2008年12月29日
『闇の狭間の淫略〜淫水魔月海』 Part4
ニィッと笑った美哉の肌の色が、見る見るうちに変化していく。あまり日に焼けておらず白みがかっていた肌は毒々しい紫色に変わり、来ていた和服をビリビリと裂いて背中から黒い翼が生えてきた。
瞳は暗い金色に輝き、月海の腕を掴む手には鋭い爪が伸びて月海の肌を少し傷つけた。
「大家殿?!」
あっという間に美哉は、人外の化物へと変貌してしまった。
「クク…、どうですか月海さん。先ほど、私の前にダーククロスからの御使いが御姿を表し、この私を淫怪人に生まれ変わらせていただいたのです。
そのとき、浅間美哉というものはこの世から消え失せ、淫鬼姫・美哉として新たな、そして素晴らしい命を得たのですよ。そして…」
淫鬼姫・美哉はそこで皆人をちらと一瞥し
「この体で、佐橋さんにこの世の天国を見せてあげ……、佐橋さんをとっても淫らな淫隷人に転生させてあげたのです。
今の佐橋さんは、女の体を求めてやまず手当たり次第に種を蒔くことしか考えられない射精機械。
どうですか?とっても可愛いと思いませんか…?」
「バカな……」
結の体をひたすら求め、がんがんに犯す皆人のどこが可愛いというのか。しかも、自分の意思ではなくそうするように仕向けられた状態で。
「大家殿……、大家殿がミナトをあんな状態に……。許せぬ!」
月海は激情の赴くまま、自由になっている左手で水気を集め始めた。
月海は水を操る力を持つセキレイだ。そして風呂場にはほぼ無尽蔵に水がある。
「あらあら?出雲荘で暴力沙汰はいけませんって言ってましたよね?」
「黙れ!大家殿、お覚悟を………?!」
今にも美哉に水気をぶつけようとした時、突然月海の体から力が抜け軽い眩暈を感じた月海は腕を掴まれたままかくんと膝をついてしまった。
「な、なんじゃ……。体から力が、ぬけ……アウッ!」
全身を倦怠感に包まれた月海の体の奥で、何かがドクンと弾ける音がした。鼓動が急速に高鳴り始め、頭の芯がボーッと霞むような感覚がしてくる。
「フフフ…、先ほど月海さんはお二人の性交を見て体が昂ぶっていましたよね?あれって、お二人の熱に当てられただけじゃないんですよ……」
そう言いながら美哉は、懐からピンク色の液体が入った小瓶を取り出してきた。
「これは私を淫怪人にしてくださったアティ様から戴いたもので、淫怪人の淫力を数百倍に濃縮して液状にしたものなのです。
これをお湯に数滴垂らすだけで、お湯や湯気に淫力がたっぷりと含まれて人間やセキレイをたちまちのうちに性の虜に変えてくれるんですよ。
これのおかげで、佐橋さんも結さんも月海さんもあっというまに体が火照って肉欲を求めるようになったのですよ」
つまり、昼間なのにお風呂が沸いていたこと自体、美哉が作り出したトラップだったのだ。
「ほらほら、もう体が疼いてたまらないのでしょう?遠慮せずに自慰をなさり、その後で佐橋さんに挿してもらいなさいな。
佐橋さんの精液には、ダーククロスの魔因子がたっぷりと含まれていて、射精されるだけでダーククロスの忠実な下僕になることが出来るんですよ。それに……」
美哉は腰が抜けたようになっている月海を置いて二人に近づき、結の体を掴むと無理やり皆人から抜き出した。
「あっ…、美哉様…。もっと、もっと皆人さんと交わらせてください…。皆人さんのおちんぽください…。私、もっと気持ちよくなりたいんですよぉ……」
「安心してください。佐橋さんのものよりもっといいものを差し上げますよ」
執拗に皆人を求める結に美哉はニィッと笑うと、結を仰向けに寝かすと皆人の精液がだらだらと零れ落ちる股間へ顔を近づけていった。
「フフフ……、むぐっ!」
結の股間をじっと見ていた美哉の息が突然詰まり、喉の奥からごぼごぼという音と共にズルズルッとピンクとも紫ともいえぬ色をした醜悪な触手が姿を表した。
