2019年11月27日
スイス・チューリッヒの電車の乗り方ガイド〜路線図・時刻表の見方)
みなさま、いつも「スイス 情報てんこ盛り」を覗いていただき、誠にありがとうございます。
今日からいよいよスイス 国内へと入ってまいります!まずはスイス といえば鉄道です。
実はスイス の路線密度は世界一なんです。4000メートル級の山が48峰もあるスイス アルプスで鉄道網を作るのは、並大抵の努力では叶わなかったことでしょう。今や国土面積が九州よりも小さいスイス の鉄道路線密度は、その九州の約二倍! なんとも車いらずのエコな国ですよね!
世界一の「鉄道王国」と呼ばれるスイスでは、あらゆる場所に簡単に電車で移動できます。今回は路線図と時刻表の見方、チケット購入方法、アプリ、スイストラベルパスやチューリッヒカードなどスイス到着後でも入手できる割引券、スイス4大特急の予約など、スイスの便利な鉄道をご紹介します。
そして一年に何度かスーパーや電気店が売り出す、驚きの格安割引一日乗車券など、スイスの鉄道情報を徹底解説!
さらに、重いスーツケースを持ち歩きたくないあなたに耳寄り情報も! あまり知られていないスイス連邦鉄道 (スイス国鉄)SBBのサービスをこっそりお教えします。知っているとお得な情報も盛りだくさんです。
スイスに来たら一度は電車に乗りたいもの。壮大な景色を見ながら広く綺麗な車内でおしゃべりしたりランチを食べたり、こんな楽しい旅は電車がいちばん! しかもスイスの電車は、特別な特急列車以外は全て予約も指定席も必要ありません。乗車券さえ持っていればスイスイと好きな路線を気ままに旅ができます。
スイス連邦鉄道(スイス国鉄)SBBを利用する際の必要事項や割引情報、そしてSBBならではの便利なサービスを見ていきましょう。
スイス連邦鉄道(スイス国鉄)SBB、チューリッヒの路線図と時刻表
チューリッヒ中央駅からスイスの主要駅ザンクト・ガレン、ベルン、ルチェルン、バーゼル、ローザンヌやジュネーブ駅まで直行電車が走っています。また、山岳地帯への移動(グリンデルワルドやマッターホルン、サンモリッツなど)もホーム(ドイツ語でグライス Gleis)さえ間違えなければ乗り換えも簡単にできます。
スイスの鉄道とチューリッヒ中央駅
4000m級の山が48峰もあるスイスアルプスの雄大な自然の中を横断するスイスの鉄道は、5,380kmと九州の約二倍の長さを誇ります。
HB「ハーベー」と呼ばれているチューリッヒ中央駅は、国内各地への列車はもとより、隣接しているドイツ、フランスやイタリアへのハブ駅でもあります。そして、パリなどへ続く新幹線(TGV)や、オーストリアやハンガリーなどへ向かう夜行列車が発着する国際駅でもあります。
チューリッヒ中央駅構内には365日オープンの店やスーパー、観光案内所、手荷物預かり所、有料トイレ、両替所、レストランなど各種施設とサービスが充実しています。また、ローカル列車「Sバーン」やバス・タクシー乗り場が隣接しており、チューリッヒ空港まで15分以内で移動できます。
国内の電車に関しては、次の項目でご案内する4大特急以外は席の予約は必要ありません。車内は1等席と2等席、禁煙と喫煙に分かれています。路線によっては二階建ての車両も多く走っています。
大人気のスイス4大特急
日本人をはじめ外国からの観光者に憧れの4大特急、氷河鉄道・ベルニナ急行・ゴールデンパスライン・ウィリアムテル特急。夏場はすぐに満席になるので早めの予約をおすすめします。乗車券はスイストラベルパスや他の一日券などでも乗車できます。他の列車と違い、座席の指定が必要です。
氷河鉄道(Glacier Express)
