「いいえ、怪現象でも宇宙人の侵略でもありません。この会場の笑いは盗まれたのです。そんな魔法のような事ができる人間を、皆さんも一人だけご存知のはずです」 (「笑いを盗む男」より)
そもそも、私が怪盗ニジュウ面相を自分の小説に登場させたのは、小説「お題に生きる男」に怪盗を出す必然性があって、どうせアホ小説なのだから、思いっきり分かりやすい怪盗にしちゃえ、という安易な発想に落ち着いたからでした。
ところが、アホ小説なりに書いてて面白くなってきちゃいまして、悪のりして、共幻文庫のお題付きコンテストが再開するならば、再開記念の小説にもニジュウ面相を登場させちゃえ、って事で「笑いを盗む男」を入選の可能性無視で書いちゃったのであります。
とりあえず、これだけでもお遊びとしては十分に完結しておりますので、もうニジュウ面相に登場してもらわなくてもよさそうなものなのですが、困った事に、2話も書くと、そこそこに設定がふくらんできまして、要所要所でニジュウ面相の出てくるアホ話を発表したくなってきました。
と言う事で、共幻文庫のコンテストでも、多分、最後のお題あたりでニジュウ面相はまた現われる事でしょう。他のコンテストへもニジュウ面相が出張する可能性は大いに有りです。
「ルシーの明日とその他の物語」
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