2022年08月27日
私の少年探偵団のルーツ
令和の今の事情は知りませんが、私が学生だった頃の昭和は、小学校の図書館には、必ず、ポプラ社の少年探偵団シリーズが置かれていました。そして、テレビ放送などで、定期的な少年探偵団、怪人20面相ブームが巻き起こるたびに、子供たちは、このシリーズ本を競って読み漁ったものなのでした。
ちょっと読者家の家庭ですと、自宅に、この少年探偵団シリーズの本を買い持っている場合もありました。我が家も例外ではなく、我が家の本棚には、兄が買った一冊が古くから飾られていたのでした。
それが、この「怪奇四十面相」だったのであります。
実は、小学生の頃、こまっしゃくれていた私は、皆が少年探偵団をわあわあと競い読んでいるのを横目で見ながら、一人だけ冷めてしまって、学校からは、この少年探偵団の本を一度も借りた事がありませんでした。
よって、私が、小学生の時に、唯一、読んだ少年探偵団ものが、この「怪奇四十面相」だったのであります。
その為、当時の私は、少年探偵団ものの全ての敵役が20面相だった事を全く知りませんでした。代わりに、この「怪奇四十面相」だけを読んでいたものだから、20面相と聞けば、「違うよ。20面相は、ほんとは40面相と呼ぶのが正しいんだ」なんて事を、マウントを取ったつもりで、得意げに思い込んでいたのでありました。
ちなみに、このポプラ社の少年探偵団シリーズの単行本なのですが、確か、見返しの部分には、でっかく、遮断機のイラストが描かれていました。これが、ロボットか何かのようにも見えて、何とも不気味な感じで、子供心には、本編を読む前から、怖さを掻き立てられたものなのでした。
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