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ν賢狼ホロν
「嫌なことなんて、楽しいことでぶっ飛ばそう♪」がもっとうのホロです。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2
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2009年03月16日
1日1曲 良サントラ【高音質】 040番 「full force」

PS2 【テイルズ オブ シンフォニア】の戦闘BGMの1つ、「full force」です。
テイルズシンフォニアの最初らへんの戦闘BGMで流れて、何度か聴いて
ると好きになっちゃいました。
レディアントマイソロジーでも流れた時は、テンション上がりましたね。
テイルズ初のゲームシステムの3D化にも感動しました。
ラタトスクの騎士の方はまだプレイしてないので、今度やってみようかな。






テイルズオブシンフォニア オリジナル・サウンドトラック


2009年03月16日
画像変更のお知らせ
 いなづ様のSSの画像を一部、GIF画像にさせていただきました。
 変更は、
 『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 桂川圭編 part8 と
 『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 居車喬編 part12
 です。
 いなづ様から頂いた第5話の画像を反映させていただきました。

 すいません。実は先々週の某スレでMizuha様がUPしていただいた
 圭達の変化後の画像、手違いで失くしてしまったのです。なので本
 当はその時に反映したかったのですけど、本当にごめんなさい。そ
 していなづ様から頂いた画像の中に、圭達の変化後の画像を見つ
 けたので、今UPしておきました。 ご迷惑おかけします。

2009年03月15日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 馬原鶴花編 part1
 キタ━━━━━━┌(。A。┌ )┐━━━━━━ !!!
 昨日いなづまこと様から、SS「性戯使徒アユミ」の新作を
 画像とともに頂きましたー♪ いつもありがとうございます!
 文と画像の量が、今回の大変さ・凄さを物語っておられます。
 今回は少し変わった内容になっておりまして、
 私も別の意味で楽しませていただきました。
  
 まだお読みになっていない方、覚えておられない方は以前にUPした
 1話目の『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』
 2話目の桂川圭編 
 3話目の飛天龍華編
 4話目の居車喬編 をお読みになることをオススメします。

 今日は、じっくりといなづ様のSSをご堪能下さい。
 それでは徐々にですがUPさせて頂きます。




  
注意! この文章と画像には官能的表現が含まれております。
(ご覧になる方は、自己判断・自己責任でお願いします。)




翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 馬原鶴花編

いなづまこと様作







     「絶対になにか…、おかしいです」







翔儀天使の一人であり、龍華と同じ高校生の馬原鶴花(まはらかくか)は最近自分の
周りの微妙な変化を感じ取っていた。
妙に空気が重だるく、校内の生徒は覇気や生気が抜け落ちているかように無気力に
なっている。
廊下をフラフラと歩きながらクスクスと笑みを浮かべている者がいたかと思った
ら、一日中机に突っ伏しながら寝ている者もいる。しかも教師はそのことに文句を
言わないどころか、自らも実に気の入らない授業を無為に続けている始末。
鶴花の目から見てもこれは尋常ならざることであるのは明らかだ。天童学園高等部
全体がどっぷりと気の抜けた炭酸飲料の中に浸かっているように見える。

「こんなこと、私たちが翔儀天使の力を授かってから初めてじゃないですか?」
「ああ…、そうだな」
昼休みの昼食タイム時、鶴花はクラスメートで翔儀天使の同士である龍華と机をあ
わせ、弁当を広げながら自分が感じている違和感を龍華に深刻そうに延々と語り続
けていた。
「これはきっと、なにかよからぬ存在がこの天童学園全体に影響を与えていると思
うのですよ」
「ああ…、そうだな」
もっとも、普段からおっとり型で母性本能のオーラが滲み出ている鶴花が真剣な顔
をしてもそれほどの深刻さは滲み出てこない。
元々の糸目をさらに細めてぶつぶつと喋る鶴花に対し、龍華はさも面倒くさそうに
相槌を打ちながらおにぎりをぱくついていた。
ちなみに龍華の弁当は笹皮包みのおにぎりというやたらと古風なものだ。家の影響
だろうか。
「……龍華さん」
その態度が鶴花の癇に障ったのか、鶴花は龍華の手に持ったおにぎりをひったくり
自分の殆ど手をつけていない弁当箱にちょこんと置いてしまった。

「あっ…、何するんだ鶴花……」
鶴花の態度にぶすっとむくれ、おにぎりを取り返そうとする龍華の手を鶴花はぱち
んと叩いた。
「龍華さん、私の話を聞いてください。
今この天童学園全体が、よからぬ空気を纏い始めているのです。そう、まるであの
玉王が現れた時みたいに…
ですからこれからは、より警戒を厳重にしなければいけないと思うのですよ」
「ああ…。分かっているわかってる。わかっているからおにぎり返せよ……」
龍華は鶴花に適当な空返事をしつつおにぎりへと手を伸ばしたが、鶴花は弁当箱を
すっと自分のほうへと寄せてそれを阻止した。
「分かっていません。最近の龍華さんは少しだらけているように思えます。剣道部
のほうからも以前のような掛け声が聞こえてきませんし…。玉王が滅びたといって
も、他にこの世界を狙うものがいないわけではないのですから、もう少し気持ちを
しゃっきりとさせてください」
鶴花の顔は見た目はいつもと変わらず穏やかだが、よくみると眉間にほんの少しだ
が皺が寄っている。
これは、鶴花が相当怒っていることを意味していた。
「う…。ああ、わかったよ。確かに最近だらけていたかもしれないからな…。今日
の部活で少し活を入れてくる」
さすがにこれ以上鶴花を怒らせてはいけないと思ったのか、龍華はしゃきっと襟を
ただし表情もきっと引き締めた。
「それでこそ龍華さんです。じゃあ、このおにぎりは返してあげます」
ぴんと縦筋張った龍華を見て鶴花はようやっと顔を緩め、手元にあるおにぎりを龍
華に差し出した。
龍華はそれをぱっと取ると、下品にならない程度の勢いでぱくぱくと頬張り始めた。
「あと、他の皆さんも集めてこの学校を覆っている得体の知れない気配の正体を探
らなくてはいけませんね。
中等部のほうの様子も聞かなければいけませんし…」
「…明日にでも集まってみるか。流石に今日いきなり全員っていうのも難しいだろうし…
私が後で歩美のほうに連絡をつけておくよ」
「あっ、それはとてもありがたいです。龍華さん、よろしくお願いしますね」
龍華に対し丁寧に頭を下げる鶴花に、龍華は気にするなといわんばかりに手を振った。

