学会の学術講演会で新型コロナ感染の現状を
第2波の真っただ中にいるとの見解を述べましたね。
その主な根拠として、第1波であった3月末からの2ヶ月間で
感染者が約1万5千人であったのが、今回の6月末からの
2ヶ月間で、すでに4万人弱の2倍以上にのぼる感染者が出て
いることにあります。
地域別にみても、東京都、愛知県、大阪府、福岡県、沖縄県
などをはじめ、各地でほぼ2倍以上の感染が拡大しています。
厚労省の12日時点の公表によると、6月末以降の入院者は6千人を
超えており、4月末時点の5627人を超えているのです。
重症者も8月に入って沖縄県や大阪府など8府県で急増してきており、
深刻さが増してきています。
こような状況にあるにも関わらず、行政府は4月の緊急事態宣言当時
とは状況が異なっているとして、「第2波」と認定することを避けて
います。
状況の違いが何かははっきりとはわかりませんが、おそらく
重症者が少ない、若年層の比率が高く軽症者や無症状の感染者が
比較的多いなどの理由に基づいていると思われます。
今の時点では、重傷者数が4月時点に比べ約半数にとどまって
いるのは確かではあるのですが、今後どういう事態に広がりを
みせるのか、誰にも予測できない緊迫した状況にあるのは
否定できないでしょう。
それにもかかわらず、「第2波」であることを認めようとせず、
強力な対策を打ち出そうとしない政府の対応には首をかしげて
しまいますね。
第2波の致死率が第1波の10倍に達したとされる、あの100年前の
スペインかぜの時の状況を今一度思い起こすべきではないでしょうか。
勿論、今回の新型コロナ感染も同じコースをたどるとは決して
言えませんが、最悪の事態を想定しながら慎重かつ適切な
かじ取りをするべきだと思うのです。
より懸念せざるを得ないのが、このままでいくと秋冬を迎えて
第3波への再々拡大につながっていかないかということです。
自然環境からすれば、第2波より第3波の方がもっと心配に
なりますよね。
今は「コロナと熱中症」ですが、秋以降からは「コロナと
インフルエンザ」という、より厄介な対応に迫られることは
間違いないでしょう。
そういう意味では、「第2波」の段階でコロナ対策を万全に
しておくことが大切だということを強く感じる次第です。
ウィルス対策にフェイスシールド
日用品なんでも除菌!【MCARE】
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image