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ν賢狼ホロν
「嫌なことなんて、楽しいことでぶっ飛ばそう♪」がもっとうのホロです。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2
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2008年12月29日
『闇の狭間の淫略〜淫水魔月海』 Part3
月海は電気が灯る風呂場の前に立っていた。
(う……、ど、どうしてこうも胸が高鳴るのじゃ……)
先ほどの松の猥語のイメージが残っているからだろうか、どうも変な緊張感が体を縛っている。
「ま、まあまずはこの戸をぶち開けて……」
どうせ鍵がかかっているとみた月海は、引き戸の取っ手を力いっぱい握り締め、鍵を引きちぎりながらこじ開けようと試みて

ガラガラガラッ!!

「どぅわ!」
あっさり開いた戸に引っ張られ、思い切りずっこけた。
皆人がかけ忘れたのかどうかは知らないが、風呂場の鍵はかかってはいなかった。
「な、なんじゃ…鍵は、かかっていなかったのか……」
周りに誰もいなかったことで無様な姿を見られなかったことに月海はまずはほっとし、その次には顔を少しだけ緩ませた。
「これはつまり……、ミナトは吾と共に風呂に入ることを承認したと、言うことじゃな!」
少しばかり都合がよすぎる解釈だが、月海は自信満々にそう確信した。
そうと決まったら善は急げ。月海はぽんぽんと着ているものを脱いで腰にバスタオルを巻くと、風呂場へ続くガラス扉のほうへと進んだ。
湯煙で曇ったガラス扉からは中は見えないが、サッシの隙間からは風呂場から甘い不思議な香りが漂ってきている。
「なんだこれは…?大家殿が入浴剤でも使ったのか?」
今まで出雲荘の風呂で入浴剤が使われたことはない。が、自分が来る前のことは知らないのでそんな日もあるのだろうと月海は考えた。
「まあそんなことは構わぬ。さ、ミナト。吾が汝の背中を流してやるぞ。光栄に思うがい…」
いざ進まんと月海がサッシに手を掛けると…

ガチャガチャ…

そこには鍵がかかっていた。
「な?!」
ここまで来て侵入拒否だと?!せっかくの好機だというのに!せっかく期待満面でいたというのに!
この行為に、さすがに月海の頭に血が上ってきた。
「ふざけるなミナト!汝はそこまで甲斐性なしなのか!観念して鍵を開けい!もはやそこからは逃げ
られぬのだぞ!!」
まるで立てこもり犯人に対する説得のような物言いで、月海はサッシをバンバンと叩いた。が、中から皆人の声は聞こえてこない。そのかわり……

「ン…、ンァッ!、そこ…そこいいです……」

風呂の壁に反響した、結の悩ましい声が返ってきた。
「なぬ?!」
結の声が聞こえ、月海は面食らった。確か結は外に出かけており、まだ出雲荘へは帰ってきていないはず。なのに、なぜ風呂場から結の声が聞こえるのだ?!
「結?!結なのか?!お主、いつの間に帰ってきていた……」

「ああんっ!皆人さん!そこ、そこ気持ちいいです〜〜〜〜!」

「な??!!」
次に聞こえてきた結の嬌声に、今度こそ月海は心底面食らった。
今の声から想像するに、風呂の中には皆人と結が一緒にいる。先ほど美哉と草野と松に会っているから、風呂の中には皆人と結しかいない。
そして、この二人はおそらく、情交に及んでいる………
「そ、そんなこと……二人で、睦み事を営む、だと……」
抜け駆けをしようと試みた月海だったが、逆に完全に結に抜け駆けをされた形になっていた。
「ゆ、ゆ、ゆ……」
月海の心にメラメラと嫉妬と羨望と怒りの炎が燃え広がってくる。
「許さんぞ結!!吾を出し抜いてミナトと繋がりを持とうとは言語道断!!
ミナト、汝も同罪じゃ!!浮気をした罪、七度死んでも許されぬと思えっ!!」
鍵が開かぬサッシに業を煮やした月海は、強行突破という暴挙に出た。
すなわち、脚で蹴破るということである。

バッシャァーン!