「これは、私の体を通して顕現なさったダークサタン様の体の一部。これで、結さんの子宮にたっぷりと、魔精を注入して差し上げます」
ブチュウゥと奥から溢れる精液を押し出して、美哉の触手が結の中へと埋められていく。
「あっ!ああっ!!す、すごく気持ちいい!皆人さんのおちんぽより、もっと気持ちいい!!」
美哉の触手を悦んで受け入れる結の瞳からは、すでに光は失われていた。
「あぁ……、むすびぃ……」
官能で脳が惑乱する中、月海は結が後戻りの出来ない道を進んでいることを感じたとえようのない絶望感に囚われていた。
「月海さん、すでに魔因子に体が侵された結さんに、魔精を注入するとどうなるか……よく見ていてくださいね」
美哉の口と膣口の間から僅かに見える触手がビクビクと蠢き、次の瞬間結の股間から紫色の汚液がブシュッ!とあたり一面に噴き出てきた。
「くああぁ〜〜〜〜っ!!き、きもひいいですぅ〜〜〜〜!」
子宮に魔精の直撃を受けた結は、折れそうなくらい仰け反って嬌声を上げて達すると、繋がったまま仰向けに倒れこんでしまった。
「はぁぁぁ…、はぁぁ…。こ、これ最高です………ぐっ!」
そして、達した余韻に浸っていた結は突然それまで蕩けまくっていた顔を強張らせ苦しそうに胸を押さえつけた。
「な、なんですかこれ?!か、体が燃えちゃいそうですっ!!」
結はそのまま風呂場を転げまわり、時折体をがくがくと揺らしながら内から湧き上がる衝撃に体を翻弄されていた。だがそれも僅かの間。
苦しげにばたつかせる手足に、ぽつぽつと緑色の鱗が浮かんできている。それはどんどん広がっていってたちまちのうちに四肢を覆い尽くし、背中や胸へと伝播していく。
痛みに食いしばる歯は先がギリギリと尖り、肉を切り裂く肉食獣のものへと変化し、開ききった瞳孔は縦に収縮して爬虫類を連想させるものになっていく。
「が……ぐああぁっ!!」
まるで獣の雄叫びのような声を出す口からは、青色に染まり先が二股に割れた舌が長く伸びていく。
「も、もう私…、わたし!があぁ〜〜〜〜っ!!」
最後に、お尻からずるずるとワニのような尻尾が伸び、完全に人ならざるものに変化しきった結は一際大きな雄叫びを上げた。
「ふふふ…。魔因子に侵された生き物が魔精を受けると、このようにダーククロスの淫怪人に生まれ変わるの。どう?結さん。淫怪人に生まれ変わった気分は?」
「はあっ、はあっ、はあぁっ……。み、美哉様…、最高の気分ですよ…。
私はダーククロスの淫怪人、淫魔竜・結です……。人間を襲い堕落させ、ダーククロスの元に集わせるのが、私の使命……、ああんっ!」
結は人とも爬虫類ともとれる奇怪な体を誇示しながら立ち上がると、そのまま股間を抑えぐちぐちと弄り始めた。
「あらあら、淫怪人になったばかりなのにもう体が疼くのですか?ふふっ、とっても悦ばしいことですわ」
「だ、だって…、この体、気持ちよすぎでして……
あぁ…、したいです。犯りたいですぅ…。誰でも、いい……」
淫楽に霞む目であたりを見ていた結の眼に、ぺたりと腰をつけている月海が入ってきた。
「あぁ…。うふふ、月海さぁん……」
「む、むすびぃ…」
自分が結のターゲットにされた。そう感じた月海は恐怖でじりっと後じさった。
「や、やめるのじゃ結…。わ、吾はそのようなこと、断じて断る……」
「なんでですかぁ?月海さんも淫怪人の体を味わえばきっと考えが変わりますよ。
とぉっても、とぉっても気持ちいいんですから……ククク……」
顔を淫に染めた結は、じりっじりっと月海に迫って来る。その目はもう月海を性欲処理の対象にしか捉えていない。
「い、いやじゃ!吾はこんなこと嫌じゃーっ!」
腰がいまだいう事を利かない月海は、半ば四つん這いのまま風呂場の出口へと向っていった。
この風呂場に漂う淫力が月海を発情させて力を削いでいるならば、風呂の外に出れば体も元に戻るはず。そうすれば体勢を立て直せると踏んでの行動だったが、
ドォン!
