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2023年11月15日

コラッツ予想(その11)

 さて、現在、私たちは、コラッツの数式を、1から順番にさかのぼって、分析している訳ですが、ひとまず、「4」まで辿り着く事ができました。「4」の先は2方向に分かれており、片方は8(偶数)、もう片方(奇数)は1となっています。

 そもそも、数字「1」が出てきた時点で、すでに話がこんがらがり出しているのですが、ここはひとまず、「8」の方に目を向けて、解析を続けていく事にしましょう。

「8」は、「偶数8 割る2=4」によって導き出された数字でした。しかし、振り返ってみますと、これまでの数字だって、
「偶数4 割る2=2」
「偶数2 割る2=1」

 と、コラッツの偶数の数式を逆算して、見つけ出した数字だったのです。

 でしたら、このまま、偶数の数式ばかりを逆算してゆき、その先にある数字もどんどん繋げてしまいましょう。

1、2、4、8、16、32、64、128、256、512、1024、2048、4096、8192、16384・・・

 もはや、コラッツ予想とも関係なく、ただ、2の倍数を次々に倍にしていっただけのようにも見えますが、これはこれで、コラッツの計算の数列としては、成立しているのであります。

 そして、数字が無限である以上、この数列は、永遠に、莫大な数になっても、どこまでも続いていく事になるのでしょう。それだけではなく、この数列に並んだ全ての数字が、その時点で、コラッツ予想の確定数字にも該当した事になるのです。

 過去のコラッツ予想への挑戦者たちは、まず、任意の整数の方を出発点にして、その整数が1まで分解できるかどうかを一つ一つ調べてきましたが、私のやり方では、1から出発して、そこへと辿り着く整数をコラッツ予想の確定数字にと判定していったのでした。

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