「ああ、任せておけ…」
が、その時龍華の目に宿った邪な光に鶴花は気づくことはなかった。

2009年03月15日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 馬原鶴花編 part2
               
その日の放課後、鶴花は所属している弓道部の弓道場に姿を見せていた。
ここ天童学園は前述の通り学園長の意向でやたらと部活動施設が充実している。
遠的場を持っている高校など、おそらくはここ天童学園ぐらいしかないであろう。
その弓道部で鶴花は部長の役割についていた。ちょうど剣道部の部長をしている龍
華と対になっていると言えるだろう。
そのため、翔儀天使としても弓を使った遠距離攻撃を得意にしており、剣を携えた
龍華とコンビを組んでの攻撃は玉王の手下を幾度となく打ち破ってきたのだ。
鶴花は龍華を信頼し、龍華もまた鶴花を認めて互いに翔儀天使だから、という以上
の繋がりを持っていた。
だから鶴花は、最近の龍華のどことない緊張感の無さに多少の不満を持っていた。
以前は空気すら切り裂きかねないほどの怜悧な雰囲気を纏っていたものだが、この
ごろは心の芯が抜けてしまったかのような呆けた表情をよく見せるようになっている。
「確かに玉王を倒して心の重荷が外れたのはわかるのですが…、それにしてもだら
けすぎですわ…」
稽古着に着替えている際も、鶴花は龍華に対しての不満をぶちぶちと吐き出していた。
鶴花と龍華以外の翔儀天使はいずれも二歳以上年下の中学生である。そのため鶴花
は歩美達への示しをつけるためにも常にある程度の緊張感を持って毎日を過ごし、
よき相談役としての立場を築いてきた。
そんな自分に対し、同じ年長者としての龍華の自覚の無さがどうにも気に入らないのだ。
「まあ…、確かに平和なのはいいことなんですけれどね…」
以前の殺伐とした毎日に比べたら、争いの無い平凡な日常がなんとありがたいこと
なのかという実感が厭が応にもにも感じられる。
そのために気が緩むというのは仕方の無いことだろうか。
ただ、龍華が緩くなってきた時期と学園全体に厭な雰囲気が纏わり付いてきた時期
が微妙に重なっているのが鶴花にとっては少々気になるところだった。
だが、まさか龍華が玉王の手に堕ちているとは想像もしていない鶴花は、単なる偶
然の一致だということで片付けていた。
体も心もあれだけの強さを持っている龍華が闇に堕ちるはずがないという前提を鶴
花は持っていたからだ。
龍華が堕ちたときに見せた意外な弱さと脆さを見ていれば、それが単なる幻想だと
気づいたはずなのだが…





              ヒュン   タァン!






鶴花が的場に入ってきた時、そこには既に三人ほどの部員が的目掛けて弓を射って
いた。部活動に力を入れている天童学園の生徒だけあって、放たれる矢は的に吸い
込まれるかのように飛んでいっている。

「「「あっ、部長!」」」
鶴花が入ってきたことに気づいた部員達は一斉に手を止めて鶴花に向かい挨拶をし
た。部長であり下級生への面倒見もよくかつ弓の腕も並外れている鶴花は弓道部の
全員から慕われていた。
「ああ、私のことは構いなく。皆さんはそのまま練習を続けていてください」
かといって鶴花は決してそのことで増長することなく、部員達に自分の意向を押し
付けたりもせず各人の自主的な意識を尊重させていた。上に立つ者はそれについて
くる者を導くのが役割であり、ついてくる者を率いるのではないというのが鶴花
の基本論理だからだ。
だから鶴花は自分が来たことでほかの者の練習の手が止まることを良しとせず、自
分のことは放っておいて練習を続けるようにと言い放ったのだ。
「「「わかりましたー!」」」
それを聞いた部員達は一斉に頷いて、再び矢を弓に番えきりきりと弦を引き絞って
いた。鶴花のほうも自分の弓を用意するため弓が入っている袋の口を開こうとしていた。
その時

"ザザザッ!!"

「っ?!」
多数の衣擦れの音が鶴花の耳に入り、ハッと顔を上げた鶴花の目に飛び込んできたものは…
「「「………」」」
自分目掛けて弓を構える、三人の部員達の姿だった。




        「えっ……ちょ







"バババッ!!"

鶴花が何が起こったのか確認する間もなく、部員達の手から一斉に矢が放たれた。狙いは勿論鶴花一択。
「きゃっ!!」
鶴花は慌てて身を転がして難を逃れたが、次の瞬間鶴花がいたところに三本の矢が
ドドドンッ!と突き刺さった。綺麗に磨かれた檜の床板に刺さった矢は、全力で放
たれた証であるかのようにビィィンと波打っている。
それは紛れも無く、鶴花の命を狙って放たれた矢であった。
「な、何をするんですかみなさ……?!」
訳も分からず突然射掛けられ、珍しく怒りの感情をあらわにした鶴花だったが、自
分を見る部員達の姿を見てすぐに言葉を失った。
そこにいた部員達は、数秒前までの部員達とは全く違う物体と化していた。

「うふふふ……ぶちょおぉ……」
「くすくす…けらけら…」
「せんぱぁい……せんぱぁ……ぁひゃひゃひゃ……」
薄開きになった口からは意味をなさない単語と渇いた笑い声がぶつぶつと漏れ、鶴
花を見る瞳からは意志の光が失われガラス玉のような鈍い輝きを放っている。
全身を中空から吊るされた糸に操られるかのようにかっくんかっくんと揺り動か
し、鶴花を射るための矢を番えている姿はどうみても人間のものではない。
そしてその姿に鶴花は見覚えがあった。
「……肉人形!なんで…」
肉人形とは、あの玉王が使役する人間の精気と魂を吸い取ることで作り出す外法の
存在だ。ベースになった人間の元の人格は残っておらず、ただ玉王の命令のままに
動く傀儡人形になってしまう。
だが鶴花は、部員が肉人形になってしまったという衝撃より、この場に肉人形がい
るということに激しい衝撃を受けていた。
なぜなら、肉人形がいるということは肉人形を操る玉王もまたこの世にいるという
ことだからだ。
「ひゃはぁ!」
「くっ!」
肉人形の膂力で打ち出された矢が唸りを上げて鶴花に襲い掛かってくる。間一髪鶴
花から外れた矢はそのまま的場の壁にあたり、そのままドゴォンという貫通音と共
に漆喰で出来た壁に大穴が開いてしまった。先ほどとは比べ物にならない破壊力だ。
しかも、そんなライフル弾のような矢が立て続けに鶴花に襲い掛かってきた。肉人
形部員は女性の力では引き絞るのにも相当な力を擁する和弓の弦を事も無げに引
き、間髪いれずに矢を発射してくる。
そのあまりに早い発射間隔は、よく見ると肉人形は舌を異様に伸ばして矢篭から矢
を引き抜いて弓に番えている。これなら弦を絞る両手が開かないぶんより早く矢を
射ることが出来る。人間ではない肉人形ならではの手であるが、射られる鶴花に
とってはたまったものではない。
(どうしましょう!いくら肉人形とは言っても皆さんに危害を加えるわけにはいき
ません…!)
そう、肉人形にされたからといってもう人間に戻れないというわけではない。一つ
の手段としては肉人形に施術した者を倒し、囚われた魂を解放すれば肉人形にされ
た人間を元に戻すことが出来る。何しろ、かつて鶴花自身が玉王の肉人形にされ
たが、歩美が玉王を倒したことで元に戻ったという過去があるのだから。
だがこれは施術したその当人がいないと意味をなさない。そして今問題の当人はど
こにも姿を現していない。
もう一つの手段は、翔儀天使の浄化の力を直接肉人形の中に打って術者の力を消し
てしまうというものだ。これなら多大な力は使うがすぐに肉人形を人間に戻すこと
が出来る。
だが、これを用いるには翔儀天使へと変身しなければならない。そして今、そんな
悠長な時間を肉人形は与えてくれようとはしてくれない。
となると、ここは逃げるしかない。鶴花は凄まじい弾幕を何とかかわしきり、的場
の外へと逃げ出すことが出来た。とはいえ、このまま肉人形部員を放っておくわけ
にもいかない。
(い、いそいで翔儀天使になりませんと…)