ツェルマット〜サンモリッツまで、7つの谷と291の橋、91のトンネルを抜けて8時間かけてスイスを横断します。予約をしていれば席まで食事を運んでくれます。指定席の予約は3ヶ月前から受け付けており、パノラマ車は座席予約が必要となります。日本の旅行会社に依頼するか、直接ホームページで予約ができます。
参考記事 : Glacier Express
ベルニナ急行(Bernina Express)
サンモリッツ〜イタリアのティラノまでの約2時間20分のルートでは、息をのむほどの景色を堪能できます。深い渓谷を横断し、険しい山肌を抜け、急流や氷河やアルプスの花を眺められます。事前に座席の予約が必要となります。日本の旅行会社で予約も可能ですが、個人で予約の場合はRhaetian Railwayのホームページからできます。
参考記事 : Rhaetian Railway
ゴールデンパスライン
モントルー〜インターラーケンを結ぶMOB路線。ツヴァイジンメン(Zweisimmen)で乗り換え。モントルーのある美しいレマン湖と名峰ダンデミディを眺めながら、世界遺産のラヴォー地区の葡萄畑を走り抜け、山里グシュタードへ向かい、乗り換え後は透き通るトゥーン湖畔を走りインターラーケンまで運行しています。これも人気の列車なので、早めの予約を。
参考記事 : ゴールデンパスライン
ウィリアムテル特急(Wilhelm Tell Express)
ルチェルンからロカルノまでの全行程5時間の優雅な旅。スイスの英雄ウィリアムテルの名前のついたこの列車は、乗車券とランチがセットになっており、船と鉄道を組み合わせた絶景ルートが人気です。前半は中央スイスルチェルン〜ルチェルン湖を船で移動。
フリューエレンで下船して鉄道にてサンゴッタルド峠のトンネルを通り、世界遺産の町ベリンツォーナ経由でロカルノまたはルガーノに着きます。パッケージツアーとして予約の場合は、日本の旅行会社または現地の旅行会社にて予約が可能です。
参考記事 : ヨーロッパ鉄道チケットセンター
チューリッヒ市内と近郊の電車路線図
チューリッヒ市内は電車路線図の110番、チューリッヒ空港は121番など、乗車券を購入する際に行先がどこの料金領域なのかを調べられます。出発地の券売機にこの番号をインプットすることによって、料金が分かる仕組みとなっています。
指定された時間内なら何度でも使えます。もちろん乗り換えも同じ乗車券を使えます。
時刻表の見方
駅構内の所々にこのような黄色の時刻表が表示されています。Abfahrtは出発という意味。この他、Ankunft(到着)時刻表もあり、黄色の代わりに白い時刻表となっています。いちばん右端に記されている数字はホーム(Gleis)の番号です。チューリッヒ中央駅などの主要駅だと、右の写真のように電光掲示板がホームの近くにありますので、乗車の前にもう一度確認してください。ホーム番号は右端となります。
明日は切符の買い方を写真入りで説明しますね。よろしくお願いします。
今日からいよいよスイス 国内へと入ってまいります!まずはスイス といえば鉄道です。
実はスイス の路線密度は世界一なんです。4000メートル級の山が48峰もあるスイス アルプスで鉄道網を作るのは、並大抵の努力では叶わなかったことでしょう。今や国土面積が九州よりも小さいスイス の鉄道路線密度は、その九州の約二倍! なんとも車いらずのエコな国ですよね!
世界一の「鉄道王国」と呼ばれるスイスでは、あらゆる場所に簡単に電車で移動できます。今回は路線図と時刻表の見方、チケット購入方法、アプリ、スイストラベルパスやチューリッヒカードなどスイス到着後でも入手できる割引券、スイス4大特急の予約など、スイスの便利な鉄道をご紹介します。
そして一年に何度かスーパーや電気店が売り出す、驚きの格安割引一日乗車券など、スイスの鉄道情報を徹底解説!
