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2020年04月30日

感染症とウイルスの基礎知識を(2)

先日は感染症についてまとめてみたのですが、

今回は感染症の病原体であるウイルスについて

整理してみたいと思います。

インフルエンザの流行機などにウイルスについて

以前からよく言われてきましたが、どういうものなのか

実際にはよく理解していないのが現実ではないでしょうか。

ウイルスについて考えると、細菌とよく間違えることが

多いようです。

ウイルスと細菌、どう違うのでしょうか。

病原体のひとつである細菌は、一つの細胞しかない単細胞生物

なんです。目では見えない小さな生き物で、栄養源さえあれば

自分と同じ細菌を複製して増えていくことができるのです。

細菌は、人の体に侵入して病気をおこす有害な細菌もいますが、

その一方で、人の生活に有用な細菌も存在しています。

よく言われている納豆菌など、人の体には多くの種類の細菌が

いて、皮膚の表面や腸の中の環境を保っているのです。

病気をおこすことがある細菌としては、大腸菌や結核菌などが

よく知られていますね。

そして、その病気をおこす細菌を退治するための薬が抗生物質の

ような抗菌薬なのです。

ウイルスは細菌の約50分の1程度の大きさで、細菌にくらべて

はるかに小さく自分で細胞をもたないのです。なので、他の

細胞に入り込んで生きているのです。

要するに、ウイルスは単独では増殖できないので、ヒトの

細胞の中に侵入して増殖するのです。

ヒトに病気をおこすことがあるウイルスとして、インフルエンザ

ウイルスやノロウイルスなどが知られていますよね。

風邪もさまざまなウイルスが原因なのですね。

ところが、ウイルスは大きさや仕組みが細菌と異なるので

抗生物質などの抗菌薬は効かないといわれています。

なので、抗菌薬とは違った抗ウイルス薬が必要になるのですが、

残念ながら抗ウイルス薬はまだ少ししか開発されていないのが

現状なのです。

インフルエンザやポリオ、おたふくかぜ、日本脳炎などのウイルス

に対してはワクチンの予防接種で予防できますが、さまざまな

深刻な感染症のウイルスについては、開発中と言われています。

今回の新型コロナウイルスもその一つです。

新型コロナ渦、世界中でワクチンの開発に取り組んでいますが、

早くて1年から1年半はかかると言われています。

一刻も早いワクチンや抗ウイルス薬の開発を期待したいですね。

と同時に、私たち自身も免疫力、抵抗力を高めるために

バランスの良い食事や適度の運動を心がけたいですね。

「ステイホームウィーク」を頑張りましょう!











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posted by アプロ君 at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康
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