2009年03月15日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 馬原鶴花編 part3
鶴花は的場の物陰に隠れ、体の奥に宿った天使の力を活性化させようと精神を集中
し始めた。
翔儀天使は別に変身の瞬間を見られたら動物に変身させられたり魔法が解けて使え
なくなったするようなことは無い。
だが、その後の無用な混乱を考えたら、やはり人知が及ばないことはなるべく秘密
にしておいたほうが都合がいい。
だからこそ、人影が少ないところを選んだつもりだったのだが…
ところがその時、間が悪いことに友人同士と思われる二人の下級生が鶴花とばった
り出くわしてしまった。

「「え…?」」
「?!」
物陰に隠れ気を沈めて精神集中をしていた鶴花を見て、女生徒たちは何事かわから
ず困惑した顔を浮かべている。
一方、鶴花のほうも突然現れた女生徒たちに一瞬心奪われてしまった。
「え……あ!い、急いでここを離れなさい!ここは危ないんです!」
が、次の瞬間二人にここから逃げるようにと叫んだ。すぐ近くに肉人形がいること
を考えたら、ここに一般人がいるのは危険すぎる。
しかし、事態が分からない二人はその場でまごまごとするばかりだった。

「え…先輩、何を言っているんですか…?」
「ここが危険って、一体どういう……」
「とにかくここは危ないんです!非常に危険なものが近くにいるんです!早く逃げ
なさい!!」
まるで要領を得ない二人に対し、つい鶴花は声を荒げてしまった。それだけ心の中
に焦りが出てきたと言える。
その気持ちが通じたのか、さすがに二人にも脅えの色が浮き出てきている。
「き、危険なものですか……?」
「先輩、それって……」
その時突然、二人の瞳に邪悪な光が煌いた。

「「こんなものですかぁ〜〜〜〜っ!!」」

二人の着ていた制服が内側からバリッと裂け、体から生えた無数の肉触手がうねう
ねとうねり鶴花のほうへと覆い被さってきた。
「え?!」
不意を突かれた鶴花だったがとっさに横に飛んで触手の雨を避け、そのまま転がり
ながら二人との間合いを離していった。

「うふふ……先輩おいしそう…」
「逃げないでくださいよぉ、せんぱぁい…」
二人は鶴花を欲情に爛れた目で見ながら、濡れている股下を弄ったり自らの触手を
舐めしゃぶったりしている。勿論その姿は、人間のそれとは決定的に異なっている肉人形のものだ。
「そんな…、他にも肉人形が……ハッ!」
肉人形が部員だけではなかったことに衝撃を受けた鶴花だったが、ふと周りの異様
な気配に気づき辺りを見回してみると、

「あははは…」
「いひっ、いひっ」
「じゅるじゅる…」

いつの間にか鶴花の周りは無数の学生によって取り囲まれていた。しかも、その全
てが肉人形だ。
「な、なんてこと……」
もしかしたら、以前から感じていた異様な雰囲気の正体はこれだったのかもしれな
い。しかし、もしそうだとしたら何たる迂闊だったのだろうか。これほどまでに肉
人形が増えたことに、まるで気づかなかったなんて!
鶴花を囲む肉人形は、そのどれもが鶴花に狙いを定めその肉体を味わおうとしてい
る。すぐにでも飛び掛ってこないのは、周りにライバルが多すぎるために互いにけ
ん制をしているからだろうか。
ただそれは、鶴花にとってもチャンスであった。
(この隙に……変身して!)
これほど周りが肉人形だらけなら、もう人の目を気にする必要もない。鶴花の体内
の天使の力が鶴花の体を覆うまでに膨れ上がり、鶴花の体が一瞬光り輝いたかと思
うと、次の瞬間には純白の衣を纏った翔儀天使・鶴花がそこに立っていた。




      「では僭越ながら…、お相手仕ります」







鶴花は手に光り輝く弓を取り出し、ぎゅっと弦を引いた。すると、不思議なことに
引いた弦と弓の間に光が収束し矢が形成されていった。
普段から弓道に勤しんでいるだけあって、その姿だけで周りには緊迫した空気が張
り詰めてくる。肉人形達は、さっきとはまた違った意味で飛び掛ることが出来なく
なっていた。
「破っ!」
そして、短い気合と共に鶴花の手から矢が放たれ、光の矢は先にいた肉人形の胸に
ぷっすりと突き刺さった。
「あ゛……、あぁーーーっ!!」
矢が刺さった肉人形は胸から発せられる焼けるような痛みに獣のような咆哮を上
げ、口から泡を吹いてばったりと倒れてしまった。
「あがっ…あごぉっ…!」
激しく嗚咽を上げてビクビクと体を跳ねさせる肉人形だが、その顔は次第に狂気が
抜けて、人間らしい表情を取り戻しつつある。
これが先ほど話した翔儀天使の浄化力だ。鶴花は特にこの力に長けており、放つ矢
だけで肉人形化した人間を元に戻すことが出来る。

「グググ……ギィーッ!!」

そしてそれが合図になったのか、それとも人間に戻るのは御免だと思ったのか、周
りの肉人形が一斉に鶴花目掛け襲い掛かって来た。
「破っ!破っ!破ぁっ!!」
四方八方から襲ってくる肉人形を、鶴花は正確な射的で射抜き次々と人間に戻して
いっている。その速さは瞬きするたびに3体は確実に戻しているくらいのすごいも
のだった。
が、それでも限界がある。鶴花を取り囲む肉人形の数は予想をはるかに越えるもの
だった。
なにしろ、当てても当てても次々に肉人形が沸いてくるのだ。中には今日教室で言
葉を交し合った同級生や授業を受けた教師までいる。
もしかしたら、高等部の人間全員が肉人形になってしまっているのではないかと言
う非現実的な考えも浮かんできてしまっている。
「こ、これは…少しまずいかもしれません…」
あまりに引っ切り無しに襲い掛かってくるので、さすがに鶴花も疲労の色が濃く出
てきた。光の矢を生成する速度も次第に間隔が増し、肉人形の攻勢を凌ぎきれなく
なってきている。
「しかたが…ありません!」
このままでは確実に力尽きて肉人形に飲み込まれてしまうと考えた鶴花は、肉人形
の群れの中で比較的密度が薄いところへありったけの矢を発射した。
勿論矢に射抜かれた肉人形はばたばたと倒れ、一瞬ではあるが包囲網に穴が開いた。
そこを鶴花は見逃さず、脱兎の如くそこを駆け抜けて肉人形の輪から抜け出すこと
が出来た。当然後ろから肉人形がわらわらと追いかけてくるが、翔儀天使の鶴花の
速さに追いつくことはできっこない。
「とにかくどこか…、身を隠さないと!」
これまでの射的で鶴花の体の疲労は相当なものに達していた。まずは一旦身を落ち
着けて息を整えないととても持たない。
とはいえ、学校の中で完全に身を隠せる場所などたかが知れている。今の状況では
校舎内に入ることは非常に危険が伴うし学校の外に出ると下手をすると追って来る
肉人形を校外へ放ってしまいかねない。
となると、校内にある施設のどこかしかない。鶴花は駆けながらどこか適当なとこ
ろはないか探し回った。
そして目の前に入ってきたのは、龍華がいるはずの女子剣道場だった。
「!ここなら!!」
まさか龍華が肉人形に遅れを取るとは考えられないし、昼休みに気合を入れてくる
と言っていたので今日は龍華はここにいるはずだ。
後ろを振り返ってみたが、相当な速さで引き離したからか肉人形は一体も姿が見えてない。
それを確認した鶴花は躊躇うことなく剣道場の中へと入っていった。

