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2016年04月25日
これって復讐?
共幻文庫コンテストのお題「復讐」に出品すべく、さっそく「浦島異聞」という作品を書き上げたのですが、何度も読み返し、推敲を重ねてゆくうち、出品はいったん取り下げる事にいたしました。
と言いますのは、本人、復讐の話で書いたつもりだったのですが、いくら読んでもオチが復讐らしく感じられません。話自体は、怖くて、面白いんじゃないかと思ったのですがね。
代わって、やっぱり、お化け坂を舞台にした怪談を一本、作成する事にいたしました。お化け坂はもうシリーズにして、どんどん新ネタを発表していこうかと考えています。実は、お題の「笑い」の方にも、すでにお化け坂ものを一本、出品いたしております。
で、「浦島異聞」の公開はどうするのかと言いますと、まぁ、今後の共幻文庫コンテストのお題を見て、しっくりいくお題が提示されましたら、その時、提出しようかと企んでおります。ブックショートの方でも、また、昔話を題材にした小説を募集するかもしれませんしね。
さらには、私自身も、落選作品ばかりを集めて、自分の電子書籍で公開しようかと思っていますので、どの形にせよ、いつかは「浦島異聞」も陽の目を見る事でしょう。
【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り!
と言いますのは、本人、復讐の話で書いたつもりだったのですが、いくら読んでもオチが復讐らしく感じられません。話自体は、怖くて、面白いんじゃないかと思ったのですがね。
代わって、やっぱり、お化け坂を舞台にした怪談を一本、作成する事にいたしました。お化け坂はもうシリーズにして、どんどん新ネタを発表していこうかと考えています。実は、お題の「笑い」の方にも、すでにお化け坂ものを一本、出品いたしております。
で、「浦島異聞」の公開はどうするのかと言いますと、まぁ、今後の共幻文庫コンテストのお題を見て、しっくりいくお題が提示されましたら、その時、提出しようかと企んでおります。ブックショートの方でも、また、昔話を題材にした小説を募集するかもしれませんしね。
さらには、私自身も、落選作品ばかりを集めて、自分の電子書籍で公開しようかと思っていますので、どの形にせよ、いつかは「浦島異聞」も陽の目を見る事でしょう。
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2016年04月24日
第二回のテーマは「復讐」
共幻文庫コンテスト2016の第二回のお題が発表されました。「復讐」です。
これは困りました。すでに書きたい話はいろいろ用意していたのですが、中身を加工しても、このテーマにはうまくはまりそうなものがありません。これからゼロから新ネタを考えなくちゃいけなさそうです。
「復讐」と言う題材でしたら、ホラーとか書きやすいので、いくらでもアイディアは浮かんできて、これまた困りました。とりあえず、また、まずは私の頭の中で予選を行なって、ボツネタを振るい落とさなきゃいけなさそうです。
いろいろ試行錯誤したのですが、同じコンテストに出品できる作品は二つが限界かなと分かってきました。共幻文庫コンテストの第一回お題「笑い」にも、アットホームアワードにも、すでに二本の作品を出品しているのですが、次の出品作がなかなか決まりません。先に応募した二作品と比較すると、あきらかに内容的に劣っている感じがして、どうも執筆に至らないのです。
こうして、書けなかった作品を、またボツネタとして、いっぱい紹介しないといけなくなりそうなのであります。
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これは困りました。すでに書きたい話はいろいろ用意していたのですが、中身を加工しても、このテーマにはうまくはまりそうなものがありません。これからゼロから新ネタを考えなくちゃいけなさそうです。
「復讐」と言う題材でしたら、ホラーとか書きやすいので、いくらでもアイディアは浮かんできて、これまた困りました。とりあえず、また、まずは私の頭の中で予選を行なって、ボツネタを振るい落とさなきゃいけなさそうです。
いろいろ試行錯誤したのですが、同じコンテストに出品できる作品は二つが限界かなと分かってきました。共幻文庫コンテストの第一回お題「笑い」にも、アットホームアワードにも、すでに二本の作品を出品しているのですが、次の出品作がなかなか決まりません。先に応募した二作品と比較すると、あきらかに内容的に劣っている感じがして、どうも執筆に至らないのです。
