2009年01月14日
『闇の狭間の淫略〜淫魔竜レナ』 part5
バァン!!
レナの言葉に訝しんだファリスの背後から、突如物凄い衝撃が走った。
「うあっ!!」
不意をつかれたファリスはたちまち前のめりに吹っ飛び、ブリザガを込めた剣もあらぬ方向に飛んでいってしまった。
「な、なんだ………ハッ?!」
苦しげに顔をゆがめたファリスが周りを見ると……
なんとアジトの周囲をすっかりと囲むほどのモンスターが現れてきた。
しかも、そのどれもこれもが今までファリスが見たこともないようなものだった。
曰く、人間の顔から大蛇が伸びているようなもの。
曰く、脚が八本生えている怪馬。
曰く、人間の胴体に巨大な口が開いている頭のない物体。
曰く、足元が無数の触手で構成されている蟹。
そして、レナの後ろから出てきた全身が金色に光り輝くレナのように竜と人間が融合したような妖女と、その横につれそうどこかで見たような牛人間。
「ご苦労でしたねレナ。これでダークサタン様も大層喜ばれることでしょう」
「ありがとうございます。セイバー様」
レナは目の前の妖女に深々と畏まった。どうやら、セイバーと言う名前らしい。
「始めまして。私はダーククロス・淫魔竜軍軍団長セイバー。そこのレナの上司にあたる者です」
セイバーは地面に横たわるファリスに慇懃無礼にお辞儀をした。
「あなたの妹君はたいした方で、たった一人でこの国一つを滅ぼす決断をしてくださりました。
おかげで我々としても当面の侵攻がとても行いやすくなり、我らがダークサタン様もひどく喜ばれておいでです。
そして貴方はそこのレナがこれはと一押しした人間。本来なら、快楽に包まれ悦びのなかで我らが一員へと変えるところなのですが……」
あくまで顔に笑顔をたたえたままセイバーはファリスへと近づき…、
笑顔のままファリスの顔を思い切り踏みつけた。
「ぐっ!」
「な・の・で・す・が、私のモンタに傷をつけた以上、そうは問屋が卸さないのです」
セイバーは後ろにいる牛男〜ミノタウロスのモンタにちらと視線を送る。
するとモンタは「ぶもぉ」と鳴き、照れくさそうに頭を掻いた。
「ですから貴方には、まずモンタの素晴らしさをその体に教えて差し上げましょう。
どうせ、既に男を咥えている体なのでしょう?そんな男の記憶なんか、一瞬にして消え失せてしまいますよ…
モンタ、存分に恨みを晴らしなさい。貴方を傷つけた、不遜な女にね」
「ぶもーっ!」
それは恨みを晴らせる嬉しさなのか、それとも女を抱ける嬉しさなのか、モンタは喜び勇んでファリスの元へと駆けつけてきた。
そのいきり立った逸物を見て、ファリスの顔が真っ青になる。
「や、やめろ!!そ、そんなもの入るわけない!」
「大丈夫です。彼は毎日毎日私を悦ばせてくれます。問題はありません」
それはお前が化物だから…、なんていう暇もなくファリスはモンタに両足を掴まれ、強引に股を開かされた。
「うわーっ!バカーッ!!やめろやめろ!!やめてくれぇーっ!!」
「前戯なんて必要ありません。そんなことをしなくてもモンタのモノを受け入れればすぐに気持ちよくなってしまいますから…」
泣き叫ぶファリスに、セイバーは無慈悲に宣告した。その顔は明らかにファリスの醜態を面白がっているように見える。
「やめろやめろ!レナ!助けて……」
ついさっきまでは殺す気満々だったレナにファリスは救いの手を伸ばしたが、レナもファリスをニヤニヤと見るだけで何もしようとはしない。
「ぶもーっ!!」
「うわーっ!いやだぁ……があっ!!」
メリメリィッ!
絶対に、何かが裂ける音がした。そうファリスは確信した。
モンタが勢いよく突き入れたペニスは、ファリスの小さい陰唇を強引に引き裂き奥までずっぷしと刺し入った。
「が… ぐぁ …」
まるで焼けた鉄棒をねじこまれたような感覚に、ファリスは大きく口を開いたままパクパクと声にならない悲鳴を上げていた。
「さあモンタ、思い切りシェイクするのです。その女から思考というものを奪って差し上げなさい」
「ぶもぉーっ!!」
バンッ!バンッ!バンッ!!
