミック特集!【猫ヶ原】私(笑)の英知を皆に【ゴメスが見てる】
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