こうして、書けなかった作品を、またボツネタとして、いっぱい紹介しないといけなくなりそうなのであります。
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タグ:共幻文庫
2016年04月09日
AIの小説に抜かされる日
今朝のNHKの番組でやっていたけど、囲碁の腕前が人間の名人を追い抜かしたAI(人工知能)は、ついに小説すら書くようになり始めました。
AIの方が面白い小説を書くようになってしまったら、私も小説コンテストに参加する意味が無くなってしまうのですが、はたして、現状はどんな感じなのでしょう。
例の星新一コンテストで予選に残ったと言うAIの小説も読んでみましたが、まだまだ人間の方が上かなとは思いました。
確かに、文章の構築などは、ヘタな作家気取りより上手に書けているかもしれませんが、オリジナリティの点で今一つな感じがしました。
私の作品と比べてみますと、「帰り道」みたいな話はAIでも書きそうですが、「裸の王様」や「蜘蛛の糸」みたいな小説は、まだAIにはムリかなと言う事です。ちなみに、「帰り道」は落選、「裸の王様」と「蜘蛛の糸」は入選ラインですね。
なぜ、「裸の王様」や「蜘蛛の糸」がワンランク上なのかと言いますと、この二作品には、明確なメッセージが含まれています。AIには、しっかりしたストーリーや意外なオチは書けても、そこにメッセージも盛り込む事はまだ不可能でしょう。なにしろ、しょせんAIには、人間のような「心」という中核がないのですから。
また、AIは、どこまでも理路整然とした完璧な小説を書き上げようとする以上、意味不明な状況ではじまった内容を最後のオチでしっかり収束させる荒業とか、「F先輩と一恵」のような些細なお遊びも出来ないかもしれません。
そんな風に考えてみますと、作家業はまだまだAIに乗っ取られないで済むかもしれないと、少しホッとするのでした。
ちなみに、AIは小説を書く際にネットからどんどん情報を取り込んでいく方法をとっているらしいのですが、最近の私も、小説を書く時は、頻繁にネットで情報再確認を行なっていますので、やってる事が同じなのかと思うと、ちょっと苦笑いしてしまいます。
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AIの方が面白い小説を書くようになってしまったら、私も小説コンテストに参加する意味が無くなってしまうのですが、はたして、現状はどんな感じなのでしょう。
例の星新一コンテストで予選に残ったと言うAIの小説も読んでみましたが、まだまだ人間の方が上かなとは思いました。
確かに、文章の構築などは、ヘタな作家気取りより上手に書けているかもしれませんが、オリジナリティの点で今一つな感じがしました。
私の作品と比べてみますと、「帰り道」みたいな話はAIでも書きそうですが、「裸の王様」や「蜘蛛の糸」みたいな小説は、まだAIにはムリかなと言う事です。ちなみに、「帰り道」は落選、「裸の王様」と「蜘蛛の糸」は入選ラインですね。
なぜ、「裸の王様」や「蜘蛛の糸」がワンランク上なのかと言いますと、この二作品には、明確なメッセージが含まれています。AIには、しっかりしたストーリーや意外なオチは書けても、そこにメッセージも盛り込む事はまだ不可能でしょう。なにしろ、しょせんAIには、人間のような「心」という中核がないのですから。
また、AIは、どこまでも理路整然とした完璧な小説を書き上げようとする以上、意味不明な状況ではじまった内容を最後のオチでしっかり収束させる荒業とか、「F先輩と一恵」のような些細なお遊びも出来ないかもしれません。
そんな風に考えてみますと、作家業はまだまだAIに乗っ取られないで済むかもしれないと、少しホッとするのでした。
ちなみに、AIは小説を書く際にネットからどんどん情報を取り込んでいく方法をとっているらしいのですが、最近の私も、小説を書く時は、頻繁にネットで情報再確認を行なっていますので、やってる事が同じなのかと思うと、ちょっと苦笑いしてしまいます。
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タグ:AI
2016年04月05日
ルシーのその後
いちおう、報告しておきますが、私が特に力を込めて執筆した小説「ルシーの明日」は、残念ながら、出品先で一次予選通過ならず、落選してしまいました。
でも、いいのです。
実は、投稿後、「ルシーの明日」は、あちこち書き直したい部分が出てきてしまいまして、作者としても、あのまま入選でもしたら、後悔していたかもしれないのであります。
