2019年11月05日
スイスで変圧器が必要な場合
変圧器が必要な時
変圧器ってどんなもの?
220V-240Vの電圧対応のない日本の電化製品をスイスに持っていく場合、降圧変圧器(ダウントランス)が必要になります。
▲ユニバーサル変圧器〜220VACから110VACまでを降圧する。ヨーロッパ・ミドルイースト、イギリス・アフリカ、アメリカ・日本・オーストラリア用のコンセントの形状が全て含まれている、マルチ変圧器およびコンセントアダプタ。ワット数は1600W。
変圧器を選ぶときは、消費電力の容量に対応できる充分な変圧器を選ばなくてはいけません。それでは変圧器の選び方をステップ1、2、3で詳しく解説していきましょう。
変圧器の選び方ステップ1、2、3
1. ACアダプタや製品の裏側などに記載している電圧力を確かめる。
2. 生活する国の電圧を調べる。スイスは220〜240V。
3. 使用する【電化製品の容量(W数)】を調べる。
【電化製品の容量(W数)】とは?
W数は消費電力の容量のことです。これによって変圧器の選定が確定するために、とても大切な定格規定です。電圧がわかっても、変圧器の選択のために必要な情報です。
ステップ1と2で変圧器が必要なことがわかれば、どの変圧器を選ぶべきかが、このステップ3で決まります。変圧器は最大出力の大きいものは本体サイズも大きくなり重くなります。変圧器を選ぶ際は、使用予定の電化製品の最大出力の他に、使用可能時間などの確認も必要になります。
消費電力(W数)の容量の目安(ステップ3)
消費電力の目安は次のようになりますが、これはあくまでも目安なので、説明書などで確かめてください。変圧器を選ぶときはお店のスタッフに相談することをおすすめします。
品名 ワット数(W)
DVDレコーダー 20〜50W
ゲーム機 10〜300W
プリンタ 10〜300W
ホームベーカリー 300〜600W
炊飯器 350〜1300W
ドライヤー 600〜1200W
掃除機 850〜1000W
電気ケトル 900〜1300W
電子レンジ 1000〜1300W
ホットプレート 1100〜1300W
アイロン 1200〜1400W
温水洗浄便座(瞬間式) 1200〜1400W
変圧器が必要ではないもの
最近の下記にもある電化製品は、電圧が100〜240ボルトまで対応できるユニバーサルタイプのものが多くなっています。
製品に付いている表示が「INPUT AC 100-240V 50-60Hz」や、「入力電圧/電流 AC 100V-240V 50-60Hz」となっている場合は、スイスでの使用は、変換アダプターのみの使用で問題ありません。
※必ずしも対応しているわけではありませんので、お手持ちの電化製品の使用電圧をご確認ください。
携帯電話・スマートフォン
ラップトップ・PC
パワーバンク(充電器)
デジタルカメラ
ゲーム機
ヘアーアイロン
電気式シェーバー
現地で変換プラグや変圧器を調達するなら〜チューリッヒ近辺の電気屋さん
スイスの滞在が少し長期になりそうなら、現地で調達もいいかもしれませんね。チューリッヒ近くのお得な電気屋さんを覗いてみましょう。
代表的なチューリッヒの電気店
電気店名 連絡先 営業時間
MediaMarkt Kaladerpl.1, Zürich 月〜土9:00〜20:00
Interdiscount Sihlstrasse 34,8001 Zürich 月〜土9:00〜20:00
m-electronics Limmatstrasse 152, 8005 Zürich 月〜金9:00〜20:00, 土8:00〜18:00
Fust Sihlsity, Kaladerpl.1, 8045 Zürich 月〜土9:00〜20:00
外出先で電源を使う
空港
空港のラウンジには電源があり、WiFiも完備しています。
カフェ
