2008年12月29日
『闇の狭間の淫略〜淫水魔月海』 Part5
「ふうっ!ふうっ!」
だが、そのまま皆人は抽送をはじめ、月海の膣は皆人の肉竿に擦られ血が滲み出てくる。
「や、やめよミナト…、い、いだい……。もっと、ゆっくり……ぃ!」
月海は弱弱しい声を上げて皆人に頼み込むが、皆人はもちろん聞く耳はもたない。
これは愛のあるセックスではない。月海の体にダーククロスの魔因子を注ぎ込む儀式なのだ。
「どうですか月海さん。皆人さんのおちんぽ、すっごく気持ちいいですよね?」
「私たちもみなたんから魔因子を貰って、ダーククロスの素晴らしさに目覚めたんですよ」
「くーも…すっごく、きもちよかったのぉ……」
三者三様の淫怪人がそれぞれ月海に言葉を投げかけてくる。その言葉と放たれる淫力は苦痛に歪む月海の心にどろどろと溶け込み、痛みを別なものに塗り替えていっている。
(こ、これが……きもちいいというのか……?!)
痛みでろくに見えない目に、自分に向けて腰を振っている皆人が入ってくる。どんな形であれ、どのような状況であれ、たとえ皆人が人間をやめていたとしても、現在皆人の体は月海が独占している。
(今…ミナトは吾しか見ていない……)
そんな、酷く狂った優越感が月海の心にじわじわと染み出してきている。あるいは、他の三人も皆人と体を重ねていた時に同じ気持ちになっていたのかもしれない。
だからこそ、容易くその心を闇に堕してしまったのかもしれない。
そして、また月海も。
「あぁっ…、ミナト!吾のミナト!もっとじゃ!もっと吾を感じてくれ!!
吾を、汝のもので染め抜いてくれ!吾を、ただ吾のみを心に留めてくれぃ!」
自分が皆人を独占していると錯覚させてしまった月海は、皆人が与えるすべてのものを受け入れ取り込もうとしていた。例えそれが痛みであったとしても、闇への入り口であったとしても。
「早う、早う汝の迸りをくれぃ!本当の意味で、吾を汝の物としてくれ!!」
「佐橋さん、月海さんもああいっておられることですし…そろそろ射精なさってはどうですか?」
「はあっ!ああっ!!ああっ!!」
美哉に射精を促され、皆人の腰のペースが増してきた。淫隷人の皆人にとって淫怪人の美哉の命令は絶対だ。
「うお、うおおーっ!!」
そして月海の体に埋まる皆人のペニスがビクビクと爆ぜ…、月海の体の中にとてもこれまで射精しまくったとは思えないほどの量が流し込まれた。
「!!うあぁーーっ!!」
その厚さに月海が一瞬にして高みに昇ったその時、精液の中に大量に含まれた魔因子が月海の子宮内粘膜を通じて一気に拡散し、月海の全身の細胞にダーククロスのDNAを染み込ませていった。
「い、あ……!」
その瞬間、月海の心の大部分を占めていた皆人への想いはダークサタンへの忠誠心に塗り替えられ知りもしないダーククロスの知識が脳内に強引に焼き付けられ、すべての行動の第一はダーククロスのためという認識に摩り替わっていった。
「はあぁぁ……」
いまだに流し込まれる皆人の精液を、月海はうっとりとした心地で受け止めていた。
「うはぁぁ……。ダ、ダークサタン様への想いで心が満たされてゆく…。こ、心地よいぞぉ……」
体の中に精液と共に魔因子が注がれていく毎に、月海の体と心はダーククロスのものへと変わっていく。
その手はいまだに皆人をしっかりと抱きかかえてはいるものの、月海の心は既に皆人にはなかった。
「ククク…。どうやら月海さんもダーククロスの素晴らしさを知っていただけたようですね。
では、月海さんにもダークサタン様の魔精を注いであげましょうか……」
結と松の手で皆人がどかされ、かわりに美哉が口から触手を伸ばして自分の股に近づいてくる。
「あぁ…大家殿。いや、美哉様……。は、はやく吾にダークサタン様の触手を…、おぉ……」
自分の体を決定的に作り変える触手が埋められていく様を、月海は期待に胸を弾ませながら眺めていた…
「イーッ!ハイル・ダーククロス!」
美哉達の前に、新しく生まれた淫怪人が佇んでいる。
その体は透明なゼリー状のもので構成され、ふるふると不思議な光沢を放っている。
「くくく…、これが吾の新しい体……。素晴らしいぞ……。これぞ水を操る吾に相応しい本来の吾の姿なのじゃ…」