もう少しで外に出られた月海の体は、何者かに思い切り小突かれ風呂場の中へと逆戻りしてしまった。
「うふふ、ダメですよ月海たん。せっかくの機会を不意にするなんて」
「つーちゃんも…きもちよく、なろ……」
呆然とする月海の前で風呂に入ってきたのは、まるで昆虫のような真っ赤に光る外骨格に包まれた姿をした松と、緑色に体が染まりところどころから蔦をはやしている草野だった。
「ま、松…、草野……。まさか、汝らも……?!」
「ええ。結たんが帰ってくる前に、私たちも先駆けて淫怪人にしてもらったんですよ。
私の名前は淫怪蟲・松。そして草野たんは淫妖花・草野。ダーククロスの淫怪人にして、ダークサタン様の忠実な下僕なのです」
つまり、月海が出雲荘に帰ってきた時点ですでに出雲荘の住人はすべてダーククロスの手に堕ちていたのだ。
「なんて、ことじゃ……。この吾ともあろうものがこんなことで…」
この時点で、月海は完全に逃走を諦めた。力が抜けて入らない中、5人もの相手に囲まれては僅かな望みさえ得られはしない。
「うふふ、そう悲観することもないのですよ。月海たんもダーククロスの魔因子を受け取れば、これがいかに素晴らしいものなのかがすぐにわかるのです」
茫然自失になる月海に、皆人がじりじりと近づいてくる。その目は淫欲にギラギラと輝き、股間の怒張は人のものとは思えないほど隆起している。
「はあーっ!はぁ−っ!!」
「や、やめろミナト…来るな……?!」
無意識に皆人との距離をとろうとした月海の四肢に、何かがしゅるしゅると巻いてきている。
見ると、薄笑いを浮かべた草野が体中の蔓を伸ばして月海の体を縛り上げてきているではないか。
「は、離せ草野!!」
「だめ…。つーちゃんもきもちよくなるの……」
草野の蔓が動き、月海の脚を無理やり大きく開かせた。その間に皆人が割って入り、手に持ったペニスを月海の膣口へあてがっている。
「やめろーっ!ミナト、やめるのじゃーっ!!」
屈辱と悲嘆から泣き叫ぶ月海に構わず、淫欲に支配された皆人はそのまま強引に月海の中に割って入っていった。
「い゛っ!くうぅ……」
それまでの前戯や淫力で月海のそこは濡れきっていたものの、初めて受け入れる男に体はやはり悲鳴をあげ、月海の体には激しい痛みが襲ってきていた。
瞳は暗い金色に輝き、月海の腕を掴む手には鋭い爪が伸びて月海の肌を少し傷つけた。
「大家殿?!」
あっという間に美哉は、人外の化物へと変貌してしまった。
「クク…、どうですか月海さん。先ほど、私の前にダーククロスからの御使いが御姿を表し、この私を淫怪人に生まれ変わらせていただいたのです。
そのとき、浅間美哉というものはこの世から消え失せ、淫鬼姫・美哉として新たな、そして素晴らしい命を得たのですよ。そして…」
淫鬼姫・美哉はそこで皆人をちらと一瞥し
「この体で、佐橋さんにこの世の天国を見せてあげ……、佐橋さんをとっても淫らな淫隷人に転生させてあげたのです。
今の佐橋さんは、女の体を求めてやまず手当たり次第に種を蒔くことしか考えられない射精機械。
どうですか?とっても可愛いと思いませんか…?」
「バカな……」
結の体をひたすら求め、がんがんに犯す皆人のどこが可愛いというのか。しかも、自分の意思ではなくそうするように仕向けられた状態で。
「大家殿……、大家殿がミナトをあんな状態に……。許せぬ!」
月海は激情の赴くまま、自由になっている左手で水気を集め始めた。
月海は水を操る力を持つセキレイだ。そして風呂場にはほぼ無尽蔵に水がある。
「あらあら?出雲荘で暴力沙汰はいけませんって言ってましたよね?」
「黙れ!大家殿、お覚悟を………?!」
今にも美哉に水気をぶつけようとした時、突然月海の体から力が抜け軽い眩暈を感じた月海は腕を掴まれたままかくんと膝をついてしまった。
「な、なんじゃ……。体から力が、ぬけ……アウッ!」
全身を倦怠感に包まれた月海の体の奥で、何かがドクンと弾ける音がした。鼓動が急速に高鳴り始め、頭の芯がボーッと霞むような感覚がしてくる。