電源が用意してあるカフェはとても多いです。パスワードはカフェのレシートに記載している場合もあり、もしくは店員さんに聞く場合もあります。インターネットに繋がるカフェの情報は下記のリンクをご参照ください。
参考記事 : こんなに簡単!チューリッヒ旅行中のWi-Fi接続通信方法
ホテル
ホテルにはもちろん電源があります。変換プラグをかえて使用しましょう。無料WiFiの使えるホテルがほとんどですが、例えば山岳地帯などは電波が弱いときもありますし、ホテルによってはロビーなどの公共場所のみ無料で使用でき、お部屋につなぐ時は有料になるということも稀にありますので、3つ星以下のホテルの場合は確認した方がいいかもしれません。
スイス国鉄
鉄道の席には電源が付いている列車、付いていない列車があります。しかし、同じ路線でも付いている場合がまちまちです。
ICなどの長距離電車ではコンセント(POWER SUPPLY)がついています。ドイツやイタリア行きの列車などには電源はもちろん、WiFi可能な車両が多いですが、スイス国内の列車だとWiFi接続のできる電車はごく少数です。
WiFiはIC列車などのビジネスゾーンなら繋がりますが、まだ全ての列車で可能という状態ではありません。ただ、急速に全車両に対応できることを目指しているようです。
ちなみにスイス全土の50の主要駅ではWiFiの接続が可能です。なお、ビジネスゾーンは予約が必要となります。チューリッヒ〜ルチェルン、チューリッヒ〜ベルン、チューリッヒ〜ジュネーブなど特別なルートの場合のみですが、一等席の乗車券が必要となります。特別席なので、出発の5分前までに予約が必要です。SBBのアプリからの予約、または電話でも予約が可能です。
RAIL SERVICE TEL0848 44 66 88 (CHF 0.08/min)
iPhoneなどスマホやパソコンを充電する
デジタルカメラ、スマホ、パソコンなどの電子機器はほぼ100V-240V入力と設定されています。
したがってチューリッヒではC/Jタイプの変換プラグさえ準備しておけばそのまま充電できます。
まとめ
これで少しはスイスのコンセント事情が分かってきましたでしょうか。大切なことは、スイスに持参する日本の電化製品がスイスの220-240Vに対応されているものなのかどうか(または切り替えることができるのか)です。
対応できるものは変換アダプタのみで大丈夫。対応できないものは変圧器が必要となりますね。変圧器を選ぶときに必要なのがW数(消費電力の容量)をチェックしましょう。
それに加えて使用可能時間も知っておく必要があります。もう一つの大切な事項は、コンセントの形状の把握です。スイスに持って行くならCプラグが断然おすすめです。これならヨーロッパの他の国でも使える機会が増えます。もしくは、マルチタイプのプラグも便利でしょう。
少しでも疑問を感じたら、日本の電気屋さんに相談してみるのがいちばん安全ではないかと思います。スイスでの安全な電化製品の使用を心がけていきましょう。
変圧器ってどんなもの?
220V-240Vの電圧対応のない日本の電化製品をスイスに持っていく場合、降圧変圧器(ダウントランス)が必要になります。
▲ユニバーサル変圧器〜220VACから110VACまでを降圧する。ヨーロッパ・ミドルイースト、イギリス・アフリカ、アメリカ・日本・オーストラリア用のコンセントの形状が全て含まれている、マルチ変圧器およびコンセントアダプタ。ワット数は1600W。
変圧器を選ぶときは、消費電力の容量に対応できる充分な変圧器を選ばなくてはいけません。それでは変圧器の選び方をステップ1、2、3で詳しく解説していきましょう。
変圧器の選び方ステップ1、2、3
1. ACアダプタや製品の裏側などに記載している電圧力を確かめる。
2. 生活する国の電圧を調べる。スイスは220〜240V。
3. 使用する【電化製品の容量(W数)】を調べる。
【電化製品の容量(W数)】とは?