そここそ周到に張り巡らされた罠の中心とも知らずに。

2009年03月15日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 馬原鶴花編 part4




         「龍華さん!」







鶴花が道場の戸をガラガラと引いて中に入ると、中は多数の剣道部員が竹刀の音を
響かせながら打ち合いをして…
おらず、龍華はおろか誰一人いなく電気もついていない稽古場が目に入ってきた。
「………え?」
そんな馬鹿な。今日女子剣道部は確かに部活はあるはずだ。それに龍華も今日は出
るといっていた。
なのに、この空気の冷え方は少なくとも今日ここで稽古が行われていたということはない。
「龍華さん?龍華さん!」
鶴花は大声で龍華のことを呼んでみたが、勿論何の返事も返っては来ない。
「どういうことなんですか……?」
龍華が自分に嘘をつくなんてことは考えられない。そんなことをするメリットがま
るで頭に浮かばないからだ。
だが、ここにきてさっきの大量の肉人形が思い出される。あの中には鶴花のクラス
メートまでいたのだ。
それと関連して最近の龍華のおかしな様子が思い起こされる。あの、いつもの龍華
とはまるで違う怠惰な龍華。
まさか、まさかとは思うが、もし龍華も肉人形になっているなんてことが……



「あはっ、いらしゃ〜い鶴花先輩〜〜〜〜」

鶴花の悪い妄想が暴走しかけているその時、稽古場の中に深刻な雰囲気に似合わな
い間の抜けた声が響いてきた。
しかも、鶴花と同じ翔儀天使の仲間であり後輩の歩美の声が。
「えっ、歩美さ……?」
何故こんなところにいるのかと一瞬思ったが、とにかく知っている人間に出会えた
喜びから鶴花は胸を撫で下ろして声が聞こえた方向へと振り返り…、言葉を失った。


「ふふ…、どぉうしたんですかぁ先ぱぁい……」
鶴花の前にゆらゆらと立つ歩美は全身の体毛を真っ赤に染め、瞳はこれ以上ないと
いうくらいの邪悪な光を放っている。
上に着ている物を全てはだけ素肌を晒した胸元には赤々と輝く『玉』の字が見えて
おり、足元には時折ビクビクと動く何かをぼろきれで被ったものが転がっている。
その中で一際鶴花の目を引いたのが、胸に輝く『玉』の字だ。鶴花にとって、今の
状況で『玉』の字を見て思い出すものはただ一つしかない。
「あ、あゆ み、さ……それ……」
鶴花が震える手で玉の字を指差すと、歩美は見せ付けるかのように胸を張った。
「うふっ、これですか?分かりますよね〜〜
『玉』の字ですよ。先輩もよぉ〜〜く知ってるあの人の印……」
歩美は玉の字に手を当て、うっとりとした視線を向けながら愛しそうに撫で回している。
「そう……」
が、顔を上げた次の瞬間歩美の雰囲気がガラッと変わった。

「この俺様、玉王の印だ!覚えているだろう鶴花ぁ!!」
顔も声も、そのものは確かに歩美のものだ。だが、尊大な態度、邪悪な気配、居丈
高な喋り方は間違いなくあの玉王そのものと言ってもいいものだった。
「ぎ、玉王?!なぜ歩美さんが玉王に……」
「ふふふっ、この俺がそう簡単にくたばるものか。隙を見つけてこの小娘の中に俺
の意識を潜り込ませ、こうして乗っ取ってやったのよ。こいつの体は既に、この玉
王様のものだ!」
慎みも無くゲラゲラと笑う歩美…いや玉王の姿を見て、鶴花は絶望に心を閉ざし…
ということはなく、逆に怒りの炎がメラメラと燃え上がっていった。
「では、高等部の皆さんを肉人形にしたのもあなたの仕業ですね…」
「ああ。この若い体を使って存分に吸ってやったぞ。数が多かったので貴様らに気
取られずに吸うのに難儀はしたがな。
ふふふ、俺に勝手に体を使われて元の小娘の人格は相当に泣き腫らしていたぞ。だ
が、その心ももうすぐ消える。そして、そのときがこの玉王様の完全復活のときよ!!」
「…そうですか。ではまだ歩美さんの心は残っているのですね」
ならばまだ救う道はある。鶴花は手に持った弓を歩美へ向けて構え、光の矢を番えた。
「ならば、この矢を以って歩美さんの中にいる貴方を浄化して見せます。覚悟しな
さい、玉王!」
鶴花の目は怒りに燃え、手に持つ矢は稽古場全体を照らすぐらいの強さで輝いてい
る。こんなものを喰らったらさすがに玉王と言えども無事ではすまないだろう。
が、歩美=玉王は余裕の態度を崩していない。どうみても避けられない距離にいる
というのに。
「ふふん、それで俺を射る気か?鶴花」
「勿論ですわ。この一矢に篭めた私の力、あなたと言えども耐えられはしません!」
「ああそうだな。そんなものを喰らったらさすがの俺もやられちまうだろうよ。だ
けどな…これを見ても、その矢を撃てるか。鶴花ぁ!」
鶴花へ向けてニッと口元を釣り上げた歩美は、足元に転がっているぼろきれの片端
を掴むと、一気にばさっと捲り上げた。
そこには…

2009年03月15日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 馬原鶴花編 part5

「ひ、ひぃぃっ……お姉ちゃぁ…」
「そ、そんな…、動いちゃぁ……」
「だ、ダメだ。ボク…おかしくなっちゃう……」

全裸に剥かれ、体をびくつかせている風子、圭、喬が転がっていた。
しかも風子と喬は腹が、圭は胸が異常なまでに大きく膨れ上がり、それぞれが肥大
した箇所を苦しそうに押さえつけている。
「なっ?!風子さん、圭さん!喬さん!!」
「ふふん!いくら天使とは言え、まさか俺様が仲間の中に潜んでいるなんて思いも
しなかったようでな、簡単に俺の手に落ちてくれたわ。
こいつらには俺様の使役した蟲をそれぞれ子宮、胸、はらわたに仕込んであって
な、俺がちょっと命令するだけでそいつらはこいつらの体の中で媚液を吐きながら
暴れまわるのだ。ほれ、こんなふうに」

"パチン"

