2014年11月17日
Bomansius属
ニューヘブリデス諸島に分布する種類で、
Aegus(Eubussea=Alcimus)をGeodorcusにしたような種類です。
分類上はLissotesなどのグループに近縁なようです。
1種+1未記載種が知られています。
調査すれば周辺の島から別種が得られると思います。
Aegus(Eubussea=Alcimus)をGeodorcusにしたような種類です。
分類上はLissotesなどのグループに近縁なようです。
1種+1未記載種が知られています。
調査すれば周辺の島から別種が得られると思います。
1:B.gabrieli 記載文の絵 Lacroix,1978より
2:B.gabrieli Paratype Fujita,2010より
3:B.cheesmani Type Mizunuma&Nagai,1994より
Bomansius gabrieli Lacroix,1978:290-292,fig.17
Erromanga I. [Nouvelles Hébrides,Erromanga Island:Baie Dillon].
エロマンガ島の特産種。
♂は記載文の絵しか見たことがありません。
頭部はAegus alternatusのような感じで、前胸・胴体はGeodorcus属のような雰囲気です。
顎は短く、鋭い内歯を2本備え、頭楯はすり鉢状。
ずんぐりした体型で、上翅には筋がです。
Bomansius cheesmani (Benesh,1955) in Mizunuma et Nagai,1994:312,pl.151-fig.147 [Apteroaegus cheesmani]
New Hebrides Is.
タイプ標本のみで記載はされていません。
Junkのリスト(Benesh,1960)にも名前は出てきません。
♂はB.gabrieliの絵との比較になりますが、
顎付け根の内歯は小さく、頭楯はややV字状。
複眼上は角ばらず、前胸前方はやや幅広。
♀では複眼縁は丸みを帯び、体型は丸みを帯び、点刻は小さい。
♂♀ともに上翅の筋が薄いようにも見えます。
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