月海は淫怪人と化した自分の体に惚れ惚れしていた。今までは水を呼び出す必要があったのだが、今は自分の体を水化して様々な力を振るうことが可能になっていた。
「吾は…吾は淫水魔・月海。この力を振るって、下等な人間どもをダーククロスへと導いてくれよう…」
月海の瞳に邪悪な光がギラリと光る。月海も他の淫怪人化したセキレイと同様、身も心も完全にダーククロスへと堕ちていた。
「ふふっ、月海さん……」
月海の下へ結が近づいてくる。
「月海さんもわかりましたよね?皆人さんよりもっともっと大事な人がいるって事を…」
「うむ。ダークサタン様をこの身で感じられるようになって、その偉大さが身に染みて分かるようになったぞ。確かにミナトも大事には違いないが、ダークサタン様とは比べようはずがない」
結の心にも月海の心にも、ダーククロスの淫怪人になったことへの誇らしさと、ダークサタンへの忠誠心が隅々まで行き渡っている。
「そうです。そして、このことをもっともっと、皆さんに教えていかなければいけないんですよ」
「ああ、他の人間にも、セキレイにものう……」
この新東帝都に散らばる無数のセキレイ。それをその手で淫に染めることを夢想し、結も月海も思わず興奮して股間を濡らしてしまった。
「ね、ねぇ月海さん……。私、体に火がついてしまいました……」
「わ、吾もだ…。の、のぅ…、いっそこのままミナトと一緒に、交わらぬか……」
体の火照りを我慢できなくなったのかそのまま結と月海は皆人へと覆い被さり、皆人の腰に月海、顔に結が跨りながら、あさましくその肉体を貪り始めた。
「ふあぁっ!つ、月海さんの体…ぷるぷるで冷たくて、気持ちいいです…」
「結…汝の体も、つるりとした鱗がなんとも言えない感触で……」
皆人に跨ったまま月海と結は互いの体に舌を這わせ、人ならざる感触を五感で堪能していた。
「ああずるい!松も混ぜてくださいです!」
「…くーも……」
勿論、残り二羽のセキレイ…、もとい淫怪人も混ざっていったのは言うまでもない。
出雲荘の風呂場の中では、いつ果てるとも知れない淫怪人同士の乱交が延々と交わされていった…
「ただいま〜美哉」
日が傾き始めた空、出雲荘へまた一人帰ってきたセキレイがいた。
「あら、うずめさんお帰りなさい。今お風呂が湧いていますけれど夕ご飯の前に入りますか?」
「そうだね。先に汗を流しておくわ〜〜」
どたどたと音を立てて廊下を走っていくうずめを、美哉はニタニタと笑いながら見送った。
「どうぞ、ごゆっくり……と中にいる皆さんの餌食になってください、ね。くくく…」
終
ご感想があれば、いなづ様宛にコメント欄にお願いします。
だが、そのまま皆人は抽送をはじめ、月海の膣は皆人の肉竿に擦られ血が滲み出てくる。
「や、やめよミナト…、い、いだい……。もっと、ゆっくり……ぃ!」
月海は弱弱しい声を上げて皆人に頼み込むが、皆人はもちろん聞く耳はもたない。
これは愛のあるセックスではない。月海の体にダーククロスの魔因子を注ぎ込む儀式なのだ。
「どうですか月海さん。皆人さんのおちんぽ、すっごく気持ちいいですよね?」
「私たちもみなたんから魔因子を貰って、ダーククロスの素晴らしさに目覚めたんですよ」
「くーも…すっごく、きもちよかったのぉ……」
三者三様の淫怪人がそれぞれ月海に言葉を投げかけてくる。その言葉と放たれる淫力は苦痛に歪む月海の心にどろどろと溶け込み、痛みを別なものに塗り替えていっている。
(こ、これが……きもちいいというのか……?!)
痛みでろくに見えない目に、自分に向けて腰を振っている皆人が入ってくる。どんな形であれ、どのような状況であれ、たとえ皆人が人間をやめていたとしても、現在皆人の体は月海が独占している。
(今…ミナトは吾しか見ていない……)
そんな、酷く狂った優越感が月海の心にじわじわと染み出してきている。あるいは、他の三人も皆人と体を重ねていた時に同じ気持ちになっていたのかもしれない。
だからこそ、容易くその心を闇に堕してしまったのかもしれない。
そして、また月海も。
「あぁっ…、ミナト!吾のミナト!もっとじゃ!もっと吾を感じてくれ!!
