アニメ偉言

蝉丸「俺はまどろっこしいことが嫌いでな。
このタッグデュエル、1ターン目から
攻撃ありのルールで行こうぜ」

蝉丸 VS 遊馬&IIIの変則タッグデュエル。
ルールも勝手に蝉丸が変更しちゃったよ

蝉丸は「オイリーゼミ」を召喚。
さらに、「夢蝉スイミンミン」を特殊召喚。
その効果でオイリーゼミを守備表示にし、
2体分のエクシーズ素材とする効果を得る…!

V (ブイ) ジャンプ 2013年 09月号 [雑誌]


蝉丸「現れろ、No.3!」

III「No.3だって!?」

蝉丸「―III、貴様が何と名乗ろうが、真の3番は、
この俺様のナンバーズよ!

…長き眠りより目覚め、
地獄の凱歌を高らかに歌え。
地獄蝉王（じごくぜみおう）ローカスト・キング!!」

No.3 地獄蝉王ローカスト・キング出現。
「じごくぜみおう」って何だか語呂が悪いな。
ミンミンミンミンうるさいし。

蝉丸は1ターン目から攻撃可能ルールにするといいながら、
ローカスト・キングは守備表示で、カードを2枚伏せてターンエンド。
単なるバカ、だったら面白いんだけど、そりゃないか。
かえって何かを企んでいるようで不気味だ。


　

遊馬はまずガガガマジシャンを召喚。
さらにカゲトカゲを特殊召喚。
そしてホープをエクシーズ召喚するとともに、
永続魔法「速攻予約特典」（クイック・リザベーション・リワード）を発動する。

速攻予約特典は1ターンに1度、速攻魔法1枚を相手に見せて伏せることができる。
遊馬は「ダブル・アップ・チャンス」を蝉丸に見せて伏せた。
このカードは、遊馬がアストラルと初めて出会った時、
ホープとのコンボで凌牙（No.17）を破ったという思い出がある。



速攻予約特典で伏せたカードはそのターンに発動でき、
その効果を受けたモンスターは攻撃力が倍になる。
さらに、守備モンスターを攻撃した時、貫通ダメージを与えることが可能だ。

遊馬はホープの攻撃をホープ自身の効果で無効化し、
ダブル・アップ・チャンスを発動して攻撃力を倍化、
速攻予約特典でさらに倍化し、攻撃力10000で
守備力2500のローカスト・キングを攻撃しようと考えた。

それが決まれば、蝉丸に7500の大ダメージだ。
ライフ8000の蝉丸も、一気にライフ500の瀕死となるが…

蝉丸「メモリー・サッカー!」

蝉丸はローカスト・キングの効果でホープのムーンバリア発動を無効化してしまった。
その効果を使ったことで、ローカスト・キングの守備力は500アップして3000に。
バトルはそのまま続行。ホープは攻撃力2500のままローカスト・キングを攻撃。
500ダメージが遊馬に発生し、遊馬のライフは1500に減少した。

遊馬はターンエンド。

ハートランド「所詮トンマはトンマ。
アストラルがいなくてはただの、
ゴミデュエリストに過ぎないってことだなあ」

ファーストシーズンの遊馬はトンマだのゴミだの言われていた。（ゴミ以下とも）
ここで改めてハートランドに言われるとは、皮肉が利きすぎている。


そんなことはないと、IIIが遊馬を支えるべくデュエルを開始。
かつて遊馬からアストラルを奪おうとしたIIIが、アストラルを失った遊馬を支える。
これも皮肉といえば皮肉だが、そうさ、運命はいつだって皮肉なるものさ。

IIIは「先史遺産モアイキャリア」を手札から特殊召喚。
さらに、「先史遺産ウィングス・スフィンクス」を特殊召喚。
No.33 先史遺産―超兵器マシュ＝マックをエクシーズ召喚だ。

　

合わせて手札から永続魔法「先史遺産―ピラミッド・アイ・タブレット」を発動。
マシュ＝マックの攻撃力を800アップの3200にするとともに、
マシュ＝マックの効果で変化した攻撃力の数値分相手にダメージを与える…

というわけにはいかなかった。
蝉丸はローカスト・キングのメモリー・サッカーを発動。
マシュ＝マックの効果を無効化し、ローカスト・キングの守備力を3500にアップ。

