anuritoのあらすじ

　私は、宮沢賢治の小説は、小学6年生ごろに読みました。
　この前、テレビの「しくじり先生」で、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の解説をやっていましたが、読んだはずなのに、ぜんぜん記憶がありません。

　「銀河鉄道の夜」に限らず、いっしょに読んだはずの「風の又三郎」や「セロ弾きのゴーシュ」などの内容もほとんど頭に浮かんでこず、ホラーめいた「注文の多い料理店」がかろうじてオチだけ覚えているのみ。

　同時期に読んでいたウェルズやポーなどの小説は、今でも鮮明に心に残っている事を考えますと、私は、要するにアイディアとか奇抜なオチの小説が好みなのであって、宮沢賢治のような情緒豊かな文章を目玉にした小説は不得手だったのかもしれません。

　このへんの好き嫌いが、私が書く自分の小説にも影響していて、いまいち読者にも感銘してもらえるような作品が書けないのかもしれないなあ。

「ルシーの明日とその他の物語」

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