で、現在、「ルシーの明日」の改訂稿を作成中です。こちらにつきましては、いずれ自分のホームページ(電子書籍)上ででも公開しようかと考えています。
さらに、今書いている最新作に、ルシーを登場させちゃいました。この最新作は、今までで一番の自信作です。大賞だって狙えるかもしれません。こちらの作品が入選した際、他のコンテストの入賞作にルシーが出ておりますと、著作権的にあとで揉める恐れもありましたので、姉妹作「ルシーの明日」の方は、むしろ後腐れなく入選しなくて良かったのであります。
何もかも、いい方にいい方に考えるようにしているのであります。
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タグ:ルシー
2016年03月31日
「裸の王様」と「蜘蛛の糸」
ブックショートで優秀作品にまで残った私の作品のうち、「裸の王様」は変化球、「蜘蛛の糸」は直球作品と呼べるかもしれません。
基本的に、私は、意外なアイディアやオチに凝る変化球タイプの作品の方が得意なのですが、「蜘蛛の糸」は、比較的誰でも思い浮かびそうなストーリーをストレートに書いてみました。恐らく、「蜘蛛の糸」の結末は誰もが予想できたものとは思いますが、それでも、そのエンディングに至るまでの過程が丁寧に書き込まれており、それが読み応えにつながっています。
こうして、二つを読み比べてみますと、作者の私自身、「蜘蛛の糸」の方が上かな、と思う訳でして、やっぱり、小説ってのは王道のものの方が受けはいいのかもしれないと考えてしまう次第なのでした。
さて、ブックショートには、まだもう一本、出品しています。でも、その話は、どちらかと言うと、変化球タイプなので、優秀作品に選ばれるかどうかは、何とも微妙なのであります。
「裸の王様」
「蜘蛛の糸」
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基本的に、私は、意外なアイディアやオチに凝る変化球タイプの作品の方が得意なのですが、「蜘蛛の糸」は、比較的誰でも思い浮かびそうなストーリーをストレートに書いてみました。恐らく、「蜘蛛の糸」の結末は誰もが予想できたものとは思いますが、それでも、そのエンディングに至るまでの過程が丁寧に書き込まれており、それが読み応えにつながっています。
こうして、二つを読み比べてみますと、作者の私自身、「蜘蛛の糸」の方が上かな、と思う訳でして、やっぱり、小説ってのは王道のものの方が受けはいいのかもしれないと考えてしまう次第なのでした。
さて、ブックショートには、まだもう一本、出品しています。でも、その話は、どちらかと言うと、変化球タイプなので、優秀作品に選ばれるかどうかは、何とも微妙なのであります。
「裸の王様」
「蜘蛛の糸」
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2016年03月30日
「蜘蛛の糸」入選
先月の「裸の王様」に引き続き、今月も、ブックショートに出品しておいた作品の一つ「蜘蛛の糸」が優秀作品に選んでいただけました。
この作品(「蜘蛛の糸」)は、「裸の王様」より出来がいいと、作者の私自身が確信しておりましたので、こうして優秀作品に残してもらえて、ひとまずホッとしております。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を題材にしたお話で、ほんとは、もっと違うタイトルを付けたかったのですが、「蜘蛛の糸」にしないと、冒頭の文章とうまく合致しないという問題が生じまして、現タイトルになった次第です。
実は、今回、もう一本「ヒトラーの秘密」という作品も出品していたのですが、こちらは入選しませんでした。まぁ、私も、この作品については入選するかどうかは微妙だと思っていましたし、もしかすると、一度の選出で同じ作者の作品を二つは選ばないものなのかもしれません。
なお、「ヒトラーの秘密」はけっこう長めの小説なので、このブログ内に転載する予定はありません。
入選作「蜘蛛の糸」
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この作品(「蜘蛛の糸」)は、「裸の王様」より出来がいいと、作者の私自身が確信しておりましたので、こうして優秀作品に残してもらえて、ひとまずホッとしております。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を題材にしたお話で、ほんとは、もっと違うタイトルを付けたかったのですが、「蜘蛛の糸」にしないと、冒頭の文章とうまく合致しないという問題が生じまして、現タイトルになった次第です。