さらに、重いスーツケースを持ち歩きたくないあなたに耳寄り情報も! あまり知られていないスイス連邦鉄道 (スイス国鉄)SBBのサービスをこっそりお教えします。知っているとお得な情報も盛りだくさんです。
スイスに来たら一度は電車に乗りたいもの。壮大な景色を見ながら広く綺麗な車内でおしゃべりしたりランチを食べたり、こんな楽しい旅は電車がいちばん! しかもスイスの電車は、特別な特急列車以外は全て予約も指定席も必要ありません。乗車券さえ持っていればスイスイと好きな路線を気ままに旅ができます。
スイス連邦鉄道(スイス国鉄)SBBを利用する際の必要事項や割引情報、そしてSBBならではの便利なサービスを見ていきましょう。
スイス連邦鉄道(スイス国鉄)SBB、チューリッヒの路線図と時刻表
チューリッヒ中央駅からスイスの主要駅ザンクト・ガレン、ベルン、ルチェルン、バーゼル、ローザンヌやジュネーブ駅まで直行電車が走っています。また、山岳地帯への移動(グリンデルワルドやマッターホルン、サンモリッツなど)もホーム(ドイツ語でグライス Gleis)さえ間違えなければ乗り換えも簡単にできます。
スイスの鉄道とチューリッヒ中央駅
4000m級の山が48峰もあるスイスアルプスの雄大な自然の中を横断するスイスの鉄道は、5,380kmと九州の約二倍の長さを誇ります。
HB「ハーベー」と呼ばれているチューリッヒ中央駅は、国内各地への列車はもとより、隣接しているドイツ、フランスやイタリアへのハブ駅でもあります。そして、パリなどへ続く新幹線(TGV)や、オーストリアやハンガリーなどへ向かう夜行列車が発着する国際駅でもあります。
チューリッヒ中央駅構内には365日オープンの店やスーパー、観光案内所、手荷物預かり所、有料トイレ、両替所、レストランなど各種施設とサービスが充実しています。また、ローカル列車「Sバーン」やバス・タクシー乗り場が隣接しており、チューリッヒ空港まで15分以内で移動できます。
国内の電車に関しては、次の項目でご案内する4大特急以外は席の予約は必要ありません。車内は1等席と2等席、禁煙と喫煙に分かれています。路線によっては二階建ての車両も多く走っています。
大人気のスイス4大特急
日本人をはじめ外国からの観光者に憧れの4大特急、氷河鉄道・ベルニナ急行・ゴールデンパスライン・ウィリアムテル特急。夏場はすぐに満席になるので早めの予約をおすすめします。乗車券はスイストラベルパスや他の一日券などでも乗車できます。他の列車と違い、座席の指定が必要です。
氷河鉄道(Glacier Express)
ツェルマット〜サンモリッツまで、7つの谷と291の橋、91のトンネルを抜けて8時間かけてスイスを横断します。予約をしていれば席まで食事を運んでくれます。指定席の予約は3ヶ月前から受け付けており、パノラマ車は座席予約が必要となります。日本の旅行会社に依頼するか、直接ホームページで予約ができます。
参考記事 : Glacier Express
ベルニナ急行(Bernina Express)
サンモリッツ〜イタリアのティラノまでの約2時間20分のルートでは、息をのむほどの景色を堪能できます。深い渓谷を横断し、険しい山肌を抜け、急流や氷河やアルプスの花を眺められます。事前に座席の予約が必要となります。日本の旅行会社で予約も可能ですが、個人で予約の場合はRhaetian Railwayのホームページからできます。
参考記事 : Rhaetian Railway
ゴールデンパスライン
モントルー〜インターラーケンを結ぶMOB路線。ツヴァイジンメン(Zweisimmen)で乗り換え。モントルーのある美しいレマン湖と名峰ダンデミディを眺めながら、世界遺産のラヴォー地区の葡萄畑を走り抜け、山里グシュタードへ向かい、乗り換え後は透き通るトゥーン湖畔を走りインターラーケンまで運行しています。これも人気の列車なので、早めの予約を。
参考記事 : ゴールデンパスライン
ウィリアムテル特急(Wilhelm Tell Express)
ルチェルンからロカルノまでの全行程5時間の優雅な旅。スイスの英雄ウィリアムテルの名前のついたこの列車は、乗車券とランチがセットになっており、船と鉄道を組み合わせた絶景ルートが人気です。前半は中央スイスルチェルン〜ルチェルン湖を船で移動。
フリューエレンで下船して鉄道にてサンゴッタルド峠のトンネルを通り、世界遺産の町ベリンツォーナ経由でロカルノまたはルガーノに着きます。パッケージツアーとして予約の場合は、日本の旅行会社または現地の旅行会社にて予約が可能です。
参考記事 : ヨーロッパ鉄道チケットセンター
チューリッヒ市内と近郊の電車路線図
チューリッヒ市内は電車路線図の110番、チューリッヒ空港は121番など、乗車券を購入する際に行先がどこの料金領域なのかを調べられます。出発地の券売機にこの番号をインプットすることによって、料金が分かる仕組みとなっています。
指定された時間内なら何度でも使えます。もちろん乗り換えも同じ乗車券を使えます。
時刻表の見方
駅構内の所々にこのような黄色の時刻表が表示されています。Abfahrtは出発という意味。この他、Ankunft(到着)時刻表もあり、黄色の代わりに白い時刻表となっています。いちばん右端に記されている数字はホーム(Gleis)の番号です。チューリッヒ中央駅などの主要駅だと、右の写真のように電光掲示板がホームの近くにありますので、乗車の前にもう一度確認してください。ホーム番号は右端となります。
明日は切符の買い方を写真入りで説明しますね。よろしくお願いします。
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