2019年06月14日
水木しげるの妖怪資料
「美術手帖」(美術出版社)の1964年8月号。
一時、どこにも古書が置かれてなくて、購入を諦めかけていたのですが、パブー閉鎖前に、ぎりぎりセーフで手に入れられました。
水木しげる氏は、この本を見て、「化物づくし」バージョンの牛鬼とおどろおどろを知ったみたいです。その問題のページは、ネットのどこのサイトでも扱っていないようなので、私の方で、その証拠画像をアップしておきます。この雑誌には、他にも、髪切り、目ひとつ坊(青坊主)などの図版も掲載されています。
「化物づくし」は、かつては、誰でも鑑賞できるようなメジャーな巻物ではありませんでした。恐らく、最初の頃は、水木氏も「化物づくし」の完全版の実態は把握しておらず、氏の初期の著書では、「化物づくし」の怪物は、牛鬼、おどろおどろ、髪切りぐらいしか取り上げられていなかったのは、要するに、この雑誌しか資料に使ってなかったからなのであります。
「悪の組織の大研究」
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