それは腰と腰が当る音と言うより、つるはしか何かで岩を砕くような音だった。
セイバーはすぐに気持ちよくなるといったが、そんなものは毛ほども湧いてこない。むしろ、今にも自分が壊されるんじゃないかという思いのほうが大きくなっている。
「ぶもーっ!ぶもーっ!ぶもーっ!!」
モンタのほうはファリスの体を堪能しているようで、その顔は快楽に染まっている、ように見える。
牛の顔のどういうものが快楽の表情なのか、残念ながら普通の人間にはわからない。
「うふふ。そうですかモンタ。その女の中はそんなに素晴らしいですか……」
モンタとファリスの情事をセイバーは興味深そうに眺めていた。
その顔にはいまだに笑顔が張り付いているが、心なしか口元が引きつっているように見える。
「いだぁ……いだいぃ!とめてぇ……」
セイバーに顔を踏みつけられ、下半身をモンタに陵辱されながら、ファリスはか細い声で必死に止めてくれと訴えかけていたが、二人はそんなことお構い無しにその手を休めようとしない。
見るとレナもファリスの痴態を見て興奮したのか、下腹部に手を入れて荒い息を吐きながら自慰を行っている。
自分の不様な姿が妹に見られていることよりも、それを妹のオカズにされていることにファリスは深いショックを受けていた。
「うあぁ……レナァァ……
バッツ……バッツゥ……助けてくれ。助けてくれよぉ……」
もういないバッツに、ファリスはうわ言のように助けを求めた。
バッツなら、バッツならきっと自分を今の境遇から救い出してくれる。まるで本の中の英雄のように、今まで何度もピンチの時に現れてなんかしてくれたのだ。
今回だってきっとそうだ。そうに違いない。いま自分が苦しんでいるのも、そうなった時の心の爽快感をより引き立たせるためのスパイスなのさ……
バッツに救いを求めるファリスの目からは光が失われている。もう現実から目をそむけ、夢と願望の世界に心を預けないとファリスという個が消滅しかねないほどの精神的ショックを受けていたのだ。
そしてそんな心の中に逃げ込んだファリスを許すようなレナではなかった。
たとえ夢の中でも、ファリスとバッツが一緒にいるというのがレナには耐えられなかった。
「うふふ、姉さん。そんなにバッツに会いたい?」
恐らく聞こえてはいないと思うが、腕を弄り続けながらレナはファリスに語りかけてきた。
「実は……、バッツはまだ生きているんですよ。姉さん」
「………、うぁ…?」
『バッツ』が『生きている』。
この言葉にファリスは僅かに反応した。
「だって、バッツはかつて私たちと一緒にエクスデスを倒した大切な仲間じゃないですか。
なんでそう簡単に殺したりしますか?そんなことをする血も涙もないような私に見えますか?」
レナの顔は、一見すると心底バッツのことを案じているように見える。
だが、その目は意地悪く笑っておりその言葉が上辺だけの嘘っぱちだというのは明らかだ。
「だから私、セイバー様に頼んでバッツを殺さないようにって言っておいたんです。
そう。殺さないで……」
クスクス笑っているレナがすっと体を横に動かす。
すると、奥に並んでいる魔物の群れも左右に分かれ、隠していたものをファリスの視界に飛び込ませてきた。
それは…
レナの言葉に訝しんだファリスの背後から、突如物凄い衝撃が走った。
「うあっ!!」
不意をつかれたファリスはたちまち前のめりに吹っ飛び、ブリザガを込めた剣もあらぬ方向に飛んでいってしまった。
「な、なんだ………ハッ?!」
苦しげに顔をゆがめたファリスが周りを見ると……
なんとアジトの周囲をすっかりと囲むほどのモンスターが現れてきた。
しかも、そのどれもこれもが今までファリスが見たこともないようなものだった。
曰く、人間の顔から大蛇が伸びているようなもの。
曰く、脚が八本生えている怪馬。
曰く、人間の胴体に巨大な口が開いている頭のない物体。
曰く、足元が無数の触手で構成されている蟹。
そして、レナの後ろから出てきた全身が金色に光り輝くレナのように竜と人間が融合したような妖女と、その横につれそうどこかで見たような牛人間。
「ご苦労でしたねレナ。これでダークサタン様も大層喜ばれることでしょう」
「ありがとうございます。セイバー様」
レナは目の前の妖女に深々と畏まった。どうやら、セイバーと言う名前らしい。
「始めまして。私はダーククロス・淫魔竜軍軍団長セイバー。そこのレナの上司にあたる者です」
セイバーは地面に横たわるファリスに慇懃無礼にお辞儀をした。
「あなたの妹君はたいした方で、たった一人でこの国一つを滅ぼす決断をしてくださりました。
おかげで我々としても当面の侵攻がとても行いやすくなり、我らがダークサタン様もひどく喜ばれておいでです。
そして貴方はそこのレナがこれはと一押しした人間。本来なら、快楽に包まれ悦びのなかで我らが一員へと変えるところなのですが……」
あくまで顔に笑顔をたたえたままセイバーはファリスへと近づき…、
笑顔のままファリスの顔を思い切り踏みつけた。
「ぐっ!」
「な・の・で・す・が、私のモンタに傷をつけた以上、そうは問屋が卸さないのです」
セイバーは後ろにいる牛男〜ミノタウロスのモンタにちらと視線を送る。
するとモンタは「ぶもぉ」と鳴き、照れくさそうに頭を掻いた。
「ですから貴方には、まずモンタの素晴らしさをその体に教えて差し上げましょう。
どうせ、既に男を咥えている体なのでしょう?そんな男の記憶なんか、一瞬にして消え失せてしまいますよ…
モンタ、存分に恨みを晴らしなさい。貴方を傷つけた、不遜な女にね」
「ぶもーっ!」
それは恨みを晴らせる嬉しさなのか、それとも女を抱ける嬉しさなのか、モンタは喜び勇んでファリスの元へと駆けつけてきた。
そのいきり立った逸物を見て、ファリスの顔が真っ青になる。
「や、やめろ!!そ、そんなもの入るわけない!」
「大丈夫です。彼は毎日毎日私を悦ばせてくれます。問題はありません」
それはお前が化物だから…、なんていう暇もなくファリスはモンタに両足を掴まれ、強引に股を開かされた。
「うわーっ!バカーッ!!やめろやめろ!!やめてくれぇーっ!!」
「前戯なんて必要ありません。そんなことをしなくてもモンタのモノを受け入れればすぐに気持ちよくなってしまいますから…」
泣き叫ぶファリスに、セイバーは無慈悲に宣告した。その顔は明らかにファリスの醜態を面白がっているように見える。
「やめろやめろ!レナ!助けて……」
ついさっきまでは殺す気満々だったレナにファリスは救いの手を伸ばしたが、レナもファリスをニヤニヤと見るだけで何もしようとはしない。
「ぶもーっ!!」
「うわーっ!いやだぁ……があっ!!」
メリメリィッ!
