![水木ねこ.png](/anu/file/undefined/E6B0B4E69CA8E381ADE38193-thumbnail2.png)
水木しげる氏が描いた化け猫のイラスト。
![佐藤ねこ.png](/anu/file/undefined/E4BD90E897A4E381ADE38193-thumbnail2.png)
実は、佐藤有文氏の「日本妖怪図鑑」(1972年。立風書房)の中の、石原豪人氏が描いたねこまたのイラストとそっくりだったりします。
![水木初.png](/anu/file/undefined/E6B0B4E69CA8E5889D-thumbnail2.png)
では、水木氏が石原氏のイラストを真似したのかと思いきや、ほんとは、水木氏の方が、この構図の化け猫のイラストを描いたのは先だったりします。(1968年。「少年画報」内の「日本の妖怪カラー大画報」より)
![化け猫.jpg](/anu/file/undefined/E58C96E38191E78CAB-thumbnail2.jpg)
でも、この化け猫のイラストには、そもそもが元となる図案があったようで、「鍋島の化け猫騒動に軍閥をなぞらえた伝単」と言う、アメリカ軍が日本国民に降伏を促す為にバラまいた戦略ビラ(1945年)の中に、すでに同種の構図の絵が描かれていました。
1970年発売の「少年キング」(少年画報社)にも、これらとまるで同じ構図の化け猫のイラストが掲載されていたらしく、あるいは、もっと古いルーツとなる元絵が存在した可能性も否定はしきれません。
「平成・令和生まれに捧げる特撮学」
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