2022年10月08日
渡辺美奈代ラブソング
一時期、アイドルの渡辺美奈代の歌にハマっていた事がありました。
渡辺美奈代なんて、どうせ、おニャン子クラブ出身だし、王道のアイドルなんて、本来は、私の眼中にないはずの存在だったのですが、それでも、彼女のいくつかの曲には、ひどく惹かれてしまったのです。
「ちょっとFallin' Love」(1988年)あたりから、ちょっと良いかな、と思えてきて、「抱いてあげる」「いいじゃない」(ともに、1988年)を経て、「愛がなくちゃ、ネッ!」「恋愛紅一点」(ともに、1989年)で、完全に心を掴まれてしまいました。ただし、気に入ったのは、あくまで、これらの数曲だけで、他の期間に歌っていた歌には、ほぼ魅力を感じなかったのです。
最近、調べて分かったのですが、私の好きな渡辺美奈代の歌は、いずれも、おニャン子卒業後のものばかりでした。言い換えれば、秋元康が携わってないものばかりなのです。私は、秋元康の作詞曲は、ヘンに流行を意識しすぎた感じで、あまり好きになれなかったのであります。
対して、私の気に入った渡辺美奈代の恋愛歌なのですが、実は、他のアイドルの恋愛歌とも、大きく異なった部分がありました。
普通、アイドルの恋愛歌と言えば、ツンデレとか恋の駆け引きなどの要素が多く盛り込まれているものなのですが、渡辺美奈代の歌は、思いっきりストレートなのです。特に好きだった「愛がなくちゃ、ネッ!」とかは、ひたすら、曲名の「愛がなくちゃ、ネッ!」を連呼しています。とことん、愛だけを訴えた歌なのです。まるで、子供向けの歌のような単純明快さなのであります。
と、それで気が付きました。この歌詞の構成は、実は、昔のアニメや特撮もののテーマ曲の構造とそっくりなのです。昔のアニメや特撮もののテーマ曲も、ひたすら、主人公の名前や作品タイトルを連呼するものばかりでしたが、渡辺美奈代の恋愛歌は、それに似ているのです。いわば、恋愛を題材とした、大人のアニメ主題歌と言えそうなのであります。
そして、昔のアニメや特撮ものをこよなく愛する私のような人間にとっては、やはり、渡辺美奈代の恋愛歌にハマるのは当然だったのかもしれないのでした。
タグ:渡辺美奈代 愛がなくちゃ、ネッ!
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