絶対に、何かが裂ける音がした。そうファリスは確信した。
モンタが勢いよく突き入れたペニスは、ファリスの小さい陰唇を強引に引き裂き奥までずっぷしと刺し入った。
「が… ぐぁ …」
まるで焼けた鉄棒をねじこまれたような感覚に、ファリスは大きく口を開いたままパクパクと声にならない悲鳴を上げていた。
「さあモンタ、思い切りシェイクするのです。その女から思考というものを奪って差し上げなさい」
「ぶもぉーっ!!」
バンッ!バンッ!バンッ!!
それは腰と腰が当る音と言うより、つるはしか何かで岩を砕くような音だった。
セイバーはすぐに気持ちよくなるといったが、そんなものは毛ほども湧いてこない。むしろ、今にも自分が壊されるんじゃないかという思いのほうが大きくなっている。
「ぶもーっ!ぶもーっ!ぶもーっ!!」
モンタのほうはファリスの体を堪能しているようで、その顔は快楽に染まっている、ように見える。
牛の顔のどういうものが快楽の表情なのか、残念ながら普通の人間にはわからない。
「うふふ。そうですかモンタ。その女の中はそんなに素晴らしいですか……」
モンタとファリスの情事をセイバーは興味深そうに眺めていた。
その顔にはいまだに笑顔が張り付いているが、心なしか口元が引きつっているように見える。
「いだぁ……いだいぃ!とめてぇ……」
セイバーに顔を踏みつけられ、下半身をモンタに陵辱されながら、ファリスはか細い声で必死に止めてくれと訴えかけていたが、二人はそんなことお構い無しにその手を休めようとしない。
見るとレナもファリスの痴態を見て興奮したのか、下腹部に手を入れて荒い息を吐きながら自慰を行っている。
自分の不様な姿が妹に見られていることよりも、それを妹のオカズにされていることにファリスは深いショックを受けていた。
「うあぁ……レナァァ……
バッツ……バッツゥ……助けてくれ。助けてくれよぉ……」
もういないバッツに、ファリスはうわ言のように助けを求めた。
バッツなら、バッツならきっと自分を今の境遇から救い出してくれる。まるで本の中の英雄のように、今まで何度もピンチの時に現れてなんかしてくれたのだ。
今回だってきっとそうだ。そうに違いない。いま自分が苦しんでいるのも、そうなった時の心の爽快感をより引き立たせるためのスパイスなのさ……
バッツに救いを求めるファリスの目からは光が失われている。もう現実から目をそむけ、夢と願望の世界に心を預けないとファリスという個が消滅しかねないほどの精神的ショックを受けていたのだ。
そしてそんな心の中に逃げ込んだファリスを許すようなレナではなかった。
たとえ夢の中でも、ファリスとバッツが一緒にいるというのがレナには耐えられなかった。
「うふふ、姉さん。そんなにバッツに会いたい?」
恐らく聞こえてはいないと思うが、腕を弄り続けながらレナはファリスに語りかけてきた。
「実は……、バッツはまだ生きているんですよ。姉さん」
「………、うぁ…?」
『バッツ』が『生きている』。
この言葉にファリスは僅かに反応した。
「だって、バッツはかつて私たちと一緒にエクスデスを倒した大切な仲間じゃないですか。
なんでそう簡単に殺したりしますか?そんなことをする血も涙もないような私に見えますか?」
レナの顔は、一見すると心底バッツのことを案じているように見える。
だが、その目は意地悪く笑っておりその言葉が上辺だけの嘘っぱちだというのは明らかだ。
「だから私、セイバー様に頼んでバッツを殺さないようにって言っておいたんです。
そう。殺さないで……」
クスクス笑っているレナがすっと体を横に動かす。
すると、奥に並んでいる魔物の群れも左右に分かれ、隠していたものをファリスの視界に飛び込ませてきた。
それは…
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