今回は娘の通う進学塾での上位クラスと下位クラス、クラス分けについて書いてみたいと思います。
あ、ちなみに娘はもちろん「下位クラス」です。
どのようにクラス分けをしているか
中学受験塾では、定期的にクラス分けテストを行い、その結果と模試結果などを合わせてクラス分けをしているというような話を聞きます。
娘の通う塾は、上位公立高校を狙う塾なので、また少し違う基準でクラス分けをしているようです。
私が聞いた話だと、以下を見て総合的に決めているとのこと。
・学校の定期テストの順位
・学校の内申点
・県の模試の結果
・授業態度(宿題、小テストの結果も含む)
クラス分けの基準を詳しく見てみた
個々に基準を詳しく見ていきたいと思います。
学校の定期テストの順位は、上位クラスは上位15%以内。これはほぼ例外無く15%だとと思われます。
下位クラスはだいたいそれ以下なのですが、下位クラスの中にも上位15%に入っている子もいます。
内申点は5教科25点満点で、上位クラスは23〜25点。これもほぼ例外は無さそう。下位クラスはそれ以下なのですが、ここでも下位クラスでも内申がかなり良い子もいます。
県の模試結果、これが一番下剋上が起こりやすい。
定期テストや内申が上位に入れなくても、模試で上位クラスよりも良い成績を取る子は多い。なんなら毎回かなり上位に行く子もいます。
なぜ上位クラスに入れないのか。
それは公立高校受験は内申が必要なので、学校で良い成績を取らないとダメなのです。
逆に上位クラスにいて模試では下位クラスに負けてしまう子もいます。
授業態度、これが成績が良いのに下位クラスになってしまう子の最大の原因かと思います。
まず、宿題やってこない、小テストの直しの提出が遅れる、提出物出さない、など。せっかく成績が良いのに、これらの原因で上位クラスに入れない子は結構います。
宿題やテスト直しをしないのに、毎回模試で上位にガンガン食い込んでいる子が何人かいて、ある意味勉強していないのにあれだけできるなら、逆に一番頭が良いのでは、と思ったりもします。
クラス分けのメンツを見て、なんとなく見えてくること
ここからは、実際クラス分けされている子のメンツと模試の結果などを見て、なんとなく感じることを書いてみたいと思います。
まず、上位クラスなので基本的に5教科全て得意の子が多いのですが、国語、英語はたまに怪しい子がいる。
娘は国語、英語はマシな方なのですが、模試では上位クラスの子とそこまで成績は変わらない。なんなら娘の方成績が良いことも結構あるのです。
が、数学、理科でものすごい差が付いてしまうのです。
(社会についてはかなり思うところがあるので、また別の機会に考えてみたいと思います。)
そうです、上位クラスは数学が得意な子が多いのです。
彼らは定期テスト、模試では確実に90点以上を取る。
理科が物理の時もそのような子は100点近くを取る。
逆に下位クラスは、半分以上の子は数学に難あり。
下位クラスの中でも成績順に並べると、間違いなく上は数学が得意で、下は数学が苦手。
もちろん娘も大の苦手です。
先ほど、下位クラスでも模試で上位に食い込む子がいると書きましたが、それらの子は押しなべて数学が出来るのです。
数学が苦手だと上位クラスに行けないのは、中学受験でも一緒かと思うので、中学生までは数学が成績の雌雄を分けることがわかります。
途中から入ってくる子がスッと上位クラスに入ってくる
最後に、娘の塾は小4から通うことが出来るのですが、小4から通っている子が上位クラスとは限らないということも付け加えておきましょう。
中2から新しく入った子がスッと上位クラスに入ったりします。なんなら後から入ってくる子の方が上位クラスに入る率は高いのです。
もちろん彼らも中2まで違う塾や通信教育などをやっていたのでしょう。
が、その塾で何年も頑張ってきた子があっさり抜かれるのは、やはり成績は塾ではなく、個人の能力に帰する、と思わざるを得ません。
後から来た子が元からいる子を抜いていくことについて、塾側はどう思っているのか、矛盾を感じないのかを、ぜひ聞いてみたいところです。
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