吾を、汝のもので染め抜いてくれ!吾を、ただ吾のみを心に留めてくれぃ!」
自分が皆人を独占していると錯覚させてしまった月海は、皆人が与えるすべてのものを受け入れ取り込もうとしていた。例えそれが痛みであったとしても、闇への入り口であったとしても。
「早う、早う汝の迸りをくれぃ!本当の意味で、吾を汝の物としてくれ!!」
「佐橋さん、月海さんもああいっておられることですし…そろそろ射精なさってはどうですか?」
「はあっ!ああっ!!ああっ!!」
美哉に射精を促され、皆人の腰のペースが増してきた。淫隷人の皆人にとって淫怪人の美哉の命令は絶対だ。
「うお、うおおーっ!!」
そして月海の体に埋まる皆人のペニスがビクビクと爆ぜ…、月海の体の中にとてもこれまで射精しまくったとは思えないほどの量が流し込まれた。
「!!うあぁーーっ!!」
その厚さに月海が一瞬にして高みに昇ったその時、精液の中に大量に含まれた魔因子が月海の子宮内粘膜を通じて一気に拡散し、月海の全身の細胞にダーククロスのDNAを染み込ませていった。
「い、あ……!」
その瞬間、月海の心の大部分を占めていた皆人への想いはダークサタンへの忠誠心に塗り替えられ知りもしないダーククロスの知識が脳内に強引に焼き付けられ、すべての行動の第一はダーククロスのためという認識に摩り替わっていった。
「はあぁぁ……」
いまだに流し込まれる皆人の精液を、月海はうっとりとした心地で受け止めていた。
「うはぁぁ……。ダ、ダークサタン様への想いで心が満たされてゆく…。こ、心地よいぞぉ……」
体の中に精液と共に魔因子が注がれていく毎に、月海の体と心はダーククロスのものへと変わっていく。
その手はいまだに皆人をしっかりと抱きかかえてはいるものの、月海の心は既に皆人にはなかった。
「ククク…。どうやら月海さんもダーククロスの素晴らしさを知っていただけたようですね。
では、月海さんにもダークサタン様の魔精を注いであげましょうか……」
結と松の手で皆人がどかされ、かわりに美哉が口から触手を伸ばして自分の股に近づいてくる。
「あぁ…大家殿。いや、美哉様……。は、はやく吾にダークサタン様の触手を…、おぉ……」
自分の体を決定的に作り変える触手が埋められていく様を、月海は期待に胸を弾ませながら眺めていた…
「イーッ!ハイル・ダーククロス!」
美哉達の前に、新しく生まれた淫怪人が佇んでいる。
その体は透明なゼリー状のもので構成され、ふるふると不思議な光沢を放っている。
「くくく…、これが吾の新しい体……。素晴らしいぞ……。これぞ水を操る吾に相応しい本来の吾の姿なのじゃ…」
月海は淫怪人と化した自分の体に惚れ惚れしていた。今までは水を呼び出す必要があったのだが、今は自分の体を水化して様々な力を振るうことが可能になっていた。
「吾は…吾は淫水魔・月海。この力を振るって、下等な人間どもをダーククロスへと導いてくれよう…」
月海の瞳に邪悪な光がギラリと光る。月海も他の淫怪人化したセキレイと同様、身も心も完全にダーククロスへと堕ちていた。
「ふふっ、月海さん……」
月海の下へ結が近づいてくる。
「月海さんもわかりましたよね?皆人さんよりもっともっと大事な人がいるって事を…」
「うむ。ダークサタン様をこの身で感じられるようになって、その偉大さが身に染みて分かるようになったぞ。確かにミナトも大事には違いないが、ダークサタン様とは比べようはずがない」
結の心にも月海の心にも、ダーククロスの淫怪人になったことへの誇らしさと、ダークサタンへの忠誠心が隅々まで行き渡っている。
「そうです。そして、このことをもっともっと、皆さんに教えていかなければいけないんですよ」
「ああ、他の人間にも、セキレイにものう……」
この新東帝都に散らばる無数のセキレイ。それをその手で淫に染めることを夢想し、結も月海も思わず興奮して股間を濡らしてしまった。
「ね、ねぇ月海さん……。私、体に火がついてしまいました……」
「わ、吾もだ…。の、のぅ…、いっそこのままミナトと一緒に、交わらぬか……」
体の火照りを我慢できなくなったのかそのまま結と月海は皆人へと覆い被さり、皆人の腰に月海、顔に結が跨りながら、あさましくその肉体を貪り始めた。
「ふあぁっ!つ、月海さんの体…ぷるぷるで冷たくて、気持ちいいです…」
「結…汝の体も、つるりとした鱗がなんとも言えない感触で……」
皆人に跨ったまま月海と結は互いの体に舌を這わせ、人ならざる感触を五感で堪能していた。
「ああずるい!松も混ぜてくださいです!」
「…くーも……」
勿論、残り二羽のセキレイ…、もとい淫怪人も混ざっていったのは言うまでもない。
出雲荘の風呂場の中では、いつ果てるとも知れない淫怪人同士の乱交が延々と交わされていった…
「ただいま〜美哉」
日が傾き始めた空、出雲荘へまた一人帰ってきたセキレイがいた。
「あら、うずめさんお帰りなさい。今お風呂が湧いていますけれど夕ご飯の前に入りますか?」
「そうだね。先に汗を流しておくわ〜〜」
どたどたと音を立てて廊下を走っていくうずめを、美哉はニタニタと笑いながら見送った。
「どうぞ、ごゆっくり……と中にいる皆さんの餌食になってください、ね。くくく…」
終
ご感想があれば、いなづ様宛にコメント欄にお願いします。
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