「フフフ…、先ほど月海さんはお二人の性交を見て体が昂ぶっていましたよね?あれって、お二人の熱に当てられただけじゃないんですよ……」
そう言いながら美哉は、懐からピンク色の液体が入った小瓶を取り出してきた。
「これは私を淫怪人にしてくださったアティ様から戴いたもので、淫怪人の淫力を数百倍に濃縮して液状にしたものなのです。
これをお湯に数滴垂らすだけで、お湯や湯気に淫力がたっぷりと含まれて人間やセキレイをたちまちのうちに性の虜に変えてくれるんですよ。
これのおかげで、佐橋さんも結さんも月海さんもあっというまに体が火照って肉欲を求めるようになったのですよ」
つまり、昼間なのにお風呂が沸いていたこと自体、美哉が作り出したトラップだったのだ。
「ほらほら、もう体が疼いてたまらないのでしょう?遠慮せずに自慰をなさり、その後で佐橋さんに挿してもらいなさいな。
佐橋さんの精液には、ダーククロスの魔因子がたっぷりと含まれていて、射精されるだけでダーククロスの忠実な下僕になることが出来るんですよ。それに……」
美哉は腰が抜けたようになっている月海を置いて二人に近づき、結の体を掴むと無理やり皆人から抜き出した。
「あっ…、美哉様…。もっと、もっと皆人さんと交わらせてください…。皆人さんのおちんぽください…。私、もっと気持ちよくなりたいんですよぉ……」
「安心してください。佐橋さんのものよりもっといいものを差し上げますよ」
執拗に皆人を求める結に美哉はニィッと笑うと、結を仰向けに寝かすと皆人の精液がだらだらと零れ落ちる股間へ顔を近づけていった。
「フフフ……、むぐっ!」
結の股間をじっと見ていた美哉の息が突然詰まり、喉の奥からごぼごぼという音と共にズルズルッとピンクとも紫ともいえぬ色をした醜悪な触手が姿を表した。
「これは、私の体を通して顕現なさったダークサタン様の体の一部。これで、結さんの子宮にたっぷりと、魔精を注入して差し上げます」
ブチュウゥと奥から溢れる精液を押し出して、美哉の触手が結の中へと埋められていく。
「あっ!ああっ!!す、すごく気持ちいい!皆人さんのおちんぽより、もっと気持ちいい!!」
美哉の触手を悦んで受け入れる結の瞳からは、すでに光は失われていた。
「あぁ……、むすびぃ……」
官能で脳が惑乱する中、月海は結が後戻りの出来ない道を進んでいることを感じたとえようのない絶望感に囚われていた。
「月海さん、すでに魔因子に体が侵された結さんに、魔精を注入するとどうなるか……よく見ていてくださいね」
美哉の口と膣口の間から僅かに見える触手がビクビクと蠢き、次の瞬間結の股間から紫色の汚液がブシュッ!とあたり一面に噴き出てきた。
「くああぁ〜〜〜〜っ!!き、きもひいいですぅ〜〜〜〜!」
子宮に魔精の直撃を受けた結は、折れそうなくらい仰け反って嬌声を上げて達すると、繋がったまま仰向けに倒れこんでしまった。
「はぁぁぁ…、はぁぁ…。こ、これ最高です………ぐっ!」
そして、達した余韻に浸っていた結は突然それまで蕩けまくっていた顔を強張らせ苦しそうに胸を押さえつけた。
「な、なんですかこれ?!か、体が燃えちゃいそうですっ!!」
結はそのまま風呂場を転げまわり、時折体をがくがくと揺らしながら内から湧き上がる衝撃に体を翻弄されていた。だがそれも僅かの間。
苦しげにばたつかせる手足に、ぽつぽつと緑色の鱗が浮かんできている。それはどんどん広がっていってたちまちのうちに四肢を覆い尽くし、背中や胸へと伝播していく。
痛みに食いしばる歯は先がギリギリと尖り、肉を切り裂く肉食獣のものへと変化し、開ききった瞳孔は縦に収縮して爬虫類を連想させるものになっていく。
「が……ぐああぁっ!!」
まるで獣の雄叫びのような声を出す口からは、青色に染まり先が二股に割れた舌が長く伸びていく。
「も、もう私…、わたし!があぁ〜〜〜〜っ!!」
最後に、お尻からずるずるとワニのような尻尾が伸び、完全に人ならざるものに変化しきった結は一際大きな雄叫びを上げた。
「ふふふ…。魔因子に侵された生き物が魔精を受けると、このようにダーククロスの淫怪人に生まれ変わるの。どう?結さん。淫怪人に生まれ変わった気分は?」
