今回は、なぜ県内上位公立高校を目指すような進学塾に通うことになったのか、について書いてみたいと思います。
周りの友達が塾に行きだした
娘が小5くらいからでしょうか、塾に行っている子の話を家でするようになりました。
小4までも、ピアノ・習字・公文などをやっている友達は多く、「今日は習い事があるから遊べない〜」のような会話はしていたのですが、小5くらいから、中学受験塾に行っている子や、受験はしないが塾に行っている子のを話題にするようになりました。
ちなみにウチの地域は中学受験はクラスの30%程度。
県内で上位の高校は公立高校が多く、小学校の時にトップレベルに優秀な子でも、中学受験をせずに公立中学からトップの公立高校を狙うことが多いような地域。
中学受験のために塾で頑張っている子もいたし、中学受験をせずに、公立中学から地元トップ公立高校を目指すために、高学年になると塾通いをしている子も多くいて、かなり勉強熱心な地域でした。
そんな中、娘は勉強系の習い事は小4から公文という遅いデビューでしたし、塾は小6で夏期講習を体験させてみようかな、いやー、勉強嫌いだしなぁ〜、どうかなぁ〜、という感じでした。
近所でも有名なキビしい塾に入りたいと言い出す
ところが、小5の時に、仲の良い友達が近所でも有名なキビしい塾に入ります。
学校の帰り道に毎日「塾の宿題がある」「塾でテストがある」「テストが難しくて毎回追試になる」と聞かされ続けた結果、ついに「その塾に入りたい」と言い出しました。
完全に周りの雰囲気に巻き込まれた!
小5になると、周りでも中学受験塾の子が「夜9時半まで塾だった」とか、「塾が大変で〜」「この前の模試で何位だった」のようなセリフが飛び交うようになりました。
それを日々聞くうちに、なんかカッコいい、自分もそのセリフを言ってみたい、となったと思われ。
しかし、入りたいと言った塾は地域でもキビしいことで有名な塾。
その塾は中学受験はせず、地元トップ公立高校を目指し、小学校から勉強するような進学塾です。
席順も前から成績順という噂で順位も張り出すようなところ。
中学生になると上位と下位でクラス分けも行われます。
よりにもよって、なんでそこに??他に塾はあるのに?しかも勉強が好き、もしくは頭が良いとかならまだわかりますが、勉強大嫌い、公文の宿題どころか学校の宿題も嫌がってやらない。
加えて頭もフツー。
当然私は止めました。
「大変だよ〜、友達も追試ばっかりって言ってるじゃん。
席も一番後ろになって黒板見えないよ〜!
もっと普通にレベルに合わせて教えてくれるところが合ってると思うな!」
それでも入ってみたい、と言う。
1年間は止めて、止めて、ついに小6の夏期講習で通ってみることに。
小6夏期講習の入塾テスト算数でとんでもない点を取る
まず、現在の実力を見るための入塾テストがありました。算国です。
国語はまぁ良かった。
が、算数がヒドい。
どのくらいヒドいかと言うと、その塾の友達や、今まで入塾してきた子の低い点を取ったという噂を聞く限り、娘が一番点が悪い。多分今も記録は破られてないかも、、、。
もちろん塾の先生にも「算数わかってないですね」とのお言葉が。
とは言え、入塾テストは現在の学力を確認するという名目らしく、断られることは無く、「算数に難あり」というレッテルが貼られて入ることができました。
夏期講習は中学受験塾ではないので、比較的空気ものんびりしていたと思います。
夏休みなので、塾の宿題やテスト勉強をやる時間もあったし。
加えて、友達と「大変だよね〜」なんつって学校以外で苦楽を共にすることが楽しそうではありました。
塾で習う算数の問題が難しいことに驚く
塾に入ってみて、何が驚いたって算数の問題が難しいこと。
学校では習わない、すごい難問を解いていく同じ小学校の子たちと娘は、知らない間にすごい差がついていたのです。
中学受験をせずに地元中学でトップ成績を取り、トップ公立を目指す子たちは小学生の頃からこんな勉強をしているんだ、と今まで知らなかった世界に驚きました。
そりゃそうですよね。受験残念組も同じ中学に行くので、最初から差を付けられたら困っちゃうわけで。
同じレベルの問題は解ける状態にしておく必要があるのでしょう。
ちなみに娘の中学校上位はほぼ受験残念組ではなく、受験しなかった組です。
それと合わせて、この時は塾のみんなが難問を解いているように見えたけど、「みんな」ではなかったこと、ついていけない子もいたことが後からわかるのですが。
そんなわけで、塾の宿題を私が付きっ切りで教えるというトホホな状況がこれからずーっと(中学でも)続きます。
お試し夏期講習が終わり、実力テストで本当の実力を突き付けられる
夏期講習の最後に実力テストがありました。
もちろん算国です。夏期講習で学んだことを発揮するチャンス!
結果は塾からの電話で知らされます。
その時に、夏期講習での様子や今後も塾を続けるか、などの話もします。
娘に実力テストの感触を聞いたところ、算数は自信が無い、というかできなかった、とのこと。
そうなんだ、、、。
問題は難しかったんだろうとは思います、が、半分は取れているかなぁ、と期待はしていたのですが。
まぁ、苦手だったものがすぐに出来るようになる訳がない。
でもやっぱり出来なかったんだ。。と多少ガッカリしました。
今まで勉強系の習い事をしたことが無かったので、(公文はやっていましたが、こちらは学校の勉強に直結していない感じがするので)やればできるようになると思っていたのだと思います。
今までできないのは、まだちゃんと勉強していないから、塾行ってないからだと思いたかったのです。
それがやっぱりやっても出来ないものは出来ない、ということが突き付けられてしまった。
じゃあ、塾はどうする?と聞いたところ、なんと「塾は楽しかった、続けたい」と言うではないですか。
「え?そうなの?」ビックリです。
算数は苦手だから個別で対応してくれるところのが良いかもよ、と言ってみたのですが、頑張るとのこと。
迷いました。
あきらかに実力不足な場所で頑張って周りについていくのが本当に良いのか。
でも本人が頑張りたいと言っているのを尊重してみることに。
塾から電話があり、ドキドキで話を聞くと、テストは国語はまぁまぁ良い。
算数はやはり出来ていない、授業中の態度も算数は集中できていないとのこと。
まぁ、そうでしょうね、何やってるんだかわかってないだろうし。
で続けますか?と聞かれたので、「はい。どうやら楽しかったみたいで」とお伝えしたところ、「え?そうですか!」とビックリされました。
小6の2学期から入塾
ということで、小6の2学期から入塾しました。
これがやはり、夏期講習とは全然違って、学校がある中で塾の宿題やテスト勉強をする必要があるので、まぁ大変です。
公文や習字も並行してやっていたので、公文の宿題を減らしてもらったり、習字の行く日を調整したり。
公文英語や娘の進度について、以下で書いていますのでぜひご覧ください。
公文の英語は中学英語に役立つという話
公文の英語は中学英語に役立つという話
とにかく算数が難しかったので、私が付きっきりで色々試行錯誤しつつ教えていました。
この頃はどうやったら理解できるようになるか、ずーっと考えていたような気がします。
また塾では隔週で実力テストがあり、その塾の全支店の中での順位や偏差値が出ました。
そこで娘は初めての同い年の子の中での順位と偏差値を知ることになります。
この話はまた後日。
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