実は、今回、もう一本「ヒトラーの秘密」という作品も出品していたのですが、こちらは入選しませんでした。まぁ、私も、この作品については入選するかどうかは微妙だと思っていましたし、もしかすると、一度の選出で同じ作者の作品を二つは選ばないものなのかもしれません。
なお、「ヒトラーの秘密」はけっこう長めの小説なので、このブログ内に転載する予定はありません。
入選作「蜘蛛の糸」
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2016年03月24日
アットホームアワードのNGネタ
アットホームアワードの小説コンテスト用のネタを考案中なのですが、思った以上に苦戦しそうです。
と言いますのも、コラボ相手が住宅斡旋関係の会社なので、住宅物件のイメージがマイナスになるようなネタは恐らく、どんなに面白くても、採用される見込みがありません。
たとえば、お題の一つに「一人暮らし」と言うのがあって、私のような人間は、すぐ「一人暮らししてたら、幽霊が出てくる部屋だった」という話が思い付いてしまうのですが、こんなのは絶対に入選しないでしょう。最後が幽霊と仲良くなるハッピーエンドだとしてもです。
「お隣さん」というお題もあるのですが、近年、騒がれているご近所問題をテーマにしても、多分、審査員に敬遠されるかと思います。
正直、アンハッピーな話の方が得意な私としては、かなり手強そうです。ハッピーエンドのネタをいろいろ練ってみたものの、今一つ面白くないと言うか、他の人もすぐひらめきそうな話しか、まだ思い付きません。いっそ、SFにして、宇宙ステーション内の住宅を舞台にしてみたら毛並みの変わったものになるかな、とも思ったのですが、これについては、まだ検討中です。
どっちにせよ、ボツネタはまた、こちらのブログでどんどん紹介していく事になりそうです。
【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り!
と言いますのも、コラボ相手が住宅斡旋関係の会社なので、住宅物件のイメージがマイナスになるようなネタは恐らく、どんなに面白くても、採用される見込みがありません。
たとえば、お題の一つに「一人暮らし」と言うのがあって、私のような人間は、すぐ「一人暮らししてたら、幽霊が出てくる部屋だった」という話が思い付いてしまうのですが、こんなのは絶対に入選しないでしょう。最後が幽霊と仲良くなるハッピーエンドだとしてもです。
「お隣さん」というお題もあるのですが、近年、騒がれているご近所問題をテーマにしても、多分、審査員に敬遠されるかと思います。
正直、アンハッピーな話の方が得意な私としては、かなり手強そうです。ハッピーエンドのネタをいろいろ練ってみたものの、今一つ面白くないと言うか、他の人もすぐひらめきそうな話しか、まだ思い付きません。いっそ、SFにして、宇宙ステーション内の住宅を舞台にしてみたら毛並みの変わったものになるかな、とも思ったのですが、これについては、まだ検討中です。
どっちにせよ、ボツネタはまた、こちらのブログでどんどん紹介していく事になりそうです。
【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り!
タグ:アットホームアワード
2016年03月23日
アットホームアワード小説コンテスト
ブックショートの小説コンテストは、3月いっぱいが締め切りだったのですが、4月からはアットホームアワードと言う、新しい小説コンテストを始めるみたいです。このコンテスト、コラボ企画なので、なかなか賞金の方もお高そうで。
現在、私は、共幻文庫コンテストの方へ送るネタを考えていた最中だったのですが、同じお題で量産するのは、どうもキツそうだと感じてきたところでしたので、合間を見つけながら、こちらのアットホームアワードへも出品してみる事に決めました。
4ヶ月期間があって、お題が四つありますので、月一本ずつ挑んでみるのもいいかもしれません。
【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り!
現在、私は、共幻文庫コンテストの方へ送るネタを考えていた最中だったのですが、同じお題で量産するのは、どうもキツそうだと感じてきたところでしたので、合間を見つけながら、こちらのアットホームアワードへも出品してみる事に決めました。
4ヶ月期間があって、お題が四つありますので、月一本ずつ挑んでみるのもいいかもしれません。
【裏ワザ】覚えやすいメールアドレスでEメール上級者の仲間入り!
2016年03月15日
共幻文庫コンテスト2016、いよいよ開催!