だがIIIはそれを見越していた。
遊馬の場にある速攻予約特典の効果を発動し、速攻魔法「石の心臓」を伏せ、
マシュ＝マックでローカスト・キングへの攻撃を宣言した。

ローカスト・キングの守備力は3500。
マシュ＝マックの攻撃力は3200。
その差300のダメージがIIIを襲う。
IIIのライフが1700に減少した。

そこでIIIは石の心臓を発動。
マシュ＝マックの攻撃力を倍化し、再攻撃のチャンスを得た。
攻撃力6400のマシュ＝マックがローカスト・キングを破壊しようとした。

が、蝉丸は罠「空蝉幻身」を発動。
ダメージは受けたが、ローカスト・キングの破壊は阻止した。
蝉丸のライフは5100に。


空蝉丸のターン。
ローカスト・キングを攻撃表示にするとともに、
空蝉幻身のもう一つの効果で守備力を攻撃力に上乗せした。
ローカスト・キングの攻撃力は4700に跳ね上がる。

蝉丸はIIIへの怒りに震えながらも、冷静に遊馬から始末しようとした。
ローカスト・キングでホープを攻撃。

するとIIIが罠「オリハルコン・ミラージュ」を発動。
ローカスト・キングの攻撃対象をマシュ＝マックに変更した。
4700−3200＝1500のダメージがIIIを襲い、ライフが残り200に。

今度は蝉丸が罠「セミ・ファイナル」を発動してきた。
このターンに与えたダメージを、このカードを墓地に送ることで
次のターンにも与えることができる効果だ。しかも二人まとめて。

蝉丸「それがテメエラ二人の、ファイナルステージだ!」

蝉丸は次ターンでの勝利宣言をし、カードを1枚伏せてターンエンド。
遊馬とIIIはこのターンで逆転しなければならなくなったが、
蝉丸の伏せたカードが曲者だった。

罠「蝉鳴くバリア―ミンミンフォース―」。
蝉モンスターが攻撃を受けた時発動し、
相手の表側表示モンスターを全て破壊する。
鉄壁の守りを敷いているのだ蝉丸は。

何も思い浮かばず、全てを諦めかけた遊馬。
すると、記憶を奪われたはずの小鳥たちが遊馬を応援し始めた。

III「記憶を奪われても、魂に刻まれた
友への想いは、変わらないんだ!」

かつてIIIも遊馬から記憶を奪ったことがあり、
そしてそれを打ち破られたことがある。
友情の力を身をもって知っているのだ。

仲間の存在が遊馬を勇気付ける。
遊馬は魔法「リリース・リバース・バースト」を発動。
ホープを墓地に送り、蝉鳴くバリア―ミンミンフォース―を破壊した!

さらに遊馬は手札から「ギラギランサー」をIIIの場に特殊召喚。
その効果でIIIは自分のターン終了時に500のダメージを受け、
遊馬はライフを500回復することになるという。
IIIを見捨てて遊馬だけが助かる作戦に見えたが…

遊馬（これが、仲間を信じる俺の切札!）

遊馬はIIIに希望を託したのだった。
IIIのターン、魔法「オリハルコン・チェーン」を発動。
エクシーズ召喚に必要な素材を1体減らし、
ギラギランサーだけでエクシーズ召喚。



No.6 先史遺産アトランタル。
アトランタルは召喚時、墓地のモンスターを装備して攻撃力をアップできる。
蘇るホープ。アトランタルに装備されるホープ。
これがアトランタルホープなのか。

攻撃力は5900。
対するローカスト・キングの攻撃力は4700。
バトルで発生するダメージは1200。
このターンをしのぎきれば勝利が確定している蝉丸には大したことなかったが…

III「それはどうだろうね」

IIIはアトランタルでローカスト・キングに攻撃を宣言した。
その瞬間、遊馬が罠「オーバーレイ・ブレーキ」を発動。
アトランタルの攻撃を無効化し、ダブル・アップ・チャンスへと繋いだ。
さらに速攻予約特典の効果も加わって、アトランタルの攻撃力は4倍に!

攻撃力23600のアトランタル!!

遊馬・III「人智を超えた神の遺産が、希望の光宿す時、熱き絆の裁きが下される!　行け、これが仲間の力だ!!　ホープ剣・クロスアトランタル・スラッシュ!!!」

アトランタルの頭頂部から噴火とともに飛び出した灼熱のホープ。
ローカスト・キングが破壊され、蝉丸のライフが尽きた。
すると蝉丸は人間の姿に戻り、そして消滅。

蝉丸はバリアンと化していた。
ナンバーズを賭けた戦いで負けることは、すなわち死を意味するわけだ。

ローカスト・キングのカードはその場に残され、遊馬が回収する。
奪われた記憶も戻ってきて、小鳥たちが元気な姿で復活した。
みんなが無事だったのはIIIのおかげ。
遊馬はIIIにローカスト・キング、No.3を託すのだった―

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