セキレイの持つ力で蹴られたサッシは到底耐えることは出来ず一瞬にして粉々になった。
そして、蹴破られたところから中に漂う湯気と甘い香気が月海のほうへザッと流れてきた。
「むぐっ!」
その香りの強さに一瞬月海は顔をしかめた。これはとても入浴剤といった類の香りではない。ここまで香りが強いと清涼感どころか胸焼けを起こしかねないからだ。
が、今の月海にそんなことは関係ない。ミナトと結に一発ブチかましてやらなければ気が済みそうにないからだ。
「こ、こらぁっ…!ミナト!結!!」
頭がくらくらしてきそうな芳香と湯気の中…、皆人と結は浴槽の手前でひとつになっていた。
「あん、あん!!皆人さん、凄いですぅ〜〜!!」
結のほうは腹ばいになって腰をあげ、挿されるごとにだらしなく顔を崩し快楽の叫びをあげており
「はあっ!はあっ、はぁっ!!」
皆人のほうはそんな結に血走った目を向けながら腰を掴み、獣のような声を上げながら抽送を繰り返していた。
ぱんっ、ぱんっと腰と腰がぶつかりあう音。その都度簀の子に飛び散る汗と淫水。尽きない嬌声…
「あ、あ、あ…」
月海の顔が真っ赤になると同時にわなわなと震えてくる。目の前で繰り広げられる情交に対し、腹立たしさとともに恥ずかしさも込み上げてきているのだ。
自分が皆人とこうなることを想像していなかったわけではない。こうしたことに関する知識も一応は頭にとどめておいたつもりだ。
しかし、いざ現実にこうして見せられるとその生々しさといやらしさは知識だけで持っていたものとは全く異なるリアルを月海の頭に叩き込んできた。
「………」
月海は暫くの間言葉を発することもそれまでめらめらと燃えていた怒りも忘れ、皆人と結の交わいをじっと眺めていた。それほど目の前に広がっていた光景は衝撃的なものだったのだ。
(な、なんだ……、あの二人を見ていたら、わ、吾も体が、熱く……)
湯気にのぼせたのか、二人の淫気にのぼせたのか、月海の体も次第に熱く火照り始めた。巻いているバスタオルが熱を篭らせ鬱陶しくなったのでぽいと投げ捨て、月海は潤んだ目を二人に向けたまま腰を落として腰下を弄り始めた。
「う…っ、あ、熱い……。こんな…吾が、こうも昂ぶるとは……」
月海は皆人と結のセックスをオカズにしながら、自らの股間を慰め続けていた。なぜか、風呂に入る前にあった二人への怒気は消え失せてしまっていた。
それからも月海は時折うわ言のように小声で呟きながらオナニーに没頭していた。
だから、結がふとした拍子に月海のほうを見たことで、初めて結は風呂場に月海が入ってきたことを知ったのだった。
「あ、あ…月海さぁん……。月海さんも入ってきたん、ですかぁ……」
「あ、ああ……」
月海はおもわずこく、と頷いてしまった。
「うふふ…、月海さぁん……。皆人さんと交わうの、とっても気持ちいいんですよぉ……
帰ってきて松さんたちから、皆人さんがあんっ!お、お風呂に入っているって聞かされて!お背中をお流ししようと入ったらんっ!なんか、とってもいやらしい気持ちになって…っ!
そのまま、皆人さんとっ!交わい続けて……、あんんっ!」
結は心底気持ちよさそうに顔を蕩かせ皆人の動きに身を任せている。それを見て、月海の心に別の欲求が芽生え始めていた。
(わ、私も……ミナトと交わいたい…!結ばかりミナトを独占して……)
皆人の肉棒を独占する結に対する羨望と嫉妬が入り混じった思い。その思いは、それまで淫に爛れていた月海の心に黒い炎を灯していた。
(独占して……独占?!ミナトを、結が独占している?!)
そして、偶然だがその思いが風呂場に入る前の怒りの感情を再び思い起こさせることになった。
「む……結!!貴様、吾になんの断りもなしにミナトと情交に及びおってぇ!!