「「「!!!」」」
歩美が軽く指を鳴らした瞬間、三人はビクン!と体を反らして激しく暴れ始めた。
よく見ると、それぞれの張っている所がぐにゅりぐにゅりと不規則に蠢き回っている。
「う、ああぁっ!お腹、お腹のなかでぇ!」
「いやぁぁっ!おっぱい、おっぱぁ気持ちいひぃぃ!」
「やめてぇぇ!お尻が、お尻が熱いぃぃ!!」
其々が愛液、乳液、腸液を派手に噴出し、苦痛とも快楽とも取れる絶叫を上げての
たうっている姿は非常に痛々しいものであった。
「ひ、酷すぎますわ…、こんなことを……」
一緒に戦った仲間を、大切な後輩を、このような淫獄に堕とされた姿を見させられ
鶴花は悔しさと憤りで顔を真っ赤にしていた。
もう玉王を射抜くのに何の躊躇もない。
「許さない…。許せませんわ玉王!覚悟!」
「だから俺を撃っていいのか鶴花!!もし俺がやられたら、こいつらの体に仕込ん
だ蟲は制御をなくし、体の中を暴れ回ってメチャクチャに食い荒らしながら皮膚を
食い破って出てくるぞ!可愛い後輩を、その手で引導を渡すのかぁ?!」
「えっ?!」
今まさに歩美目掛けて矢を放とうとした鶴花は、その一言に体を凍りつかせてしま
った。当然、矢は放たれることなく歩美も無事だ。
「そんな…、そんな……」
「信じられないか?じゃあ俺を撃ってみるがいい。そして俺がやられたら全てはは
っきりするだろうよ。
さあどうした。撃ってみろ、撃ってみろ鶴花ぁ!!どうしたぁ!!」
「うぅ……」
歩美は両腕を広げたままびくとも動いていない。この状態なら鶴花の腕なら目を瞑
っていても歩美に命中させることが出来るだろう。
だが、鶴花は撃てなかった。撃った結果がもたらすもの、その悪い結果の可能性の
酷さにどうしても矢を放つことが出来なかった。
「………くっ…」
長い躊躇の果てに、とうとう鶴花は構えた弓をガチャリと落としがっくりとその場に崩れ落ちた。
と同時に光の矢がサァッと細かい粒子になって消えていった。
「ふふふ、どうした。諦めたのか?後輩可愛さにこの俺を倒すチャンスをみすみす
逃すとはな。天使天使と持ち上げられても、所詮は甘さが捨てきれない小娘よな」
歩美の罵倒がチクチクと鶴花の胸に突き刺さる。確かに玉王を倒す絶好のチャンス
を逃してしまったのは痛恨事ではある。
だが鶴花は後悔してはいなかった。もしここで玉王を倒せたとしても、その代償で
三人を見殺しにする羽目になってしまったら恐らく自分は死ぬ瞬間まで後悔し続け
ていただろう。
「鶴花、もう抵抗はしないか?しないと誓って俺の軍門に下れば蟲どもを大人しく
してやろうではないか。
あ、誓わなくても別に構わないぞ。その時はこの三人がよがり狂って死ぬだけだからな」
そんなことを言われては鶴花には選択権はない。
「…分かりました…。わ、私は貴方のもとに、く、下ります……」
鶴花にとっては非常に屈辱的な屈服だった。かつて嬲られ意図せぬままに服従し、
なんとか呪縛から抜けることが出来た相手に、今度は自らの意志で下らなければな
らないとは。
(お、覚えていなさい玉王……。今だけ、今だけは頭を下げて上げますわ。
でも、なんとかして皆さんの蟲を浄化した暁には、必ず貴方の魂、涅槃へと送り届
けて差し上げます!)
悔し涙を目頭に湛え、鶴花は酷くゆっくりではあるが歩美の前に深々と手をつい
た。それを見た歩美は満足そうにゲタゲタ笑い、素足で鶴花の頭を押さえつけた。
「くくく!いい様だな鶴花。仇敵に頭を下げる気分はどんなだ?さぞかし爽快な気
分だろうなぁ!!
まあ、そんな姿を見て気分も晴れた。約束どおり蟲を大人しくさせてやる」
歩美は鶴花を足蹴にしながら、再び指をぱちりと鳴らした。これで三人の中の蟲は
大人しくなるはずだ。ところが
「「「うああぁっ!ひゃああぁぅ!!」」」
三人は落ち着くどころかますます嬌声を張り上げ、ばったんばったんと小魚のよう
にのた打ち回っていた。
「ぎ、玉王!これはどういうことですか!約束が違います!!」
一向に落ち着かない三人を見て、鶴花は歩美をギロリと睨みつけた。が、歩美のほ
うはいたって涼しい顔をしている。
「別に約束は破ってはおらん。今の俺の合図でやつらの体の中の蟲は動きを止めておる。
だが、今まで随分と性感帯をつっつきながら暴れ続けたからな。蟲が動かなくなっ
たぐらいで奴等の体に灯った快楽の火は消えはせんわ」
「なんですって?!じゃあ、じゃあ……」
ということは、このまま三人は悶絶死するしかないというのか?!
「早とちりするな。快楽の元凶である蟲を奴等の体から抜き出せば助かる。それほ
ど悠長な時間は無いがな」
「で、では早くしなさ…、してください、玉王…様!」
仲間を、後輩を助けるため鶴花は涙を呑んで歩美=玉王に様付けで頼み込んだ。だ
が、玉王は鶴花を指差してこう言った。
「おまえが、やれ。
ただし、天使としての力は使わないでな。おまえ自身の力でこいつらから蟲をかき
だしてやるんだ」
「わ……私が?!」
玉王の命令に鶴花は息を呑んだ。本来なら自分の手で三人を浄化出来るならそれに
越したことはない。鶴花が持つ浄化の力なら、矢を一本放てば中の蟲など瞬きする
うちに消滅させることが出来るだろう。
だが、玉王はそれを許さず鶴花の手で蟲を除けと言ってきている。それは、鶴花が
直接彼女達の体を触って蟲を取らなければいけないと言う事だ。それも、秘部やお
尻といったそうおいそれと触るには躊躇いまくってしまうような箇所をだ。
「そ、それは……」
「嫌か?それなら別に構わないぞ。ただ、あの小娘どもは狂い死にするがな」
「くっ…」
そう言われてはやるしかない。それはもう死ぬほど恥ずかしいが、彼女達の命と天
秤にかけたら自分の羞恥心などどれほど軽いものか。





       「わ、わかりました……」






屈辱と恥辱の中、鶴花は天使の衣を消して元の胴着姿になり、さらにそれを脱ぎ捨
てて逸し纏わぬ姿になった。歩美、と言うか玉王のいやらしい視線がチクチクと肌
越しに感じるが、今はそれに気を取られている時間は無い。
「さあ、誰からしてもいいぞ?一人にそんなに長い時間はかけられないからな。さ
っさと抜き出せよ」
「わ、わかっています……」
鶴花は胸と腰下を手で覆い隠しながら、一番近くにいた喬の元へと歩いていった。