昨年はお世話になりました共幻文庫の今年度コンテストがいよいよ開始されるみたいです。
昨年はたっぷり12回ありましたが、今回は5回に減らして、締め切りまでの時間に余裕を持たせるとの事。昨年コンテストは、確かに余裕がなくて、一つの回に一作品出すのが精一杯だったのですが、これだけ時間があるのでしたら、二本以上出そうかと思います。と言うか、回数が減った分、複数出品しないと、入選率も下がりそうです。
第一回のお題は「笑い」。締め切りは4月いっぱいです。
共幻文庫 共幻文庫 短編小説コンテスト2016
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昨年はたっぷり12回ありましたが、今回は5回に減らして、締め切りまでの時間に余裕を持たせるとの事。昨年コンテストは、確かに余裕がなくて、一つの回に一作品出すのが精一杯だったのですが、これだけ時間があるのでしたら、二本以上出そうかと思います。と言うか、回数が減った分、複数出品しないと、入選率も下がりそうです。
第一回のお題は「笑い」。締め切りは4月いっぱいです。
共幻文庫 共幻文庫 短編小説コンテスト2016
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タグ:共幻文庫
2016年03月10日
解放軍闘士のオオカミ
オオカミは実は、人間から家畜たちを解放しようと考えている運動家だった。
しかし、無理解な家畜たちのせいで、その活動はなかなか上手くいかないのだった。
先日も、三匹の子ブタを解放しようと、彼らの家畜小屋へ乗り込んでいったのだが、ワラと木の家畜小屋を壊しても、レンガの家畜小屋へ逃げ込んでしまい、ブタたちは一歩も外へ出てこない始末だ。
オオカミは、今度は七匹の子やぎの家畜小屋へとやってきた。彼らの母親は、屠殺するため、主人の人間に連れていかれたばかりである。そこで、オオカミは彼らの母親に化けて、子やぎの家畜小屋にまんまと入り込んだ。子やぎたちを追いかけ回して、オオカミは六匹まで子やぎを外へと逃がしてしまった。
だが、最後の一匹がどこに隠れているかが見つからず、そんな矢先に、主人の人間がやって来てしまう。オオカミは無念にも射殺され、助けてもらったと思った最後の子やぎは主人に抱きつく。
「お前だけは離さないぞ」と子やぎに優しく語りかける主人だが、実は、やがて主人はこの子やぎを食べてしまうつもりなのだ。
しかし、無理解な家畜たちのせいで、その活動はなかなか上手くいかないのだった。
先日も、三匹の子ブタを解放しようと、彼らの家畜小屋へ乗り込んでいったのだが、ワラと木の家畜小屋を壊しても、レンガの家畜小屋へ逃げ込んでしまい、ブタたちは一歩も外へ出てこない始末だ。
オオカミは、今度は七匹の子やぎの家畜小屋へとやってきた。彼らの母親は、屠殺するため、主人の人間に連れていかれたばかりである。そこで、オオカミは彼らの母親に化けて、子やぎの家畜小屋にまんまと入り込んだ。子やぎたちを追いかけ回して、オオカミは六匹まで子やぎを外へと逃がしてしまった。
だが、最後の一匹がどこに隠れているかが見つからず、そんな矢先に、主人の人間がやって来てしまう。オオカミは無念にも射殺され、助けてもらったと思った最後の子やぎは主人に抱きつく。
「お前だけは離さないぞ」と子やぎに優しく語りかける主人だが、実は、やがて主人はこの子やぎを食べてしまうつもりなのだ。
この話は、小説よりもマンガ向けで、ラストのシーンは、主人の人間の影が、舌なめずりしている狼の形をしているカットだったりしたら、よりインパクトがあったかもしれません。
で、この話がなぜボツかと言いますと、けっこう面白い話にはなりそうだったのですが、入選するかどうかと言うと、ちょっと厳しそうです。自分でも入選しないかもしれないと思う作品は、わざわざ書かないのであります。
他にも、こぶとりじいさんネタで「こぶの中には、栄誉がいっぱい詰まっていて、こぶを取ってもらった善人じいさんは早死にして、こぶが増えた意地悪じいさんは長生きした」なんてアイディアもあったのですが、これも話としてはだいぶ物足りないので、書かずじまいです。
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