「はあっ、はあっ、はあぁっ……。み、美哉様…、最高の気分ですよ…。
私はダーククロスの淫怪人、淫魔竜・結です……。人間を襲い堕落させ、ダーククロスの元に集わせるのが、私の使命……、ああんっ!」
結は人とも爬虫類ともとれる奇怪な体を誇示しながら立ち上がると、そのまま股間を抑えぐちぐちと弄り始めた。
「あらあら、淫怪人になったばかりなのにもう体が疼くのですか?ふふっ、とっても悦ばしいことですわ」
「だ、だって…、この体、気持ちよすぎでして……
あぁ…、したいです。犯りたいですぅ…。誰でも、いい……」
淫楽に霞む目であたりを見ていた結の眼に、ぺたりと腰をつけている月海が入ってきた。
「あぁ…。うふふ、月海さぁん……」
「む、むすびぃ…」
自分が結のターゲットにされた。そう感じた月海は恐怖でじりっと後じさった。
「や、やめるのじゃ結…。わ、吾はそのようなこと、断じて断る……」
「なんでですかぁ?月海さんも淫怪人の体を味わえばきっと考えが変わりますよ。
とぉっても、とぉっても気持ちいいんですから……ククク……」
顔を淫に染めた結は、じりっじりっと月海に迫って来る。その目はもう月海を性欲処理の対象にしか捉えていない。
「い、いやじゃ!吾はこんなこと嫌じゃーっ!」
腰がいまだいう事を利かない月海は、半ば四つん這いのまま風呂場の出口へと向っていった。
この風呂場に漂う淫力が月海を発情させて力を削いでいるならば、風呂の外に出れば体も元に戻るはず。そうすれば体勢を立て直せると踏んでの行動だったが、
ドォン!
もう少しで外に出られた月海の体は、何者かに思い切り小突かれ風呂場の中へと逆戻りしてしまった。
「うふふ、ダメですよ月海たん。せっかくの機会を不意にするなんて」
「つーちゃんも…きもちよく、なろ……」
呆然とする月海の前で風呂に入ってきたのは、まるで昆虫のような真っ赤に光る外骨格に包まれた姿をした松と、緑色に体が染まりところどころから蔦をはやしている草野だった。
「ま、松…、草野……。まさか、汝らも……?!」
「ええ。結たんが帰ってくる前に、私たちも先駆けて淫怪人にしてもらったんですよ。
私の名前は淫怪蟲・松。そして草野たんは淫妖花・草野。ダーククロスの淫怪人にして、ダークサタン様の忠実な下僕なのです」
つまり、月海が出雲荘に帰ってきた時点ですでに出雲荘の住人はすべてダーククロスの手に堕ちていたのだ。
「なんて、ことじゃ……。この吾ともあろうものがこんなことで…」
この時点で、月海は完全に逃走を諦めた。力が抜けて入らない中、5人もの相手に囲まれては僅かな望みさえ得られはしない。
「うふふ、そう悲観することもないのですよ。月海たんもダーククロスの魔因子を受け取れば、これがいかに素晴らしいものなのかがすぐにわかるのです」
茫然自失になる月海に、皆人がじりじりと近づいてくる。その目は淫欲にギラギラと輝き、股間の怒張は人のものとは思えないほど隆起している。
「はあーっ!はぁ−っ!!」
「や、やめろミナト…来るな……?!」
無意識に皆人との距離をとろうとした月海の四肢に、何かがしゅるしゅると巻いてきている。
見ると、薄笑いを浮かべた草野が体中の蔓を伸ばして月海の体を縛り上げてきているではないか。
「は、離せ草野!!」
「だめ…。つーちゃんもきもちよくなるの……」
草野の蔓が動き、月海の脚を無理やり大きく開かせた。その間に皆人が割って入り、手に持ったペニスを月海の膣口へあてがっている。
「やめろーっ!ミナト、やめるのじゃーっ!!」
屈辱と悲嘆から泣き叫ぶ月海に構わず、淫欲に支配された皆人はそのまま強引に月海の中に割って入っていった。
「い゛っ!くうぅ……」
それまでの前戯や淫力で月海のそこは濡れきっていたものの、初めて受け入れる男に体はやはり悲鳴をあげ、月海の体には激しい痛みが襲ってきていた。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image