「喬さん…喬さん……」
「あ…?あぁ……鶴花先輩、助けて……。ボク、お腹が、お腹がぁ……あ!あああ
ぁぁっ!!」
鶴花の声に僅かに反応した喬だったが、すぐにお腹を抑えて暴れ転げ始めた。よく
見ると、喬のお尻の孔から僅かではあるがピンク色の蟲の先端が飛び出ており、ぴ
こぴこと先端を振って蠢いている。おそらく、喬の体内では見えているあれとは
比にもならないくらいの勢いで暴れまわっているのだろう。
(あれが…あれが喬さんを…!)
喬を嬲る蟲に激しい憎悪を覚えた鶴花は、すぐさま蟲を掴み取ろうとした。が、す
んでのところで蟲は喬の体内につるりと潜り込んでしまい姿を見えなくしてしまった。
だが、ここで蟲を逃す手はない!
「喬さん!腰に力入れて息んでください!いまなら、蟲を取り出すことが出来ます!!」
「は…はぁい!!ン…ンーッ!!ンーーッ!!」
鶴花に言われ喬は目を閉じて力をこめ、顔を真っ赤にして腹の蟲をひり出そうと試みた。
が、尻からは時折腸液が零れてくるぐらいで肝心の蟲は一向に姿を表さない。
恐らく蟲も必死なのだろう。喬の腸内で絡みつき、今以上の降下を懸命に防いでいる。
「だ、だめぇ先輩!ボクの、ボクのお尻のもう少しまで来ているのに、出てこな
い!出てこないよぉーっ!
取って、先輩!ボクのお尻に手突っ込んで蟲取ってぇぇ!!」
「喬さ…!」
喬は腹ばいになりながら涙目で鶴花に哀願してきた。その眼を見た瞬間、鶴花の心
の奥でゾワッと波立つものがあった。
腹を膨らませて穴という穴から体液を噴出し、自分に淫らなお願いをする喬がたま
らなく可愛く感じたのだ。
(な、何を考えているの?!こんな、酷い目にあっている喬さんを、か、かわいい
だなんて……)
鶴花は顔を真っ赤にして、心の中に湧いた邪な思いを必死になって否定した。
「わ…、わかりました。で、では喬さん…、四つん這いになって、お尻を、む、向
けて……」
(こ、これは喬さんを助けるため……。決して疚しい心からくるものじゃありませ
ん……)
「う、うん!うん!!」
一刻も早い蟲からの解放を望む喬は、よろよろと体を反転させて鶴花に向けて尻を
高々と突き上げた。粘液に濡れ光り、ふりふりと振られるお尻を見て、鶴花は一瞬
頭がクラッときた。
(こ、この中に…、私の手を……?)
喬のためとはいえ、他人の尻に手を突っ込むなんて背徳的な行為がはたして許され
るのか。いやそれより手を入れることが出来るのか。
「あああぅ!!先輩、早く!早く!もう、もうボク狂っちゃう!狂っちゃうよぉ〜〜!」
ここに来て躊躇う鶴花に、喬の悲鳴が容赦なく突き刺さる。いや、喬だけではな
い。圭も風子も後ろで気が狂わんばかりに悶えている。
ここで時間をかけてしまったら、三人の命が本当に危ない。
(…やるしか…ありません!)

2009年03月15日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 馬原鶴花編 part6
意を決した鶴花は、おずおずと喬の背後に寄りそのお尻に軽く手を当てた。
「ひゃん!!」
それだけで、喬は感電したかのように激しく体を奮わせた。
「う、動かないで…。いいですか、入れ、ますよ……」
鶴花の手が、つぷぷと喬の尻の中に沈んでいく。蟲の影響からのか、鶴花の手は殆
ど抵抗らしい抵抗を受けずに喬の体の中へ潜り込んでいった。
「うあぁーっ!先輩の、先輩の手が入ってくるぅーっ!気持ちいいよぉーーっ!!」
内臓の粘膜を手が擦る感覚が快感に感じられるのか、喬は腰をぶるぶると揺すって
鶴花がもたらす快楽に酔った。
その姿が、また鶴花にはたまらなく愛しい。
(あっ…喬さんが私の手に感じている…かわいい……
?!違います!こ、これは喬さんを助けるためなんです!なんですったら!!)
再び心に浮かび上がった邪念を振り払い、鶴花は喬の奥へ奥へと手を伸ばした。そ
して、ついに内臓の感触とは明らかに異なる異物をその手に掴んだ。



「つ、捕まえました…。これが、蟲……。
 こいつの、せいで……」
(喬さんの体をいいように弄んだ憎っくき蟲。
 こいつのせいで、喬さんが酷い目に……)






蟲への憎しみが一気に噴出した鶴花は、蟲をがっちり掴むと一気に引っ張った。ズ
ルズルズルッ!と引き抜かれる手と蟲が喬の内臓をガンガンに刺激する。
「ひゃあああぁっ!!せ、先輩やめて!もっと、もっとゆっくりぃぃ!!」
「だめです!こんなもの、すぐに体からださないと!!」
「やあぁっ!あぎいぃ〜〜っ!!」
強制的な排泄に似たあまりにも激しすぎる刺激に耐えかねた喬の懇願を完全に無視
し、鶴花は息もつかずに蟲を喬の体から抜き出した。
その長さは約1m強。太さも鶴花の腕回りはあり、これがよく人間の体に入ってい
られたものだと思わせる。
「こいつが…こいつが!」
鶴花は蟲を床に叩きつけるとそのまま歩美のほうへ蹴り飛ばした。
「ああ…もう可哀相に…、おっとといっけない…」
歩美は歩美でそんな鶴花をニヤニヤ見ながら蟲をぐびぐびと飲み込んでしまった。
「さあ喬さん、これでもう大丈夫……あら?」
「あ…あひぃ……」
鶴花が下にいる喬へと目を向けた時、喬は許容限度を越えすぎた肛虐に耐え切れず
失神してしまっていた。

「あらあら…、随分と気持ちよさそうな顔をして……。そんなにお尻がよかったん
ですか……?」
鶴花は手を抑えてクスッと微笑むと、後ろで悶える圭と風子のほうへ顔を向けた。
「さあ、二人ともすぐに蟲を体から出してあげますね…」
二人を見る鶴花の目には、明らかに淫欲に溺れた光が灯っていた…



「さあ圭さん、いらっしゃいな…」
鶴花は胸をぱんぱんに膨らませた圭を手招きして呼び寄せた。ずっしりとした質量
をもった胸が鶴花の手に当っている。
「せ、先ぱぁい…。私、胸が、胸が張って…張ってぇ…」
圭は辛そうに自らの乳首をキュッと扱いた。その先端からは乳白色の母乳がじわり
と染み出してきている。これも蟲の影響なのだろうか。
「あらあら大変、おっぱいが出るなんて…。もしかして、この胸いっぱいに…?」
鶴花は乳首を掴む圭の手をきゅっと掴み、思いっきりギュッと力を入れた。
「?!きゃあぁぅっ!!」

ぴゅうぅっ!

乳首を力いっぱい握られた圭は目を真ん丸に開いて嬌声を上げ、また同時に乳首か
らは乳液が一本の筋になって噴出し鶴花の体に生暖かい乳液がびしゃっと降りかかった。
「あぁ…、やっぱりその胸いっぱいにおっぱいが詰まっているのですね…。なんて
かわいそう……」
圭は胸に入れられた蟲のせいで、妊娠していないにも拘らず乳腺を刺激されて母乳
が無理やりに生成されているのだろう。
そんなおっぱいによって圭の胸が圧迫され、気が狂わんばかりに昂ぶっている。
「そんなおっぱいは…、全部出してあげないといけませんね…!」
口元に僅かに歪んだ笑みを浮かべた鶴花は両手を圭の胸に添え、ぎゅっぎゅっと扱
き始めた。

「いっ?!せ、先輩!そんな、ダメェェ!」
「ダメじゃないんです!これも、圭さんを助けるためなんです!」
嫌がる圭を無視し、鶴花は力いっぱい圭の弾力のある双乳を揉む。その都度、圭の
乳首からは母乳がホースから出る水のように勢いよく飛び出てきた。
「ほらほら、もっともっと出てきますよ。これを全部出さないと、圭さんはおかし
くなってしまうのですから!」
「出さなく、ても!もうおか、おかしくなっちゃいますぅ!ふわあぁ〜〜っ!!」
鶴花の目の前で、乳牛のように母乳を搾り出されている圭が胸から送られてくる快
楽に溺れ、気持ちよさそうに表情を崩している。
鶴花が一揉みすればその都度体をビクビクと動かし、まるで人形のように正確に反応する。
圭が快楽で体を捩じらすたびに、鶴花は倒錯的な愉しさに心が満たされていった。
(なんて…面白いのでしょう)
決して疚しいことをしているつもりはないが、ここまで乱れ狂った様を見せられる
とどうにも心が燃え上がってしまう。
止め処なく吹きこぼれてくる母乳も、圭の体を蝕む忌まわしいものから自らの官能
を引き立たせるスパイスに変わりつつある。
周囲に濃密に漂うミルクの甘い香りは、鶴花の気持ちを昂ぶらせるとともに猛烈な
飢餓感も煽ってくる。
あれを口に咥え、直接吸い出したら圭はどういう反応を見せるのか…

