2017年11月28日
うさぎの運動量って具体的にどれぐらいあればいいの?運動しない場合は?
こんにちは、松風です。
久しぶりに真面目になります。
今回はうさぎの運動量についてお話しします。
うさぎはどれだけ運動させるべき?
本来、野生のうさぎは野原を走ったりして草をずっと食べています。
何故なら、うさぎは捕食される側の動物ですので、捕食してくる動物から逃れるためにエネルギーを蓄えなければなりません。
また、うさぎと言えば後ろ足で跳ねるイメージが有名ですが、本気で跳ねて走るのにはすごくエネルギーを消耗します。
加えて、草のエネルギー量は多くはありませんので、長い間大量に食べ続ける必要があります。故に、ずっと草を食べているのです。
では飼育下ではどうなのか。
当然人に飼われている状態では天敵はいませんし(おそらく)、ごはんも飼い主が用意してくれます。
ということは、必然的に多くの運動は必要ないことになります。
しかし、うさぎは通常、部屋の中を最低30分散歩させるべきというのが通説です。
その理由と具体的な運動時間を調べていきましょう。
腸内の活性化
皆さんは便秘になったことはありますか?
なったことがある人はおそらく分かるかと思いますが、便秘の解消には食事内容はもちろんのこと、運動が必要不可欠です。
部屋の中を走ったり、色んな体勢をすることで、うさぎの体は刺激を受け、血流とともに腸内の動きも活発化します。
結果、死因としても多い毛球症を予防できるようになります。
よくケージ内にハウスを置いて、その上などにうさぎが移動することでケージ内でも多少の運動ができると言われている場合もありますが、部屋の中を自由に駆け回れるのとうさぎの気分でちょっとハウスの上に乗ったりするのとでは、運動量が全く違います。
病気を未然に防ぐために、毎日一定の運動が出来ている子はやはり人間でも健康的ですので、うさぎにも当てはまりそうです。
筋肉のコリを解す
うさぎを飼っておられる方なら知っていると思いますが、うさぎはよく同じ体勢で長時間じっとしていることが多いです。
その間、特にうさぎにとって大切な背からお尻にかけての筋肉はずっと働き続けています。
実際触っていただくと分かりますが、うさぎのお尻はかなり固く、筋肉が詰まっています。
そのまま筋肉が凝り固まってしまうと、当然しなやかな体ではなくなってしまいますので、ケガをしやすくなったり年を取ってきてから急速に筋肉が弱ったりすることが多々あります。
最近よろよろしてるかも…と気付く前に、運動でしっかりとした筋肉を作ってあげてから、マッサージで解したりなどして健康的な体の状態を維持してあげましょう。
ストレスの緩和
先の項目でも少し触れましたが、うさぎは元来草原を走っている動物です。
また、うさぎは常に捕食者に狙われているためか、極度にストレスに弱い動物です。
小屋から出たがらないうさぎであればともかく、走り回りたいうさぎに対して運動を禁じるのは多大なストレスになります。
個体によっては大きな音がしただけで弱り、死に至る場合もありますので、たかがストレスと侮ってはいけません。
うさぎにとって脅威なものは片づけて、毎日うさぎが楽しく部屋んぽできる環境づくりを目指しましょう。
まとめ
結局、うさぎの運動時間は最低30分と言われている理由はどこにも書かれていませんでした。
おそらく、飼育下のうさぎに必要な運動量は十分足りる平均時間が30分程度なのだと思われます。
しかし、うさぎは30分散歩させても30分間ずっと動き回っているわけではありません。
うちのうさぎは、散歩できるとなったら10分間集中的に爆走して、すぐ満足げに横になります。
このような運動を何セットかこなせばいいということなのでしょうが、そうしたがらない子もたくさんいると思います。
そういったこの場合、無理させるほうがストレスになりますので、30分はあくまで目安として頭の隅に置いておきましょう。
どうしても運動させなければ健康を害してしまう、と言った場合は、うさぎが外を嫌がる原因が必ずあると思いますので、それを取り除くことが先決です。
散歩した後はおやつなどを用意してあげると、散歩するといいことがあるとうさぎが覚えて段々散歩してくれるようになるかもしれません。
上記の原因が分からない、どうしようもないけど病気にはなってほしくない、というのであれば、温めたタオルや手で体中をマッサージしてあげると、筋肉もほぐれますしうさぎも気持ちがいいのでリラックスしてくれるようになります。
また体をさすって刺激して温めてあげることで、多少胃腸の動きも活発になってくるので、運動嫌いなうさぎがいるおうちにはおすすめです。
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