W数は消費電力の容量のことです。これによって変圧器の選定が確定するために、とても大切な定格規定です。電圧がわかっても、変圧器の選択のために必要な情報です。
ステップ1と2で変圧器が必要なことがわかれば、どの変圧器を選ぶべきかが、このステップ3で決まります。変圧器は最大出力の大きいものは本体サイズも大きくなり重くなります。変圧器を選ぶ際は、使用予定の電化製品の最大出力の他に、使用可能時間などの確認も必要になります。
消費電力(W数)の容量の目安(ステップ3)
消費電力の目安は次のようになりますが、これはあくまでも目安なので、説明書などで確かめてください。変圧器を選ぶときはお店のスタッフに相談することをおすすめします。
品名 ワット数(W)
DVDレコーダー 20〜50W
ゲーム機 10〜300W
プリンタ 10〜300W
ホームベーカリー 300〜600W
炊飯器 350〜1300W
ドライヤー 600〜1200W
掃除機 850〜1000W
電気ケトル 900〜1300W
電子レンジ 1000〜1300W
ホットプレート 1100〜1300W
アイロン 1200〜1400W
温水洗浄便座(瞬間式) 1200〜1400W
変圧器が必要ではないもの
最近の下記にもある電化製品は、電圧が100〜240ボルトまで対応できるユニバーサルタイプのものが多くなっています。
製品に付いている表示が「INPUT AC 100-240V 50-60Hz」や、「入力電圧/電流 AC 100V-240V 50-60Hz」となっている場合は、スイスでの使用は、変換アダプターのみの使用で問題ありません。
※必ずしも対応しているわけではありませんので、お手持ちの電化製品の使用電圧をご確認ください。
携帯電話・スマートフォン
ラップトップ・PC
パワーバンク(充電器)
デジタルカメラ
ゲーム機
ヘアーアイロン
電気式シェーバー
現地で変換プラグや変圧器を調達するなら〜チューリッヒ近辺の電気屋さん
スイスの滞在が少し長期になりそうなら、現地で調達もいいかもしれませんね。チューリッヒ近くのお得な電気屋さんを覗いてみましょう。
代表的なチューリッヒの電気店
電気店名 連絡先 営業時間
MediaMarkt Kaladerpl.1, Zürich 月〜土9:00〜20:00
Interdiscount Sihlstrasse 34,8001 Zürich 月〜土9:00〜20:00
m-electronics Limmatstrasse 152, 8005 Zürich 月〜金9:00〜20:00, 土8:00〜18:00
Fust Sihlsity, Kaladerpl.1, 8045 Zürich 月〜土9:00〜20:00
外出先で電源を使う
空港
空港のラウンジには電源があり、WiFiも完備しています。
カフェ
電源が用意してあるカフェはとても多いです。パスワードはカフェのレシートに記載している場合もあり、もしくは店員さんに聞く場合もあります。インターネットに繋がるカフェの情報は下記のリンクをご参照ください。
参考記事 : こんなに簡単!チューリッヒ旅行中のWi-Fi接続通信方法
ホテル
ホテルにはもちろん電源があります。変換プラグをかえて使用しましょう。無料WiFiの使えるホテルがほとんどですが、例えば山岳地帯などは電波が弱いときもありますし、ホテルによってはロビーなどの公共場所のみ無料で使用でき、お部屋につなぐ時は有料になるということも稀にありますので、3つ星以下のホテルの場合は確認した方がいいかもしれません。
スイス国鉄
鉄道の席には電源が付いている列車、付いていない列車があります。しかし、同じ路線でも付いている場合がまちまちです。
ICなどの長距離電車ではコンセント(POWER SUPPLY)がついています。ドイツやイタリア行きの列車などには電源はもちろん、WiFi可能な車両が多いですが、スイス国内の列車だとWiFi接続のできる電車はごく少数です。
WiFiはIC列車などのビジネスゾーンなら繋がりますが、まだ全ての列車で可能という状態ではありません。ただ、急速に全車両に対応できることを目指しているようです。
ちなみにスイス全土の50の主要駅ではWiFiの接続が可能です。なお、ビジネスゾーンは予約が必要となります。チューリッヒ〜ルチェルン、チューリッヒ〜ベルン、チューリッヒ〜ジュネーブなど特別なルートの場合のみですが、一等席の乗車券が必要となります。特別席なので、出発の5分前までに予約が必要です。SBBのアプリからの予約、または電話でも予約が可能です。
RAIL SERVICE TEL0848 44 66 88 (CHF 0.08/min)
iPhoneなどスマホやパソコンを充電する
デジタルカメラ、スマホ、パソコンなどの電子機器はほぼ100V-240V入力と設定されています。
したがってチューリッヒではC/Jタイプの変換プラグさえ準備しておけばそのまま充電できます。
まとめ
これで少しはスイスのコンセント事情が分かってきましたでしょうか。大切なことは、スイスに持参する日本の電化製品がスイスの220-240Vに対応されているものなのかどうか(または切り替えることができるのか)です。
対応できるものは変換アダプタのみで大丈夫。対応できないものは変圧器が必要となりますね。変圧器を選ぶときに必要なのがW数(消費電力の容量)をチェックしましょう。
それに加えて使用可能時間も知っておく必要があります。もう一つの大切な事項は、コンセントの形状の把握です。スイスに持って行くならCプラグが断然おすすめです。これならヨーロッパの他の国でも使える機会が増えます。もしくは、マルチタイプのプラグも便利でしょう。
少しでも疑問を感じたら、日本の電気屋さんに相談してみるのがいちばん安全ではないかと思います。スイスでの安全な電化製品の使用を心がけていきましょう。
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