「もう…我慢できませんわ…」
鶴花は真っ赤な舌で唇をぺろりと舐めると圭の大きく張った乳首をパクッとくわえ
込み、唇と舌を使ってチュウチュウと吸い始めた。
「………っ!!」
放出するだけでなく吸引する刺激までもたらされ、圭は悲鳴を上げることも出来な
いほど体を硬直させたが、鶴花は構うことなく圭の胸を吸い続け、たちまちのうち
にごぶごぶと母乳が鶴花の口を満たしていった。
片方の胸は鶴花の口、もう片方は手によって強制的に搾乳されて圭からは夥しい量
の乳液が噴出され続け、それに伴って水風船のようにパンパンに膨らんだ胸は次第
に小さくしぼんでいった。
そして、完全に母乳が搾り尽くされた後に鶴花の舌に当ったもの。それは圭の乳首
から吸引されて飛び出てきた、線虫のように細い蟲だった。恐らくこの蟲が、圭の
胸に寄生して快楽と母乳を圭にもたらしていたのだろう。
「ふふふ…、ついに出てきましたね……」
鶴花はそのまま蟲を歯で咥えると、顔を後ろに引いてズズズッ!と圭の胸から蟲を
引っ張り出した。2mはあろうかという蟲が、乳液を撒き散らしながら圭の乳首か
ら飛び出してくる。
「ひ、ひゃあぁーーぅっ!!」
そして、乳腺を勢いよく蟲が通る間隔に圭は一際大きな声を上げて達しそのまま失
神してしまった。

「ふふっ圭さん、いいお味でしたわよ。こんなに美味しいミルクを溜められるなん
て、なんていやらしい……
あら?圭さんも耐えられなかったんですか?ダメですよ、この程度の快感で気絶し
てしまうなんて。
それに、蟲はまだ一匹残っているんですからぁ……」
口に咥えた線虫をプッと吐き出した鶴花は、待ちきれないといった速さで圭のもう
片方の乳首にむしゃぶりついた。
「?!はひっ!」
その快感で、意識が沈んでいた圭は強引に現実に引き戻された。
だが、すぐにまた気を失うことになるだろう。肉食獣のような目をした鶴花がもう
片方の母乳も吸い尽くし、蟲を引きずり出すまでにそう時間はかからないはずだから。

2009年03月15日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 馬原鶴花編 part7

「うふふ、では風子さん。あなたの番ですわよぉ…」
圭を再び気絶させ、風子のほうへと体を向けた鶴花の目は完全に据わっている。
そこには苦しんでいる風子を助ける、などという目的は感じられない。
腹から来る苦痛と快楽に悶え苦しむ風子を見ていると、ゾクゾクと心が震えてく
る。もちろんそれはおぞましさからではない。
性的興奮からだ。
(どうして…、人が苦しんでいる顔を見ると…、こんなに興奮するのかしら……)
鶴花は今までたくさんの後輩や同級生から相談を受けてきた。困っている人を見る
と放っては置けない性分だからだ、と、自分では思っていた。
だが、そうではなかった。ここにいる圭達を見てようやく気がついたのだ。
自分は、人の困り苦しむ姿を見るのが好きだったのだ。だからこそその姿に惹かれ
ていき、結果として当人を助けたにすぎない。
では、助けなければどうなるのか…
助けなければ、ずっとその人間が苦しみ、喘ぐ姿を見続けられるではないか!
「風子さぁん……。お腹が張って切ないのですね?苦しいのですね?疼いてしょう
がないのですね?」
「は、はひぃぃ…。か、鶴花先輩……助け……」
鶴花に助けを求める風子。ついさっきまでの鶴花だったら即座に風子を救う手立て
を考えただろう。
だが、今の鶴花は後輩思いで世話好きの鶴花ではなかった。
「ええ、助けてあげますわぁ…。その体の熱い疼きを静めてさしあげることで!」
風子へ向けてニィッと笑った鶴花は、風子の膣口へ右手を宛がうと、そのまま一気
に中へと押し込んだ。

ズン!

「いひぃっ!!」
すでに蟲が暴れたことで口もゆるゆるに蕩けていたのだが、それでも突然の異物の
挿入に風子は鋭い悲鳴を上げた。
「ふふ…、風子さんの中はとぉっても熱く濡れていますね…。この中のどこに、蟲
が潜んで…いるのかしらぁ!」
手首まで中に突っ込んだ鶴花は、そのまま手をぐにぐにと動かし風子の膣内を攪拌
しはじめた。ぐっちゅぐっちゅと肉同士が擦れあう音が道場内に卑猥に響き渡っている。
それは蟲を掴もうとしているというより、明らかに風子を責めようとしている動き
だった。実際、鶴花の手に風子の子宮の奥に潜む蟲が時折当るのだが、鶴花はそれ
を完全に無視して風子の中を掻き回すのに没頭している。
「いやあぁっ!先輩、やめてぇぇ!!」
あまりの激しさに風子は体を揺すって逃げようとするが、鶴花は余った左手で風子
の体を抑えより奥へと手を突っ込もうとしている。
「ダメです!これは風子さんのためを思ってしているのですよ!一刻も早く風子さ
んの体の中から蟲を取り出さないと、風子さんの体がおかしくなってしまうではあ
りませんかぁ!!
もっとも、その前に風子さんの心のほうがおかしくなってしまうかもしれませんが
ねぇ!!アハハハッ!!」
そうは言いつつもあくまで蟲を取り出さず風子を嬲って愉しむ鶴花には、もう翔儀
天使だった頃の面影は残っていない。
鶴花は既に淫虐を嗜み、人間を壊して悦ぶ一匹の魔物と成り果てていた。
「ほらほら風子さん!まだ終わってはおりませんわぁ!もっともっと頑張りなさ
い!イキまくって上からも下からも涎を流し、気が狂わんばかりに悶えて私を愉し
ませなさいな!!」
鶴花の右手は手首と肘の真ん中まで風子の中に潜り込み、左手は膨らみかけの胸を
ぎゅうぅと搾り、口は痛いほど尖っている乳首をつぷつぷと舐り、風子の体から体
液と悲鳴をからっぽになるまで出し尽くそうとしているように見える。
「あははぁっ!最高ですわ風子さん!風子さんを責めるたびに、なんか、力が湧い
てきますわぁ!!」
よく見ると、風子の体をガツガツと貪る鶴花の体に周りに漂っている淫気がずるず
ると吸収されていっている。いや、それは最初に喬の手当てをはじめた時から知ら
ず知らずのうちに吸収されていっていたのだ。勿論、性戯使徒である喬や圭自身が
発する淫気を。
三人の安否を気遣う鶴花は漂う淫気に対する警戒を怠り、自身も気づかぬうちに淫
気に心身を犯され、今まで隠されていたサディスティックな性癖を表に浮かび上が
らせていた。