事と次第によらなくても、ただで済むとは思うまいな!!」
それまで情欲に潤んでいた月海の眼は、今は怒りにより真っ赤に燃え上がっている。
「吾を謀ってまでして、そこまでミナトを独占したいのか、貴様は!!」
今にも結の首根っこを捻じ切りそうな殺気を向けている月海に対し、結はいまだにへらへらとだらしない笑みを浮かべながらとろんとしている。
「えぇ…?そんなこと、ありませんよぉ……。私、皆人さんを自分だけのものにしようなんて気は全然ないんですから……
皆人さんのおちんぽさんは、みんなのものじゃないですかぁ…
なんでしたら、月海さんも皆人さんに挿されてもらいましょうよぉ……
すっごく、すっごく気持ちいいですから……」
「なっ?!」
皆人に挿される。その言葉で月海はカァッと顔を赤く染めたがそれくらいでは怒りは収まらない。
「ざ、戯言抜かすな!ミナトをその手にしているから余裕を持ちおって!
やはり貴様などにミナトはやれぬ!ミナトは吾のものじゃ!!」
「だからぁ…、私は皆人さんを手に入れようなんて思っていません……
私は皆人さんより、もっともっとずっと大事な人がいるのですから………」
結の言動が次第におかしくなってきている。セキレイの結の葦牙である皆人をまるでいらないと言っているような言葉づかいは、どう考えてもありえない。
だが、頭に血が上った月海にはそれに気づくことはない。
「皆人さんは、とっても気持ちのいいハメ棒……。みんなを気持ちよくさせる淫隷人……」
「訳のわからぬことを抜かすでないわーっ!!」
月海がもう我慢できないとばかりに、結に向って渾身の拳骨を振るおうと振りかぶったその時
「あら、出雲荘で暴力沙汰は許しませんって言いましたわよね」
いつの間に風呂場に入ってきたのか、美哉が月海の腕をしっかと握り締めていた。
「な?!お、大家殿!!」
「ダメですよ月海さん。女の人がそう簡単に暴力をふるっては」
美哉は笑みを絶やさぬまま月海の手を掴み続けている。その膂力は凄く、月海が渾身の力をこめてもまるで外れはしない。
「で、では大家殿!あの二人はどうなのじゃ!
ふ、不順異性交遊は確か出雲荘では禁じられているのではなかったのか?!」
確かに以前、美哉はそんなことを言っていた気がする。それに照らし合わせれば今目の前で乳繰り合っている皆人と結は思い切りその条項に抵触しているはずだ。が、
「ええそうです。でも、あの皆人さんと結さんの行為は問題はないのです」
美哉は、なぜか二人の情交を容認してしまった。
「な、なぜじゃ!!あれはどう見てもダメであろう!な、大家殿!」
まさか否定されるとは思わなかった月海は焦りながら美哉に同意を求めたが、美哉は意にも介さない。
「ダメではありません。あれは不順異性交遊ではなく、神聖な儀式なのですから…」
「ぎ、儀式……じゃと……?!」
裸で抱き合い、肉欲を交し合うことの何が神聖な行為なのか、月海には訳がわからなかった。
「そう。体の中に魔因子を注ぎ込み、ダーククロスの忠実な下僕にするための大事な儀式…」
そう言い放った美哉の顔が、微笑みを貼り付けたままどんどん邪悪に染まってきている。
「だ、だーく、くろす……?」
「そうです。この世に顕現なさったすべての世界を統べるお方、ダークサタン様が率いる組織ダー
ククロス。みなさんはそのダーククロスの一員として選ばれる栄誉を手にしたのですよ」
「??」
要領を得ない美哉の言葉に、月海は頭を捻った。
「大家殿?大家殿は一体何を言いたいのじゃ?!」
「ふふ…。つまり、こういうことですよ」

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