「おいおい、どうした鶴花。この娘を助けるのではなかったのか?このままでは気
が触れて壊れてしまうぞ?」
さすがに見かねたのか歩美がやんわりと止めに入ったが、鶴花は歩美を一瞥しただ
けでまったく動きを止めはしない。
「邪魔しないでください玉王様。私は今、風子さんをグチャグチャにしたくて、た
まらないのですから!!」
もう鶴花に玉王に逆らうなどという気持ちは残っていない。知らず知らずのうちに
鶴花は身も心も玉王に隷属していた。
が、いくら真に玉王に従ったとはいっても自分の愉しみを手放す気もまたなかっ
た。今鶴花が求めるものは、風子をボロボロになるまで陵辱し、その悶える様を心
ゆくまで見続けることなのだから。
「ぐちゃぐちゃに、したいか…。ふふ、すっかり人間の心を無くしたみたいです
ね…おっとと、だな」
鶴花の変わりようにほくそ笑んだ歩美は、最後の一押しをすべく鶴花の耳元で囁いた。
「そうか…。でも、俺としてはこっちのほうが面白いんじゃないかとは思うのだが
な……。おい、出て来い!」
歩美が手招きをし、道場の更衣室の戸がガラガラと引きあけられる。

「うぁ……」
そこから出てきたのは、全身を赤く火照らせた龍華だった。やはりほかの者と同じ
ように蟲を入れられているのか、表情は虚ろで下腹が異様に膨らんでいる。
「りゅうか、さん……?」
そんな龍華の姿を見た途端、鶴花は風子を責める手を止めてゆらりと立ち上がっ
た。見る見るうちに欲情に染まっていくその顔からは、もう風子などに構っていら
れないといった思いがあるのが見え見えだ。

「か、かくかぁ……」
「あぁ…、龍華さん…。龍華さんまで蟲に…」
呂律の回らない口で自分に助けを求めてくる龍華を見て、鶴花の心の奥の嗜虐心が
一気に刺激された。
そうか。ここのところずっと龍華の様子がおかしかったのは蟲を体に入れられてい
たからだったのか。
自分に黙ってずっと蟲を入れて、疼く体を必死にごまかしていたのか。
なんでもないふりをして、隠れて気が狂うほどオナニーをしていたのか。
「龍華さん……、なんて、いやらしいの……。そんなに蟲を……体の中に…」
「そうだ。こいつも蟲に体を冒されて今は年中発情しているような状態になってい
るぞ。早く蟲を取ってやらないと…」
「蟲を取る?何を言っているのですか……」
歩美の言葉を途中で遮った鶴花の目には、かなり危険な光が宿っている。
「もっともっと、全身を蟲の毒で染め抜いて、脳髄の隅々まで色狂いにして綺麗で
淫らな穴奴隷にしてあげないと……」

人を責め壊すことに快感を覚えるようになってしまった鶴花にとって、今の龍華は
格好の玩具だ。こんな素晴らしい素材、徹底的に壊しつくさないと絶対に後悔する。

2009年03月15日
『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 馬原鶴花編 part8
「ですから玉王様、龍華さんの体をもっといやらしく作り変え……」
「それ…、お前がしたくはないのか?」
「えっ…?!」
その質問に鶴花は目を輝かせた。自分の手で思うがまま龍華を嬲り犯せるならばそ
れはそれで万万歳だ。目の前で龍華が淫らに泣き叫ぶ姿を見たら、きっと自分もエ
クスタシーの極みに達してしまうだろう。
「それは…もちろんです!私の、私の手で龍華さんを……。ふふふ、なんて素晴ら
しいのでしょう……!」
「そうか…。しかし、お前が人間のままでは責める手段にも限りがあろう。
もし、お前が俺を受け入れ完全に俺の下僕…性戯使徒に成れば、よりディープに龍
華を犯し抜くことが出来るぞぉ……」

ニィッと笑った歩美の口から舌触手がひゅるひゅると伸びてくる。
「お前が俺に全てを捧げてもいいならば、この舌触手を受け入れるがいい。至上の
悦楽とともに先輩の中に…おととお前の中に使徒の力を注ぎこみ、新たな生を与え
てやろう……」
「………」
目の前でぱくぱくと息づく舌触手を暫く無言で見ていた鶴花は、躊躇うことなく口
を開き、自ら舌触手をずるずると含んでいった。

「んっ…ちゅぱ……」
鶴花は使徒に成るとは一言も口で言っていない。だが、鶴花が歩美=玉王を受け入
れているのは明らかだった。
「ふふふ…、いい子ですよ先輩……」
美味しそうに舌触手を咥える鶴花の頭を歩美は一撫でし、舌触手を鶴花の奥へと沈
めて鶴花の天使の力を吸い取り始めた……



「ほらほら龍華さん!もっともっといい声で哭きなさいなぁ!!」
「ひあっ!ひゃああぁっ!!」
窓から射す夕日が道場内の畳を照らす中、性戯使徒・カクカに跨られた龍華が派手
に悶えている。
その胸元には鶴花が完全に性戯使徒に成った証でもある『角』という字を崩したよ
うな紋章が浮かんでおり、真っ赤に染まった鶴花の長い髪は、幾束かに分かれて先
端が纏まって男性器のような形を形成してさながら髪触手と言えるようなものに
変化し、意思があるかのように蠢きながら龍華の全身に巻き付き開いた孔に潜り込
んでいた。
女性器と尻に極太の触手を突き刺され、尿道、臍、乳首、鼻、耳と大小織り交ぜた
触手を出し入れされて卑猥な水音が木霊し、鳴き声を聞くために唯一挿入を免れて
いる口からは絶える事のない嬌声が発せられていた。
「ククク!龍華さんの体の中で、私の触手と蟲と肉が擦れあって、なんて気持ちが
いいのでしょう!
龍華さんも気持ちいですわよね!蟲を入れたまま登校してきて、ずっと悶々として
いた変態さんには得難い快楽でしょう!」
「ふ…ふあぁ!そ、そう!いいんだ!気持ちいいんだ!鶴花ぁ、もっと、もっと私
の体を苛めてくれぇ!!」
髪触手が絡まりあい僅かに見える龍華の目は淫蕩に澱み、鶴花の触手をさらに求め
体を揺らしている。
「ふふふ…、あの凛々しい龍華さんが私の下で腰を揺らして淫らにおねだりを…
そう思っただけで、もうたまりませ…あぁーっ!!」

ブシャアァァ!


「んおぉぉっ〜〜!」
龍華の痴態に堪えきれなくなったのか、鶴花はブルルッと震え触手という触手から
白濁した液体を噴き出した。龍華は全身でそれを受け止めたが当然押さえ切れず、
触手と孔の隙間から夥しい量の粘液を吐き出していた。
「ハアッ、ハアッ…
うふふ、龍華さんがあまりにもいやらしいものですから、これだけ出してもまだこ
んなに元気……
今日は龍華さんが気絶するまで、いや気絶してからもずっと愛し続けてあげますわぁ!!」
鶴花は出した後にも拘らず全く萎えない髪触手をちろりと舐めると、そのまま龍華
の口の中にガボリと突っ込んだ。
他の触手もまた龍華の体の奥の奥まで潜り、再び激しい抽送を行い始めている。
「んぐぅ…!んんん〜〜〜っ!」
休む間もなく陵辱を再会された龍華だったが、その顔は歓喜と悦びに彩られていた。

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